先輩ママの体験談。英語耳ってホントになる!?

この記事は2018年2月19日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

今回は、英語耳体験談をご紹介します。幼い頃に身につけた英語を聞き取る能力は、ブランクがあっても消えてなくなることがなかったという経験と、英語耳についての情報もお伝えしたいと思います。
幼児英語教育は多くのパパやママが注目している、子どもに習わせたいお稽古事の一つです。英語環境のつくり方の参考にしてみてくださいね。

 

目次

英語耳ってなに?

英語耳という言葉を聞いたことはありませんか?英語教育に興味を持っているママや、すでに英語を勉強している人たちにとっては、なじみのある言葉かもしれませんね。
英語耳とは、英語の発音を聞き取る力をもっていることをいいます。ごく普通に中学と高校で英語を勉強しても、ネイティブが話す英語をすべて聞き取ることは難しいですよね。ところどころの単語を聞き取ることはできても、聞いてすべてを理解するのはなかなかできることではありません。英語の読み書きの方が、日本人は得意としています。これは、英語耳が育っていないからなのです。
日本人が苦手とするRとLの発音は、英語耳を持つ人によると、「全く違う」らしいです。英語耳を持つか持たないかでは、音を聞き分ける耳の働きが違うのですね。

【英語耳体験談】 Sくんのケース
両親が日本人と欧米人(英語ネイティブ)のSくんは、英語圏で生まれ5歳まで英語での生活を送りました。日本語は全く話せないまま、小学校入学前に日本へ。外国籍の子も、英語を話す人もほとんどいない環境の中、日本語での生活が始まったのです。ものすごい吸収力で日本語を覚えていったけれど、英語を使うことはなくなっていき、いつの間にか英語を忘れてしまったSくん。日本語力は日本人ネイティブと同じレベルまで上達しました。
しかし、4年間の日本での生活を後にして、両親の仕事の関係で再び英語圏へ帰ることになりました。英語は分からない状態だったその時、Sくんは9歳でした。
ところが、幼い頃に身につけた「英語耳」は健在していたのです。英語を読んだり書いたりすることはブランクがあるので、ゼロからのスタートです。でも、聞く力はゼロからのスタートではなく、早い段階で学校生活に全く問題がないほどになったのです。
11歳になった今では、洋楽を聞いてもほとんど聞き取れるようです。親にRの発音指導をすることもあるそうですよ。

日本で生まれ育った英語耳を持つ人とは少し違い、5歳までの時期に英語圏で英語耳を育てた後、4年間英語を使わない生活をしても、英語を聞き分ける力は健在していたケースのご紹介でした。

 

英語耳を育てる時期は限られている?

年齢関係なく英語耳を育てることはできるといわれています。ただ、ある時期を過ぎると相当なトレーニングが必要になってきます。
まっさらの状態で生まれてくる赤ちゃんは、どんな言語にも対応できる能力を持っています。英語環境の中で育つ赤ちゃんは、猛勉強しなくても自然と英語を話すようになりますよね。
ところが、大人になって英語圏で10年生活したとしても、どこか日本語なまりの残る英語になってしまうものです。
英語の学習を始める、小学校高学年から中学生の年齢ではどうなのでしょう?思春期といわれるこの時期は、異性や周りの目を気にする年頃ですね。日本語とは違う発音をすることに恥ずかしいという感情をもち、英語が上達しないということもあるようです。この時期までには日本語がすっかりと出来上がっているので、「耳」もすっかり「日本語モード」になっているのでしょう。
英語耳を育てるには、思春期を迎えるまでで、学校での英語学習が始まる前にやっておくのがいいということになります。

周波数帯ってなに?

実は、言語によっては周波数帯が違うのです。日本語の周波数は英語の周波数とは大きく違うものなので、日本人にとって聞き取れる音と聞き取れない音とがあります。
周波数帯とは、いろいろな周波数を受け止める範囲のことです。研究によると、10歳から11歳頃までに周波数帯が完成されるといわれています。その時期までにいろいろな周波数に慣れて、聞きとれるようにしておくことで、日本語にはない発音を聞き分ける基礎ができることになるのです。
つまり、英語のタネを植えておくといった感じですね。

 

英語耳を育てやすい年齢は?

ネイティブ並みの英語耳ができるピークは生後14か月頃といわれています。ちょうど言葉を覚え始める時期ですね。
おしゃべりを始めるようになるまでの生後12か月くらいの間、赤ちゃんは周りの人たちの語りかけをしっかりと聞いています。そして、たくさん繰り返される簡単な単語からおしゃべりするようになりますよね。「ママ」「まんま」など、聞いて真似をしていきます。何百回、何千回と聞く単語を吸収し、言葉を増やしていきます。
このことからも、英語耳ができるピークは生後14か月ということには説得力がありますね。
バイリンガルやトライリンガルといわれる人たちにも、一番使いやすい言語(メインとする言語)はあります。母語といわれるメインの言語が決まってくるのが10~11歳。ちょうど、周波数帯が完成する時期です。それまでに、2か国語または3か国語が受け入れられる耳になっているということです。一般的に、10歳から11歳の頃までは耳の聞き取る能力が柔軟で、英語耳を育てやすいといわれています。

 

英語耳を育てるには?

英語耳を育てるためには、小さい頃から英語の音に慣れることが大切です。幼児期は、言葉に限らずたくさんのことを、驚くような速さでどんどん吸収していきます。教えるのではなく、英語が自然な形で生活の中にある環境をつくってあげるといいですね。英語の歌を流したり、英語の子ども向けDVDを使ったりして、楽しく英語に親しめる環境をつくることが大切です。

 

まとめ

英語が聞き取れる「英語耳」。子どもがおかれた環境によっては、自然と手に入れることができるようですね。両親が英語ネイティブでなくても、英語耳に育ててあげることはできます。子どもが楽しんで英語に親しめる環境をつくってあげましょう。そして、親子で一緒に楽しむことも大切です。親子で「英語耳」を育ててみませんか?

 

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