感性を育む絵本!親子で楽しむ、絵本の読み聞かせ5つのポイント

この記事は2018年7月2日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

たくさん絵本を読んで、感性豊かな子どもに育ってほしいと願うママやパパは多いですよね。絵本が子どもに与える影響力は分かっていても、どんな風に効果があるのでしょうか?絵本の読み聞かせを通して子どもが学ぶこと、読み聞かせるときのポイントについてお知らせします。

目次

絵本の読み聞かせを通して学ぶこと

想像力を育てる

絵本は動画とは違って、おはなしの流れをすべて目で見て楽しむことはできません。見開きのページの絵をじっくりと楽しむことはできますが、その絵を見ながら、文章で書かれた前後の光景を頭の中に思い浮かべますよね。それが絵本の楽しみの一つでもあります。目と、耳と、想像力を働かせて楽しむから、絵本の読み聞かせには教育的効果が高いわけです。

言葉を豊かにする

絵本の世界には、いつもの会話で使わない言葉も含まれています。なかなか経験する機会がないことも、絵本を通して疑似体験することもできますね。そのようにして、普段使うことのない単語や言葉を学び、語彙を増やしていきます。絵本をたくさん読み聞かせてもらっている子どもは、言葉が豊かになり、コミュニケーション能力も高くなります。

知的好奇心を育む

絵本には、ストーリーを楽しむものや言葉のおもしろさを感じるものなど、いろいろなタイプがあります。科学絵本などの知識を得ることができるものは、子どもの知的好奇心を育てます。新しいことを知る喜びや、もっと知りたいという意欲は、学習意欲へとつながります。

心を豊かにする

絵本の中の主人公と共にワクワクしたりドキドキしたり、子どもは感情を移入して絵本を楽しみます。うれしいことも悲しいことも絵本の中で感じることができるのです。仲間や家族へのかかわりについても学ぶことができます。その中で、やさしさやいたわりにも触れることができますね。絵本は、心の成長にも影響を与えてくれます。

読み聞かせのポイントは?

絵本を楽しむためには読み聞かせる側が気を付けるポイントがいくつかあります。どんな名作でも、絵本を読み聞かせてもらう環境によっては、その絵本のすばらしさが100%伝わってこないこともあります。親子で絵本を楽しむためのポイントをお伝えしますね。

【読み聞かせのポイント1】 絵本を楽しめる環境を

絵本の読み聞かせをするとき、時と場所も考えて楽しみたいですね。おうちの中でも、家族の誰かが大音量でTVをみていたり、楽しそうな笑い声が聞こえてきたりする中では、なかなか絵本の集中できないことがあります。一度絵本の世界に吸い込まれてしまえば、周りの雑音なんか関係なく絵本を楽しむことができますが、やはり周りで何が起こっているのか気になってしまうのが子どもですよね。別室のゆったりとリラックスできる雰囲気の中、十分に絵本を楽しめる環境をつくってあげるといいでしょう。

【読み聞かせのポイント2】 心の準備は?

子どもがとても疲れていたり、大好きな戦隊ものの番組をみて興奮していたりするときに、絵本の読み聞かせをすることベストではありません。疲れていると、機嫌が悪くなったり眠くなったりしますよね。そのような状態では、なかなか絵本を楽しむことはできません。また、とても興奮しているときなども絵本どころではないですよね。体を動かしたくて仕方ないような状態の時は、ひとまず興奮状態から落ち着かせることが必要です。
そして、絵本を読み聞かせる側の心の準備もとっても大切です。スケジュールに追われて十分な時間がなかったり、早く寝かしつけたかったりして、超特急で絵本を読み進めるのでは、全く楽しくないはずです。文章と文章の間を楽しみ、素敵なフレーズの後の余韻を味わえるよう、読み手も心にゆとりを持って、子どもと一緒に絵本を楽しみたいものですね。

【読み聞かせのポイント3】 絵を楽しんで

絵本の読み聞かせをしていると、ついつい読むことに集中してしまいがちです。文字ばかり追って、絵を楽しむことを忘れていることはありませんか?さし絵によっては、じっくりと時間をかけて親子で一緒に絵を楽しむといいでしょう。絵の中にかくされたいろいろな発見があることもありますよ。子どもはとってもよく見ています。すぐれた観察力に驚かされるかもしれません。一度読み終えてから、気になるページに戻って絵を楽しんでもいいですね。

【読み聞かせのポイント4】 読み手は役になりきらない!

意外と知られていないのが、読み手の熱演のこと。おばあさんのセリフはおばあさん風に、怖いオオカミのセリフは恐ろしい声で熱演したりすると、演出効果があって絵本の世界を楽しめそうですよね。ところが、絵本の読み聞かせの際の熱演はNGなのです。

子どもは、聞きながら絵を見ておはなしのイメージを膨らませていきます。自分なりに思い描いたおはなしの世界を楽しむのです。声優のように声色を変えながら読んでいくと、子どもの想像力を伸ばしてあげることにはつながりません。読み手のオーバーな表情の変化や、身振り手振りも必要ありません。声色や声のトーンはなるべく変えず、普通の声で熱演することなく読み聞かせていきましょう。

【読み聞かせのポイント5】 読み聞かせ後に「テスト」しない!

「ももたろうはどこに行ったんだっけ?」「島の名前は何だった?」などと、絵本の内容を子どもに聞いて「テスト」することはNGです。絵本の読み聞かせは、記憶力のテストでも、理解度を図るためでも、聞いていたかどうかを知るためのものでもないですよね。おはなしそのものを、親子で楽しむことが目的です。読み終えた後の余韻に浸ることもあるでしょう。質問などはしないで、心の中に広がった絵本の世界を楽しませてあげることが大切です。「面白かったね」と感想を伝えてくることもあるかもしれませんね。子どもから自然に出てくる言葉をしっかり受け止めてあげることが重要です。「また読んで」とおねだりされることもあるはずです。それは、絵本を楽しんだ証拠ですね。楽しかった思いをしっかりと受け止めて、次回への期待につなげたり、おまけでもう一冊読んだりして、親子の時間を充実したものにできるといいですね。

まとめ

絵本の読み聞かせにはたくさんのメリットがあります。けれども、効果ばかりを求めてただ読み聞かせるのでは、絵本の楽しみを味わうことはできません。絵もストーリーも、親子のスキンシップも楽しむことを忘れないようにしましょう。読み聞かせのポイントを意識して、絵本と一緒に親子の素敵な時間を過ごしたいものですね。

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ナノマム編集部

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