ペットと赤ちゃんの同居で気をつけること

この記事は2019年5月1日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

厚生労働省から「都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数」というデータが発表されていることをご存知ですか? そのデータから算出した飼育率によると、岐阜県は犬の飼育率が全国第3位! ペットと共に暮らしている世帯が非常に多いことが分かり、興味深いですね。ペットを飼っているご家庭が気になる「ペットと赤ちゃんの暮らし」。実家で犬や猫を飼っているけど、里帰り出産中何に気をつけたらいいかな・・・・・・というプレママも必見です!

 

目次

ペットと赤ちゃんを一緒に育てるメリット

ペットと暮らしているご家庭では、赤ちゃんとペットの同居を考えたときに心配なことや注意すべきことばかり頭をよぎってしまいます。特に産まれたばかりの赤ちゃんだと、神経質になりがちですね。でも、赤ちゃんとペットを一緒に育てることはデメリットばかりではありません。

赤ちゃんの心や感情の成長を促す

小さな頃から一緒に過ごすペットは、赤ちゃんにとってかけがえのない家族であり、友達です。動物をはじめ、さまざまなものに対して優しい心や愛情を持つことを自然と学習でき、また、動物の老いや病気、生死を間近に体験することで、命の大切さを学ぶことができます。

赤ちゃんの免疫力の向上に期待できる

世界中の医師が注目し、メディアにも幾度も取り上げられている「エンドトキシン」という成分をご存知ですか? 小動物のフンに含まれる成分で、空気中に浮遊している状態で赤ちゃんがその中で過ごすと、免疫力の向上が期待できるという効果も発表されています。赤ちゃんがペットと一緒に暮らすことで、同じような効果が期待できるかもしれませんね。

赤ちゃんを迎える準備

赤ちゃんをペットのいる自宅に迎える前に、ペットの状態や飼い方を確認してみましょう。赤ちゃんが生まれる前に以下の項目をクリアし、安心して赤ちゃんを迎えられる準備ができるといいですね! 特に妊娠中から新たに飼い始めたペットであれば、要チェックです。

・トイレトレーニングが済んでいるか
・予防接種などを含め、普段の健康管理に気をつけているか
・シャンプーやブラッシング、爪切りや適度なトリミングを行っているか
・室内犬の場合、散歩後に足を洗う習慣があるか
・猫の場合、完全室内飼いであるか
・人間に対して攻撃的ではなく、飼い主と信頼関係が結べているか
・ペットの毛がこまめに掃除されているか
・飼い主がペットの正確を理解できているか

ペットの普段の状態だけではなく、健康面、衛生面での飼い主の意識も重要なポイントとなってきます。すぐに習慣化するには難しい項目もありますので、余裕を持って見直したいですね。

ペットと赤ちゃんが過ごす部屋の注意点

実際に赤ちゃんがペットのいる自宅にやってきた際の、お部屋の注意点を詳しくご紹介しましょう。

少しずつ慣れさせる

ペットをはじめ、動物はにおいに敏感です。いきなり赤ちゃんと同室で過ごすことはペットにとってストレスになります。赤ちゃんと毎日少しずつ対面し、においを覚えさせることから始め、新しい家族が増えたと徐々に認識させていきましょう。

こまめな掃除を徹底!

ごくまれだと言われていますが、ペットの毛から、アレルギーやぜんそくになってしまうというケースも。同じ部屋で過ごすとなると、完全に毛を取り除くことは不可能ですので、赤ちゃんがペットの毛を食べてしまったり、舐めてしまわないように室内を常に清潔に保つことが大切です。また、赤ちゃんの衛生面と安全面を考慮すると寝室は分けるようにしましょう。

ペットのえさ皿、トイレは遠ざける

赤ちゃんのつかまり立ちやはいはいが始まると、予想外の場所に移動したり、物をつかんでいたりとびっくりすることもしばしば。触れるものは何でも口に入れてしまう時期は、トイレやえさ皿も舐めてしまうことも! 赤ちゃんが触れられない場所に移動したり、遠ざけたりと工夫が必要です。

目を離さない

ママが一番心配なのが、ペットが赤ちゃんに噛み付いたり、引っかいたりしないか、と言うことではないでしょうか。赤ちゃんとの信頼関係ができているから大丈夫だと安心してちょっと目を放した隙に思わぬ事故になるケースもあるので、なるべく目を離さないように心がけましょう。ママがトイレに行ったり、家事などで赤ちゃんに目が届かない場合は、赤ちゃんをペットが近寄れないベビーベッドやベビーサークルに入れたり、逆にペットを柵に入れたりして距離を取ると安心です。

ペットが犬の場合の気をつけるべきポイント

まず、犬は群れで生活する動物であることを前提に置いてください。一緒に生活している家族を自分の群れの一員を認識し、その群れの中でも序列をつけて生活しています。そのため、犬が自分は赤ちゃんよりも上位だと認識してしまうと、赤ちゃんにけがをさせてしまったり、思わぬ事故になりかねません。肝心なのは最初です。赤ちゃんは家族の一員であり、犬よりも上位の存在であることを犬に認識させるように、家族がふるまう必要があります。その際、飼い主や家族と正しい信頼関係が結ばれていなければ失敗してしまう可能性もあるので、赤ちゃんとの同居以前から信頼関係の構築を見直したいですね!

 

ペットが猫の場合の気をつけるべきポイント

猫は犬とは違い単独で生活します。猫は自分の居心地のよい空間を確保することを大切にしているので、赤ちゃんが猫の空間やペースを乱さなければ、神経質にならなくても比較的楽に一緒に育てることができると言われています。また、人獣共通感染症で特に猫から人に感染しやすいと言われている「トキソプラズマ感染症」。人への感染はごくまれだと言われていますが、感染のリスクを知り、普段から予防するよう心がけましょう。主な感染経路は猫のフンなので、前述の通り猫のトイレに赤ちゃんが近づかないよう工夫しましょう。

 

ペットのストレス

飼い主や家族が赤ちゃん第一になることは自然ですが、ペットである犬や猫にもストレスがかかることがあります。特に犬の場合、突然やってきた赤ちゃんが家族の愛情を独占し、一家の主役になってしまうと、やきもちを焼いたり混乱することも。それによりよく吠えるようになったり、突然噛み付いたりなど異常行動を起こす場合もあります。ペットの様子がおかしいな、と思ったら、スキンシップを心がけるようにしましょう。「赤ちゃんも大切だけど、あなたも変わらず大切だよ」という気持ちを持って接することにより、異常行動は落ち着くと言われています。

まとめ

ペットのいる環境で赤ちゃんを育てることは、ペットの基本的なしつけができており、健康と衛生面に気を配れば、大きな問題はないようですね! 家族みんながペットとかけがえのない時間を過ごせることだと思います。

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ナノマム編集部

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