いつ始める?子どもの歯みがき

この記事は2018年2月21日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

赤ちゃんに歯が生え始めると、歯みがきが必要になってきます。「小さな歯たった2本でも、やはり歯みがきは必要?」「いつから始めたらいいの?」と赤ちゃんの歯みがきについて疑問に思っているママは多いことでしょう。

歯みがきを始める時期、ハブラシの選び方、歯みがきペーストについてなど、赤ちゃんの歯みがきについてご紹介します。

 

目次

歯みがき準備期を大切に

歯みがきを始める前の歯みがき準備期が、赤ちゃんにとって大切なことをご存知ですか?

長い人生が始まったばかりの赤ちゃんは、たくさんの「初体験」をしていくことになります。初めての外出や初めての離乳食など、赤ちゃんが初めて何かをするとき、「うまくいくかな?」と親として心配になるものですよね。いきなり新しいことを始めることは、赤ちゃんに負担を与えることにもなりかねません。

歯みがきを本格的に始めるまでに、少しずつ準備をしてあげることで、赤ちゃんは徐々に歯みがきを受け入れてくれます。口の周りや口の中は、赤ちゃんにとって敏感なところです。新しい体験である歯みがきがイヤな体験にならないように、少しずつ無理のないように、口の中へのアプローチに慣れていくようにして、準備をしてあげましょう。歯みがき嫌いの多くは、歯みがきのイヤな思い出があるからなのです。

歯みがき準備期にしておくこと3つ

①優しいタッチのスキンシップ
口の周りや口の中はとてもデリケートな部分です。口の周りを優しいタッチで触れることから始めて、少しずつ触られることに慣れるようにしてあげましょう。おでこ、あご、ほっぺなどにふれて楽しむわらべ歌やあそび歌で、遊びながらスキンシップを楽しむのもいいですね。「歯みがき準備」ばかりを意識せず、赤ちゃんとのスキンシップを楽しんで、口の周りへのアプローチにつながれば一石二鳥です。

まずは赤ちゃんが触れられることに慣れること、信頼関係を深めることを目指してスキンシップを楽しんでみましょう。

 

②清潔な指で軽く口の中にふれる
顔や口の周りのスキンシップに慣れて楽しめるようになったら、口の中に指を入れてみます。口の中に、食べ物ではないものが入ることに慣れるためです。スキンシップやふれあい遊びで慣れているママの指は、特に抵抗することなく口の中に触れさせてくれるはずです。

赤ちゃんの口の中に入れる指は、清潔であることを忘れないでくださいね。

 

③ガーゼで口の中をきれいにする
口の中に指を入れられることに慣れたら、指とガーゼを使って口腔内をきれいにしてみましょう。やはり、突然やってみることは不安を与えることもあるので、優しいタッチでのアプローチから始め、徐々に進めることが大切です。ガーゼみがきは、歯みがきを始める前の「慣らし」として、無理なく歯みがきへ移行するために行います。

 

歯が生えだしたら歯みがき開始

初めての歯が生えるといよいよ歯みがきデビューです。

下の前歯が生えたら

下の前歯は、唾液が汚れを落としてくれるので虫歯になりにくいといわれています。そのため、本格的な歯みがきはまだ必須というわけではありません。ガーゼを使って、歯を優しく拭いてあげることから始めましょう。赤ちゃんの様子を伺いながら、徐々に歯ブラシに慣れさせていくことが大切です。

 

前歯が上下2本ずつそろったら

赤ちゃん用歯ブラシを使った、本格的歯みがきを始める時期です。それまでに、歯ブラシに慣れておく必要があります。まだ、自分で歯を磨くことはできませんが、自分で歯ブラシを持って、歯みがきの時間を楽しめるようになるとベストです。歯ブラシを持って口の中に入れることは、歯みがき習慣のはじめの一歩といえますね。赤ちゃんが歯ブラシの感触に慣れることが、この時期の大切なことです。歯ブラシがのどに刺さる危険性もあるので、そばで見守ることを忘れないようにしましょう。

 

前歯上下4本ずつの頃

上の前歯は下の前歯と違って唾液が届きにくいため、歯ブラシを使ってきれいにする必要があります。歯ブラシを歯にあてて、やさしく細かく動かして磨きます。デリケートな口腔内なので、ゴシゴシと磨くと「痛くてイヤだ」と歯みがき嫌いになるかもしれません。無理に口を開けさせたり痛い経験をさせたりしないよう、優しいタッチで歯みがきをしてあげたいですね。

上下4本ずつも歯が揃うと、食べたものが詰まることも多くなります。食べかすが残ったままにならないように、食べた後の歯みがきが習慣となるようにしましょう。

 

奥歯が生えたら

奥歯が生えたら歯ブラシが活躍します。奥歯の溝や、奥歯の歯と歯の間に歯垢や食べ物が詰まりやすくなり、ガーゼ磨きではとれないからです。見えにくい奥歯の仕上げ磨きは、なかなか簡単ではないですよね。子どもを仰向けに寝させて、安定した姿勢で仕上げ磨きをしてあげましょう。

歯みがき嫌いの原因は、仕上げ磨きの時の痛い経験からともいわれています。力任せにゴシゴシと磨くのではなく、「鉛筆持ち」で歯ブラシを持ち、力を入れすぎず優しく磨くことが大切です。

 

歯ブラシの選びのポイント

赤ちゃん用の歯ブラシは、ヘッドが小さくて毛足が短いものが勧められています。親が磨くことがほとんどなので、親が使いやすいものを選ぶのが良いでしょう。子どもが歯みがきへの興味を持てるように、好きなキャラクターがついた歯ブラシを選び、子どもが手に持つ用の歯ブラシも用意してもいいでしょう。まずは、嫌がらず楽しく磨く習慣をつけることが大切ですね。

 

歯みがきペーストって必要なの?

歯みがきペーストには、虫歯予防のフッ素が含まれたものが多く、虫歯予防に効果的です。

幼児期前半の、歯みがきを始めたばかりのような子どもは自分できちんと歯を磨くことはできません。親が仕上げ磨きをすることがほとんどです。

子どもは仰向けに寝て仕上げ磨きをしてもらうため、うがいをすることができません。そのため、この時期の子どもには歯みがきペーストを使わないのがベストです。立った状態で仕上げ磨きをさせてくれるようになったとしても、うがいが出来なければ、歯みがきペーストは使わない方がよいです。

歯みがきペーストの中には、フッ素の他に研磨剤、発泡剤、清涼剤などが含まれているので飲み込まない方が好ましいとされています。

子どもが歯みがきペーストを使うようになる目安は、うがいができるようになってからということです。

 

まとめ

歯みがきは長い人生の中でずっと続けていく必要がある、大切な生活習慣の一つです。楽しくリラックスした雰囲気を大切にして、よい歯みがき人生のスタートが切れるといいですね。歯みがきは決して嫌なことではなく、大切なこととして習慣づけてあげたいものです。

 

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ナノマム編集部

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