きょうだい喧嘩の仲裁のコツ

この記事は2019年4月10日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

子どもたちが成長するにつれて、ママやパパの悩みの種となるのがきょうだい喧嘩。年の差が近いきょうだいほど激しくなり、手をつけられなくて困っているというご家庭も多いのでは? 2010年と少し古いデータですが、国勢調査から割り出した「兄弟姉妹数ランキング」で、岐阜県は全国で15位という結果でした。全国的に見ても、複数のきょうだいを持つ世帯が多いことが分かりますね。今回は、ママやパパがきょうだい喧嘩の仲裁に入る際のコツをまとめてみました。ぜひ参考にしてください!

目次

きょうだい喧嘩の原因とは

小さい子ども同士のきょうだい喧嘩の原因として主に考えられるのは、遊びの延長でケンカに発展することが多いようです。特に、年の差が近いきょうだいほど力や言葉の発達の差もあまり変わらないので、時に仲裁に入るママも手のつけようがないような激しい喧嘩に発展することも。

・相手が遊んでいるおもちゃを無理やり取った
・相手に傷つくような言葉を言った
・押したり叩かれたりした

このような些細なことでも、喧嘩が勃発します。幼稚園や保育園では大人しく、喧嘩とは無縁なのに、家庭内ではいつもきょうだいとの喧嘩が絶えない・・・・・・と悩むママもいるようですが、それはママやパパ、家族がいる場所で安心しているという証拠。成長の過程で必要な甘えなので、珍しいことではありません。

仲裁するときのコツ

コツ1 きょうだい間で解決できるか見守る

喧嘩の始まりで、相手との言い合い程度であれば、きょうだい間で解決できるのか少し様子を見ましょう。叩く、蹴るなどの暴力を交えた喧嘩であれば、すぐに仲裁に入り、お互いに距離を置かせ冷静になるように声をかけます。

コツ2 できるだけ双方の気持ちを聞きだす

どちらか一方、または双方が泣いていて、冷静に話せない状態であればすぐに泣き止ませようとはせず、抱きしめたり手を握ってあげたりして少し様子を見ましょう。徐々に子どもの気持ちが落ち着いてきたら、「何が起こったの?」「どうしたかったの?」と子どもの気持ちを引き出してあげてください。双方の話を引き出してから、何が起こったのか状況を判断しましょう。

コツ3 日頃から愛情を伝えていれば叱っても問題ナシ

喧嘩の状況が分かり、双方の気持ちを理解したらアドバイスに入ります。一つのものを二人が使いたいのであれば、どちらかが先に譲ってあげるように促したりなど、きょうだいでは解決できない状況のお手伝いをしてあげましょう。手を出したりなどの暴力や、傷つくような言葉を相手に言ったりなど、ママが「これはダメ」と思うことはきちんと叱りましょう。どちらか一方を責めるということではなく、暴力や言葉そのものを使うことに対して叱ることがコツです。日頃から子どもたちに愛情表現ができていれば、多少厳しく叱っても問題はありません。

コツ4 言葉で表現できない頃の子どもの場合は、ママが代弁

2~3歳頃は、知っている単語数も少なくまだまだ自分の気持ちを言葉にすることが難しい時期です。しかし物を投げたり、叩く、つねるなどはできるので、物を取られた、押されたなど嫌な気持ちになった場合、どうしても言葉より手が先に出てしまうケースも。きょうだい間であればすぐにママが止めたり、けがをした場合に対応ができますが、家庭外で相手にけがをさせてしまうトラブルが起こる心配も考えられますね。そのようなことに発展しないためにも、家庭内で少しづつママが子どもの気持ちを代弁してあげましょう。「このおもちゃを取られたのが嫌だったんだね。お姉ちゃんに貸してって言ってみようか。」「お兄ちゃんがね、○○ちゃんに叩かれて痛かったんだって。ごめんねってママと一緒に謝ろう。」など、場面ごとにどのような言葉を使うのかたくさん聞かせてあげましょう。やり取りの中で徐々に言葉を習得していき、トラブル回避にもつながります。

親が注意すべきこと

ママは常に中立の立場

下の子が泣いていたり、上の子が手を出していたり・・・・・・。どうしても加害側と被害側で分けてしまいがちですが、必ず中立の立場で仲裁に入るようにしましょう。感情的にならず双方の話を聞いて、冷静に状況を判断することが大切です。4~6歳頃であれば、ママの手助けなしで、きょうだい同士で解決できることも。ママが見守り、アドバイスや気持ちの代弁などが必要であれば、きょうだいの架け橋としてママの言葉で伝えるのがポイントです。

上の子ばかり叱らない

よくやりがちなのが上の子ばかりに注意してしまうこと。下の子が泣いていると、理由も聞かずに「お兄ちゃんなんだから!」「お姉ちゃんが泣かせたらダメでしょ」などと口にしていませんか? 頭ごなしに叱るのではなく、ママは中立という立場が揺らがないよう、冷静に話を聞いてあげましょう。

きょうだいを比較しない

上の子だからできて当たり前、下の子だからまだできない、という概念をひとまず頭から抜いてしまいましょう。きょうだいとはいえ、性別、個々の成長のスピードや性格は全く違ってきます。上の子が3歳の頃は○○ができていたのに下の子はまだできない、上の子は5歳なのにまだ○○を完了するのに時間がかかるなど、きょうだい間や他人と比較すると子ども自身が傷つく場合も。ママや家族が暖かく個性を認めてあげることがポイントです。

 

きょうだいルールを決めよう!

家庭内でのきょうだいルールを決めておくことも、きょうだい喧嘩の悪化防止に一役買うかもしれません。

・物を投げない
・叩かない、押さない
・相手が傷つく言葉を言わない
・自分がされていやなことは相手にもしない

など・・・・・・。あらかじめ各家庭に合うルールの内容を決めておき、ルールに反した場合、「おやつの量を半分にする」などの簡単な決まりを同時に考えるようにしましょう。こうすることによってきょうだい間に限らず、保育園や幼稚園など外部の友達とのコミュニケーションを取る際に自然とよりよい関係を結ぶことも期待できます。

まとめ

きょうだい喧嘩は子どもの成長過程で必ず起こること。コミュニケーションや社会性を育てる助けになるので、無理にママや家族が止めに入らなくても、いつの間にかきょうだい同士で解決しているなんてことも。叱るべきことは叱り、ママが中立の立場で子どもたちのよきアドバイス役でいられるといいですね!

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ナノマム編集部

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