2歳から始める食事のマナー教育!どんな方法がいいの?
子供が2歳になってくると、1人でフォークやスプーンを上手に使ってモリモリ食べられるようになるので、家族との食事がより一層楽しい時間になる時期です。
できることがたくさん増えてくるので、そろそろ簡単な食事マナーくらいは身につけさせておきたい時期です。でもマナーってどうやって教えたらいいの?ワンパク2歳児にも効果的なしつけの方法はあるの?
今回は2歳から始める食事マナーを教える方法をいくつかご紹介します。
目次
2歳児はなんでも吸収しちゃうスポンジ幼児!
産まれたての頃は首もすわらないような存在だったのに、2歳になればそんな影すら感じさせないほど日々活発な姿を見せてくれます。喋れる言葉もグンと増え、意思の疎通ができて会話が楽しくなってくるとともに魔のイヤイヤ期に突入して大変な思いもしますが、長い子育て人生の中では一番可愛いと思い出に残る時期です。
2歳児はママやパパ、周りの環境を大きく受けやすく、なんでも真似したくなります。「そんなところは真似しなくていいよ」「この子の前で下手なことはできない…」なんてヒヤヒヤさせつつも思わず笑ってしまうことがたくさん。
柔軟性があってスポンジのようになんでも吸収できる2歳時期は、運動機能や脳の発達がスピード成長する貴重な時期で、この頃に英会話教材や子供のために習い事を始めさせるママも多いですよね。
子育てには十人十色様々な教育方法がありますが、一生ものの教養となるのがマナーです。とくに食事マナーは人とのコミュニケーションの中でも重要な役割を担いますよね。「いただきます」「ごちそうさま」といった食事の挨拶ができるようになるだけでも印象は違ってきます。
親心としては、子供にはきちんと食事マナーの守れる子に育って欲しいですよね。
2歳児に教えられる食事マナーってどこまでのこと?
2歳児の食事マナーといっても、具体的にどこまでのことをしつけたらいいのか迷いますよね。「いただきます」や「ごちそうさま」の挨拶以外でも、根気よく教えれば案外なんでも真似してくれるのが2歳児の良いところ。
マナーをしつけるには、まず親であるママやパパが子供のお手本となる必要があります。家族と一緒にできる子供のマナー教育を目指しましょう。
最低限の食事マナーとして、4つのポイントを抑えておきましょう。
①いただきます、ごちそうさまの挨拶
まず基本的な食事マナーといえば、やはり食事前の「いただきます」と、ご飯を食べ終わってからの「ごちそうさま」が言えるようになることですよね。
当たり前のように思えますが、実は意外とできていない子が多いこの食事の挨拶。
まずは、親が目の前でご飯を食べる前にきちんと手を合わせて「いただきます」と言ってお手本を見せてあげましょう。うまくおしゃべりができないときは手を合わせるだけでもOK!大事なのは少しずつ慣れて覚えてもらうことです。
②食事の途中で遊んだり、立ち歩かせたりしない
2歳となると活発に動きたくなるので、どうしても食事中であっても遊びたくなるものです。テレビが付いていたり近くにおもちゃがあったりしていませんか?
ご飯前は一緒におもちゃのお片付けをする癖をつけて、食事中はテレビを消しましょう。それでも途中で立ち歩いたり遊びだしたりして食事に時間が掛かるなら、食事の時間は30分までと決めて、時間がきたらご飯を下げるようにする方法も効果的です。「遊ぶのはごちそうさましてからね。途中で遊んだらご飯はおしまいよ。」としっかり教えることが大切です。
結構2歳児の悩みに多いこの問題、子供が後で駄々をこねても毅然とした態度で対応することが重要だそうです。そして、きちんとできるようになったらたくさん褒めてあげてください。
③食器を叩いて遊ばせない
なんでも興味が湧いちゃう2歳児にとって食器もおもちゃの一部。ついついフォークやお箸で食器を叩いて演奏を始めます。
「こら!やめなさい!」と厳しく怒りたくなりますが、初めは冷静に真顔で「食器を叩かないで。ご飯中だよ。遊ぶのはごちそうさましてから」と注意しましょう。もちろん、一度で言うことは聞いてくれないので繰り返し注意します。この時も、あまりに激しいようなら「やめないとご飯はおしまいだよ」と宣言して、やめないようなら本当にご飯を下げてしまいましょう。できたときは笑顔でたっぷり褒めてあげましょう。
④クチャクチャ音を立てて食べさせない
食事の際にクチャクチャ音を立てて食べるのは大人になった時にとても恥ずかしい思いをしますよね。大人でさえ、音を立てて食べる人もチラホラいるので幼児期からのしつけは大きな影響を与えます。
注意してもなかなか直らないときの特徴として、食べ物を口に入れすぎてしまっていることが多いそうです。お口の中がいっぱいになるので、どうしても口を閉じて食べるのが難しくなるのだとか。
なるべく一口を小さくするように、はじめのうちは食べ物を小さく切って食べさせるようにしましょう。
お箸が使えるようになったら一口の量も減るので、お箸の練習も兼ねて小さく切った食材で練習してみるのもいいかも知れませんね。お箸が苦痛にならないように楽しく練習できる環境を整えてあげましょう。
先輩ママたちが実践した食事マナーの教育方法3選
子供のしつけにはその子に合わせた教育方法があります。育児書通りにうまくいかない、なんていうのはごくごく当たり前なので落ち込む必要はありません。
そこで、先輩ママたちに食事マナーをしつける時に効果的だった方法を聞いてみました。是非参考にしてみてください。
①ご飯を食べない娘。偏食でも食べてればOK!
「娘が2歳の頃、イヤイヤ期の影響もあってかバナナとヨーグルト以外は一口食べてもういらない状態…。栄養面も心配だし、偏食の癖も付けたくなかったので、色々工夫してトライしましたが全て拒否。様々な育児書を読み、食器やレシピ、食べる時間や間食にも気を付けましたがそれでも通用しない子はいます。たとえ偏食でも何かしら食べていれば成長するので、成長曲線内であればもーいいや!と開き直ることにしました。それまで毎日イライラしていましたが、4歳になる今は食べられる種類や量も増えてきたし、毎日走り回っている健康児です。」
②ハイローチェアで食事中の立ち歩きを防止
「うちの子は2歳頃までベルト付きのハイローチェアで食事していました。遊びたくてうずうずしてもベルトで固定されているので、立ち歩くこともおもちゃで遊びだすことも物理的にできませんでした。ベルトなしのイスだとたまに途中で遊びだしたり立ち歩いたりすることもありましたが、そんな時は『ご飯は終わり』と宣言して食事を下げます。泣かれても心を鬼にして態度を一貫することで、その後は立ち歩かずにきちんとご飯を食べられるようになりました。外食のときでもお利口さんです。」
③クチャクチャ食べる原因がまさかの鼻詰まりだった!?
「2歳前からきちんと食事ができるように教えていましたが、どうしてもクチャクチャ食べが直りませんでした。何度注意しても改善せず、3歳すぎても続いていました。ある日、子供と友達親子とランチをしているときに、クチャクチャ音立てて食べないで、といつも通りに注意していたら『ひょっとして鼻が詰まっているんじゃない?鼻炎や中耳炎だったりしない?』と指摘されて目から鱗でした。そういえば子供は鼻炎持ち。後日改めて耳鼻科へ通い出したことで鼻炎が改善されてクチャクチャ食べもだんだんマシになってきました。」
まとめ
子供の食事マナーは大きくなって悪い癖がつく前に2歳頃から始めることで、自然と正しいマナーが身につきます。イヤイヤ期と重なる時期なので、思い通りにはいかないことが多いですが、親が手本になる、叱る時は態度を一貫する、できたときはとにかく褒めるなどママやパパがサポートできることはやってあげましょう。育児書通りにいかないときもあるので、それも個性だと割り切って長い目で見るのも大事なことですね。