春からトライ!意外と知らないおむつ外しの始め方
暖かくなってきて、おむつ外しがやりやすくなってきました。夏に向けて、そろそろトイトレしようと思っているママも多いのでは?と思います。間違った始め方で、トイレが嫌!!となる前に、ステップを踏みながらおむつを外していく方法をご紹介します。
排泄のしつけ、といえば最初からトイレに連れて行くものだと思っていませんか?トイレトレーニングという言葉があるように、トイレに連れていくことからスタートするママも多いですよね。これは間違いではないですが、うまくいかないこともあるのです。
実は赤ちゃんや小さなこどもは、自分が排泄していることに気づいていないことも多いです。おむつの吸収力がとってもいいので、おしっこしたとたんにシュッと吸収。こどもは自分がおしっこしている事実に気づいていません。なので、まず最初に自分からおしっこやウンチが出ていることをわかってもらいましょう。おしっこをしているとわかっていなければ、おしっこを我慢することもできません。膀胱も筋肉なので、我慢することでふくらみ、おしっこをだんだんと溜められるようになっていくのです。
目次
それでは、どうやって進めていくのかの具体的な方法です。
「もらす」経験をさせる
まず最初は、おむつを外しておく時間を作ります。今までずっと紙おむつだったところから、「もらす」という経験をさせてあげます。それによっておしっこがどんなものであるか、例えば温かい、びちゃびちゃする、足をつたっていく、匂うなど、こども自身が感じることができます。おしっこをしているという事実をわかってもらうのです。この経験をさせることに重点を置くのがポイント。おまるやトイレに連れて行くのを焦ってはいけません。おもらしをする、ということはリビングなどのお部屋が汚れるのが心配かもしれませんが、1日に15分や30分からでも大丈夫です。汚れてはいけないものは片付けて、こどもの排泄に向き合ってみましょう。
おしっこと音を結び付ける
次におしっこをしているところを見たら、しーしー、ちーちー等の音でおしっこと音を結び付けて覚えてもらいます。こども自身は言葉がうまく話せなくて伝えられなくても、聞いたことは理解していることも多いです。水音を連想させるような言葉が効果的です。
オマルやトイレに座らせてみる
そして上の二つができるようになってきた、しっかりと理解しているとわかってから、最後にオマルやトイレで排泄させてみましょう。初めは座ることを怖がるかもしれません。まずは服を着たまま座らせるのもいいですね。手遊び、絵本を読むなど、トイレを怖がらせない工夫をしてみるのもおすすめです。
排泄が早く自立してほしい!というのは親の気持ちです。焦らず、こどもの様子を見ながら向き合っていくことが大切。親はお手伝いする立場です。自然な排泄はこの順番で進めていくと無理がありません。今日から1日15分でも、ぜひトライしてみてください。詳しく知りたい、相談したいことがある方のために「おむつ外し講座」も定期的に開催しています。
赤ちゃんの寝かしつけとおむつ外しアドバイザー鬼頭(きとう)なおこ
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