赤ちゃんの寝かしつけに先輩ママたちの戦略術を集めてみた!
毎日赤ちゃんのお世話をしていれば、夜には一日の疲れがどっと出てきますよね。赤ちゃんがスッと寝てくれれば、ママやパパはゆっくりと休息できるので寝かしつけは早く済ませたいところ。でも、実際は寝かしつけには苦労することが多く、なかなか寝てくれない日が続くと疲労感も溜まる一方ですよね…。
そこで、今回は先輩ママたちに聞いた、赤ちゃんの寝かしつけの時に効果抜群だった!という寝かしつけの方法をご紹介します。
①照明を暗くする、テレビの音量を下げる
寝るまで明るかった部屋からいきなり暗い部屋に移動して「さぁ寝なさい」と言われても、赤ちゃんはすぐには入眠スイッチが入りにくいのだそうです。むしろ急に暗くなったことで不安になってぐずり出す赤ちゃんもいるようです。
スムーズに入眠スイッチが入るようにするには、お布団に入る20〜30分前くらいから部屋を少し暗くし、テレビが付いているなら音量を下げるか消すかして静かな空間を作りましょう。本来、人は太陽が沈んで暗くなったら寝て、朝日が昇って明るくなったら起きるというシステムが体に組み込まれているので、照明を徐々に暗くする方法は効果的です。
初めはうまくいかなくても、毎日繰り返すことで「部屋が暗くなる=そろそろ寝る時間」という意識付けが赤ちゃんにも分かってきます。
寝るときにだけかけるヒーリングミュージックを活用するママも多く、視覚や聴覚をうまく利用して寝る準備に入らせましょう。
②添い寝、または添い乳をする
赤ちゃんがなかなか寝ずにぐずる理由の一つとして、寝ることに対して不安感があるというものがあるそうです。意識的にママと離れてしまうように感じてしまう赤ちゃんもいるようなので、添い寝をしてあげることでママがいるから安心して寝やすくなる赤ちゃんも多いです。
また、添い乳をしてあげることでそのまま寝落ちする赤ちゃんもいます。添い乳をするのには賛否があるので、絶対おすすめ!とは断言できませんが、かく言う筆者も添い乳で寝かす派でした。添い乳で何か困ったことや不便に感じたことはなく、むしろ体を休めながら寝かしつけができたので、個人的にはやって良かったと感じます。
しかし、中には添い乳がないと寝られない子になった断乳に苦労するという意見もあるので、添い乳はどうしても寝てくれない、体がしんどくてつらいときの最終手段にしておくといいかも知れません。
③足元を温めてマッサージする
大人も赤ちゃんも足元が冷たいとなかなか眠たくなりません。とくに赤ちゃんは足元を温めてあげることで眠りやすくなる子が多いので、優しくマッサージしながら足元を温めてあげましょう。
足のかかとには「失眠」というツボがあるらしいので、手のひらで優しく包み込むように揉んでマッサージしてあげましょう。大好きなママに優しく触れられながらポカポカすることで、赤ちゃんはだんだん眠たくなってきます。
気を付けたいのは、マッサージするママの手がひんやり冷たいと、赤ちゃんは眠たくなるどころかビックリして目が冴えてしまい逆効果になるので、マッサージを行う前は自分の手を温めてから赤ちゃんに触れてあげるようにしましょう。
服の上から行うベビーマッサージも効果的です。
④ママが寝たふりをする
添い寝をしていても、ママが起きているようなら赤ちゃんはまだまだ遊んで欲しくて寝付かない場合があります。月齢があがればどんどん活発になっていくので、そんなときは思い切って寝たふりをしましょう。相手をしてくれる人がいないと寝るしか選択肢がないので、しばらくして気付けばいつのまにか赤ちゃんが寝てくれています。また、ママが一緒に寝てくれているという安心感から眠りに入りやすいという理由もあるそうです。
唯一の欠点は、寝たふりをするつもりが本当に自分も寝てしまったとき。まだメイクを落としていない、読みたかった本や録画したドラマを観たかったのに〜!なんて失敗しやすい欠点もありますが、寝かしつけの方法としては有効な手段なのだそうです。
寝たふりで寝かしつけをする場合は、自分も一緒に寝落ちしてもいいように準備しておくか、後でパパに起こしてもらうなど何とか寝てしまわないように耐えるしかありません。
⑤抱っこして歩く
体力的には一番消耗する抱っこで寝かしつけをする方法。でもシンプルだからこそ、効果抜群な方法です。やはりママと密着することで寝る前の不安な気持ちも和らぐのか安心して眠りにつく赤ちゃんがほとんどです。
とくに生後5ヶ月頃までは抱っこして歩くとそのまま大人しく寝てしまう傾向が強いです。これはもともと備わっている輸送反応という本能によるものなのだそうです。
ママばかりだと毎日が負担になるので、パパの抱っこでも安心して眠れるように、普段からパパも抱っこしたり一緒にお風呂に入ったりして、赤ちゃんと触れ合う時間を少しでも多く持つようにしましょう。
⑥お昼寝は夕方5時までに!
赤ちゃんが夜なかなか寝ない、元気過ぎる要因としてお昼寝の時間が関係することがあるそうです。
新生児の頃は基本的に寝てばっかりなので、お昼寝という概念が少ないですが、生後1ヶ月を過ぎてくるとだんだん昼と夜の区別がつくまでに成長します。生後4ヶ月〜6ヶ月頃は、朝・昼・夕方と1日3回のお昼寝がリズム化されてきます。生後6ヶ月以降は昼寝の回数も2回、1回と徐々に減っていき、昼は起きて夜は寝るものと体に染み付いてきます。
赤ちゃんがスムーズに眠れるように、夕方のお昼寝は5時までと決めておけば暗くなるにつれてだんだん眠くなります。そして、だんだん5時〜4時と時間の間隔を開けるようにすれば、夜もすんなり寝てくれることが多くなります。
夕方ついうっかり5時すぎまで寝かせてしまったときは夜遅くまで目がギラギラして失敗した…と語るママも多いので、「うちの子全然寝ない!」と感じるなら、まずはお昼寝の時間を見直してみてはいかがでしょう。
⑦テレビやスマホは目が覚めやすい
テレビやパソコン、スマホから発せられるブルーライトは睡眠を阻害する影響があるようです。
もし20時に寝かしつけを行いたいのであれば、19時からはテレビを消す、スマホも赤ちゃんが寝るまでは使わないなど、赤ちゃんがブルーライトの影響を受けないように配慮してあげましょう。とくに寝るときにスマホで動画を視聴するのは、赤ちゃんにとっては覚醒させることになるので、控えましょう。
赤ちゃんが寝る前に何かをしなければ寝られないタイプなら、スマホの動画の代わりにママがお話をしたり絵本を読んだりと、ママとの触れ合いで寝かせるように変えていきましょう。赤ちゃんの寝かしつけ用の絵本は数多く出版されており、種類も豊富なので、赤ちゃんに合った絵本を探してみましょう。インターネットのランキングを参考にすればお気に入りの一冊が見つかるかもしれませんね。
まとめ
寝かしつけの方法は各家庭、赤ちゃんによって様々です。中には何をしても全く寝ない子もいるので、寝る・寝ないに関しては赤ちゃんの特性が強く出やすいですが、まずどうして眠くないのか、赤ちゃんが一番リラックスできる方法を普段からよく観察しておく必要があります。
ママばかりが負担にならないように、パパも普段から赤ちゃんと触れ合う時間を多く持ちましょう。
赤ちゃんがどんな方法なら一番寝やすいのか一緒に考えましょう。