双子育児の準備と心構え

この記事は2019年4月17日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

双子の妊娠を知ったとき、喜びも倍の反面、双子の子育て経験者が周りにいない場合は情報不足で不安なこともありませんか? 特に初めての妊娠の場合、分からないことだらけでしょう。岐阜県では「ぎふ多胎ネット」という団体が、双子ちゃんの育児をさまざまな面でサポートする活動をしています。多胎プレパパ、ママ教室も毎月開催されているようなので、足を運んで心の準備から始めるのもいいかもしれませんね! 今回は、妊娠中にできる双子育児のための準備と心構えを簡単にまとめましたので、こちらもぜひ参考にしてください。

 

目次

双子の出産準備はいつから始める?

出産準備は、プレママにとっての楽しみのひとつ。特に双子のプレママは揃える数も多いので、つわりが落ち着き、安定期に入ったら積極的に出産準備を進めましょう。目安は、妊娠7か月くらいまでには始めておくと安心です。というのも、双胎は出産が早まるケースが珍しくないそう。それだけではなく、突然体調を崩したり、リスクが高いと診断された場合は管理入院が必要なことも。パパや周りの家族が準備することも可能ですが、なるべくママが使いやすく、納得いったものを購入するために早めに計画を立てるとベストです。

 

費用を抑えるコツ

双子育児で気になるのが出産、育児のための費用です。なにもかも二人分揃えるのではなく、賢く準備することによって出費を抑えることができます。プレママが産後の育児状況を想像することは難しいので、積極的に先輩双子ママと相談してみたり、SNSなどで情報を集めましょう!

コツ1 ポイントやセールを上手く利用してお買い物!

今はどこのお店に行ってお買い物をしても、ほとんどと言っていいほど付くのがポイント。しかしネット情報やチラシなどから安さを求めてあちらこちらのお店で買い物をしてしまい、ポイントカードだけが増えていく・・・・・・なんてことはありませんか? これから始まる長い育児のことを考えて、ポイントをまとめるために決まったショップで購入することをおすすめします。おむつやおしりふきなどの消耗品や、必ず必要なミルクの通常販売価格をチェックしたり、ポイントの還元率なども含めて通うお店を決めるといいでしょう。

コツ2 消耗品はまとめ買いやネット通販で購入

事情でどうしても家族や知人に頼れなかったりする場合、産後間もない双子を連れて買い物に行くのも一苦労。そんな困ったときはネット通販でおむつなどのまとめ買いや定期便を利用することによって、場合によっては店頭よりも費用を抑えることができ、買い物をする手間もなくなり一石二鳥! ママやパパのライフスタイルを話し合い、無理のない生活ができるように工夫しましょう。

コツ3 レンタルできるものはとことん利用!

ベビーベッドやスリングなど、大型で限られた期間でしか使用しないアイテムは、レンタルすることがおすすめです。ひとつあるだけでも場所を取るものをふたつも買い揃え、数か月でお蔵入り、というのももったいない気がしますね。たくさんのレンタルショップが検索できるので、気になるアイテムを探してみて!

双子妊娠中の心構え

心構え1 出産準備は早めに!

双子の出産は、前述の通り出産が早まったり、状態によっては緊急入院しなければいけなかったりなど、予想外の事が起きやすいことを忘れないようにしましょう。妊娠初期のつわりが落ち着き、体調が整い次第なるべく早めに出産準備を進めることをおすすめします。

心構え2 家事、育児の引継ぎは、家族全員で

ママが緊急入院などで急に家を空けることになった場合、パパや家族が家事や生活で困ってしまうのが悩みですね。まず、入院に必要なママのグッズをまとめ、自宅の目立つ場所に置いておくと、緊急入院時の対応がスムーズにいくでしょう。また、上の子がいる場合は園や学校の登下校時間や毎日の持ち物など、教育関連をママが全て担当している場合は注意です。妊娠が分かったらパパや家族に手伝ってもらうようにすることで、いざとなったとき困りません。その他に、日用品の置き場所や支払い、ごみ出しの日など、一日では引継ぎできないので、パパも家族も積極的に家事育児に参加しましょう。「上の子が急な発熱で病院にいく場合は」、「幼稚園からお迎えの電話がかかってきたら」など、さまざまなことを想定しながら準備していきましょう。

心構え3 職場の引継ぎも早めに

産休に入るまで仕事をしている方もたくさんいますので、急な入院や出産に備えて、職場での早めの引継ぎも忘れずに。体調がよくても、急な変化が訪れやすいのが多胎妊娠時。「私は大丈夫」と思わずに、上司に事情を説明し、緊急入院や管理入院が予想されることを前もって説明しておくといいでしょう。また、早めに少しずつ仕事の引継ぎやフォローの体制を整えるなど工夫することで、万が一の際に安心ですね。

 

双子育児の心構え

心構え1 分からなくて当たり前! SNSで情報収集

双子の子育て経験のあるママを探そうと思っても、なかなか身近にいないもの。しかし、今はさまざまなSNSを通じて、見ず知らずの人とコミュニケーションが取れる時代です。キーワードやハッシュタグなどいろいろな検索方法で、自分がほしい情報を持った双子ママにめぐり合えることもできます。双子育児が始まると、まとまった自分のための時間が取りづらくなるので、お昼寝などすきま時間を見つけて検索したり、相手に質問したりして情報を集めましょう!

心構え2 完全母乳にこだわらない

筆者のご近所さんに、今は小学生となる双子ママがいます。双子のお子さんの乳児期についてお話を聞くと、夜中の授乳はほぼミルクだったそう。夜中は二人がほぼ同時に泣くことがほとんどだったようで、始めは多少無理をしてでも母乳をあげていたそうですが、体が十分に休まらず、次第に日中の育児にも支障をきたす事があったそうです。そこで、パパと協力して夜中の授乳はミルクに切り替え、心身のバランスを保つことで乳児期を乗り越えた、というママもいます。「完全母乳育児」が盛んに謳われている現代、双子ママだけではなく産後のママたちにプレッシャーを与えているのは言うまでもありません。ママの心身が健康な状態であってこそ育児が成り立つのですから、気負いせずにミルクに頼るべき時は頼りましょう!

心構え3 我慢せずに家族に頼ったり、ファミリーサポートなどを利用する

赤ちゃん一人でも大変なのに、双子となると倍大変です。ママ一人で全てやることは無理だと思って割り切りましょう。産後のママの体を少しでも休めるために、あらかじめパパや家族にサポートをお願いできるといいですね。時間を決めて赤ちゃんのお世話をお願いしたり、お風呂担当、ミルク担当など役を割り振って協力してもらうなど、家族の生活スタイルに合わせたサポート方法をお願いするのがコツです。家族が遠方で頼れなかったり、パパが家を空けることが多いなどで身内のサポートを期待できない場合は、市や自治体などの制度を確認してみましょう。少子化対策として、ほとんどの市町村でファミリーサポートなど子育て支援が充実しています。また、時には有料のファミリーサポートやベビーシッターも利用することをおすすめします。多少費用がかかっても、毎日利用するわけではありませんし、永遠に乳児期が続くこともありません。ママの心のバランスが崩れてしまっては遅いので、ちょっと「心が危ないかな」と思ったら、プロにお願いしてみましょう。きっと、ママに少しだけ余裕ができるかと思います。

まとめ

双子育児は経験者でないと分からない喜びと苦労があります。妊娠時から上手く情報を集めて準備をしたり、心構えを頭のすみに入れておくと安心です。家族のサポートと支援制度の利用も、きっとママやパパを助けてくれるでしょう!

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ナノマム編集部

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