沐浴を卒業したあとの赤ちゃんお風呂の入れ方は?
産まれたばかりの頃の赤ちゃんは大人の入浴とは違い、沐浴という方法でお風呂に入りますよね。でも1ヶ月検診を終えると産院から「もう沐浴は卒業して大人と一緒に入ってもいいよ」とGOサインをもらいます。でも、ずっと沐浴をしていたから普通にお風呂に入れるのが不安…と感じるママやパパも多いですよね。
そこで、晴れて沐浴を卒業した後の赤ちゃんをお風呂に入れるための準備や手順などをご紹介します。
目次
お風呂に入る前の準備をしっかりと!
いざ赤ちゃんをお風呂に入れる前に、あらかじめ準備しておくものがあります。沐浴の準備とほとんど同じですが、お風呂がスムーズに進むようにあらためて何を準備するのかチェックしておきましょう。
お風呂の温度は38〜40度
大人は少し熱めのお湯でも大丈夫ですが、赤ちゃんにとっては熱いお風呂はNGです。夏場なら38〜39度、寒い冬場は40度ほどのお湯を張りましょう。大人が気持ちいいと感じる温度は赤ちゃんがのぼせてしまうので、少しぬるいかな?と感じる程度が赤ちゃんには丁度いい温度です。
赤ちゃんの待機場所
赤ちゃんと一緒にお風呂に入る時は、大人が頭や体を洗っている間に脱衣所などで待ってもらうための座布団やバウンサー、クーファンなど赤ちゃんが快適に待てるように準備が必要です。冬場の脱衣所は寒いので、暖房やヒーターで脱衣所を暖かくしておきましょう。
首がすわって1人でお座りができるようになれば、ベビーバスに熱くない程度のお湯を張ってぬくぬくしながら待ってもらいましょう。
バスタオルと赤ちゃんの着替え
入浴後すぐに体を拭いて着替えができるように、バスタオル、オムツ、肌着、着替え用ウェアを用意しておきましょう。冬場はとくに湯冷めが心配なので、脱衣所は暖房やヒーターで暖かくしておき、着替えも広げてすぐに着せられるように工夫しておきましょう。
ママ用のバスローブ
お風呂から上がったあとは赤ちゃんのお世話が優先されるので、ママはサッと羽織れるバスローブがあると便利です。ママ用着替えも赤ちゃんの着替えと一緒に置いておき、すぐに着替えられるようにしておきます。赤ちゃんだけでなくママも湯冷めしないように注意が必要ですね。
お肌ケア用のクリーム
お風呂上がりの赤ちゃんのお肌は乾燥しやすくなっています。月齢が低いほどまだまだ皮膚が薄いので、保湿ケアは必須です。赤ちゃんからのお肌ケアをしっかりしていれば、将来アトピーなどの肌疾患になりにくいというデータもあるそうなので、低刺激タイプの赤ちゃん用クリームを準備しておきましょう。
赤ちゃんをお風呂に入れるための手順
さあ、準備が整ったら、さっそく赤ちゃんをお風呂に入れましょう。
以下の手順に沿って赤ちゃんをお風呂に入れます。
①まずはママから洗う
赤ちゃんを脱衣所やベビーバスなどを使って浴室内で待機させる間に、先にママは自分の体を洗って済ませておきます。
赤ちゃんを脱衣所で待たせる場合は、ママの姿が見えないと不安になる赤ちゃんもいるので、お風呂の扉を開けて声を掛けながら待ってもらいましょう。
②赤ちゃんをゆっくり温める
ママが洗い終わったら、脱衣所で待っている赤ちゃんの服やおむつを脱がしてガーゼや沐浴布と一緒に赤ちゃんをお風呂に入れます。赤ちゃんを洗う前に、まずはゆっくりと体を温めてあげましょう。体の汚れも落ちやすくなりますし、赤ちゃんもいきなり洗われるより、ゆっくりお湯に浸かって温まった方が安心します。
③洗うときはママの膝の上で上から順番に洗う
赤ちゃんを洗うときは、頭→顔→体の順番で洗います。このときに体が冷えてしまわないように、ガーゼをお湯で濡らしてデコルテ辺りからお腹までかぶせてあげましょう。ガーゼは耳やお顔を洗うときにも使うので、入浴時にあると便利です。
首元や脇、お尻やお股など肌が密着して汚れが溜まりやすいところは入念に洗ってあげましょう。
④洗い流すときは弱めのシャワーか桶に入れた湯で
赤ちゃんを洗い終わって流すときは、強すぎない一番弱いくらいのシャワー圧で優しく流しましょう。強い圧のシャワーは赤ちゃんがビックリして泣き出してしまいます。桶にお湯を入れて流す方法でも大丈夫です。このときに耳にお湯が入らないように気をつけましょう。
顔にお湯がかかるのを嫌がる赤ちゃんは、ガーゼでお顔を優しく撫でるように洗ってあげてください。
⑤一緒に湯船に浸かる
赤ちゃんもママも洗い終わったら、赤ちゃんを抱っこして一緒に湯船に浸かります。お風呂の温度は38〜40度の熱すぎない程度に。赤ちゃんを抱っこしながらゆっくりと足元から入れてあげて「気持ちいいね〜」「あったかいね〜」と優しく声をかけながら入ります。
音の鳴るおもちゃであやしたりお風呂でしかできない遊びをしたり、お風呂の時間が楽しいと感じる空間を作ってあげましょう。
⑥お風呂に浸かるのは5分〜10分程度に
赤ちゃんは肩まで浸からせずにお腹や胸辺りまで浸かるようにし、かけ湯をしながら上半身を温めます。そして入浴時間は長くて10分程度にしておき、あまり長い時間入らないようにしましょう。
赤ちゃんはのぼせやすいので、ちょっと温まる程度でも十分ポカポカして気待ちいいのだそうです。
⑦お風呂上がりの着替えは素早く!
お風呂上がりは湯冷めしやすいので、すぐにバスタオルで包んで水分を拭き取り、肌着や着替え用ウェアはあらかじめ重ねて広げておきましょう。夏場なら10分くらいオムツだけにして熱を逃がしてあげます。冬場はなるべく早く着替えてすぐに暖かい部屋に移動しましょう。
着替えたあとは赤ちゃん用クリームで保湿ケアを忘れずに。
しばらくはベビーバスでもOK!
ベビーバスは新生児期の沐浴に重宝しましたが、沐浴卒業後も使えます。ママやパパが体を洗っている間の待機用に使えますし、もし一緒に湯船に浸かるのを嫌がるようならしばらくベビーバスで入浴させる方法でもOKです。
筆者も実はハイハイできる時期までベビーバスで乗り切っていました。ベビーバスは空気を入れるビニールタイプで、お股あたりにストッパーのようなものが付いているものだったので1人でも溺れてしまう心配がありませんでした。
抱っこして湯船に浸かると怖いのか泣いてしまうので、ハイハイするくらいまではベビーバスのみで入浴していました。足がつかない深い感じが不安だったのでしょうか?2歳になった今は湯船にきちんと浸かれるようになっています。
一般的にベビーバスは生後1ヶ月くらいまでの沐浴用のものですが、赤ちゃんによってお風呂の入り方は様々なので、ベビーバスをうまく使って快適に過ごせるように工夫する方法もありだと思います。大事なのはきちんとお風呂で温まってキレイにすること。赤ちゃんが湯船を嫌うならベビーバスでも十分です。
なるべく楽しいバスタイムを過ごしてあげましょう。
まとめ
沐浴を卒業した後はママたちと一緒にお風呂に入れるようになり、赤ちゃんとのバスタイムが楽しくなります。一方でまだ首もすわらない時期なので、初めのうちはなかなか難しく感じますが、そのうち必ず慣れます。
赤ちゃんとのバスタイムを快適に過ごせるように、様々なバスアイテムを使い、赤ちゃんが「お風呂って楽しいな」と思える空間作りをしてあげましょう。赤ちゃんだけでなく、ママも湯冷めしないようにしましょうね。