陣痛が重い人と軽い人の違いって何?

この記事は2017年11月16日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

妊娠から始まって十月十日、いよいよ我が子と対面する時期が近付いてきてワクワクしているママさん。でも、その前に乗り越えなきゃいけないイベントが「出産」。赤ちゃんにもうすぐ会えるサインが「陣痛」になります。陣痛は個人差が大きいものなので、短時間で済む場合もあれば長時間に及ぶこともあります。

この陣痛、人によって重い軽いがあるのはなぜでしょうか?

そこで、陣痛が突然来ても慌てず対応できるように、重い人と軽い人の違いや出産時に少しでも楽にできる方法をご紹介します。

 

目次

思っていたより楽勝だった人も?陣痛は人によって変わる

愛おしい赤ちゃんをこの手に抱くために迎える出産は人生の中でも一大イベントです。数時間から人によっては何日もかかる場合もあります。まさに出産は命がけなのですが、出産の合図でもある陣痛には個人差がかなりあり、思っていたよりも余裕があったと感じる人もいるほど。

 

兄弟によって重い軽いがある?

よく目にするのが、1人目と2人目でお産状況がかなり変化するママです.1人目は泣き叫ぶくらいの思いをしたけど、2人目は分娩台でおしゃべりをする余裕があったと語る人がいます。もちろん、1人目が楽で2人目が大変だった、または3人目4人目で楽になったなど、陣痛に関してはルールがありません。

「精神力や忍耐力が大事」と言う人もいて、確かにそれも陣痛を和らげるためには必要ですが、それだけでは説明がつかないよ〜!と感じる人もいるでしょう。

実は筆者もそう感じる1人で、初めての出産は病院で一番うるさかったくらい泣き叫び、2日間地獄を見るほど苦しみました。ベッドで散々暴れ回ったので、体中があちこち筋肉痛に…。

分娩台に上がったら20分ほどで産まれましたが、陣痛だけは精神力や忍耐力で和ぐレベルだとは思えませんでした。陣痛が少しトラウマになるほどですが、2人目は大丈夫かしら…と今からドキドキしています。

 

生理痛が重いと陣痛は軽い?

よく「生理痛が重い人は陣痛が軽くなる」という話を耳にします。確かに筆者は生理痛が軽いタイプなので陣痛が重かったのだろうか?と考え、色々なママさんたちの体験談を読み漁りましたが、「生理痛は重いけど陣痛も重かった」「生理痛も陣痛も軽かった」と真逆の話もたくさん出てきました。

 

生理痛や陣痛が起こるしくみ

生理痛も陣痛も、子宮の収縮や子宮の周りにある筋肉の収縮によって起こります。

生理痛と陣痛の大きな違いは痛みの間隔です。生理痛は痛みが継続しますが、陣痛は5〜10分、1分、2分と次第に間隔が狭まっていきます。

 

陣痛との関係あるの?

「生理痛は陣痛に迎えるための練習のようなもの」という話もあるので、生理痛が重い=陣痛が軽くなると考えられているようですが、因果関係は確認されていません。

でも痛みに慣れるという点では、生理痛がすごく重い人は陣痛に対して強くなるというのは納得できるものがありますよね。

 

出産時に少しでも楽になる方法5選!

生理痛が重い軽いに関わらず、出産は楽に産みたいものです。安産にこしたことはないですしね。

そこで、出産するときに楽になるための方法を5つご紹介します。赤ちゃんにようやく会える一大イベントに向けて、準備しておきましょう。

①体力をつける

出産は数時間とも何日ともかかる予測不可能なもの。安産を望むには体力がないことには乗り切れません。結構この体力があるかどうかが安産につながる大きな条件となります。

妊婦さんは走ったり激しい運動をしたりできないので、歩く、階段の上り下りをするなど、体に負担の少ない運動をしましょう。外出できない日はお家でスクワットする、かかとを上げて下ろすなどのエクササイズが効果的です。産院などでも自宅でのエクササイズを推奨するところは多いですよね。

下半身の筋力を鍛えると、子宮を支える骨盤底筋がしっかりし、お産が楽になります。

 

②股関節周りの筋肉を柔らかくする

出産時に骨盤を開きやすくするためには、筋肉の柔軟性はかなり大事になってきます。

妊娠して徐々にお腹が大きくなると、体の筋肉を緩めるホルモンが出て、出産時に骨盤を開きやすくなります。しかし、体が硬いとホルモンが出ても開きにくくなり、難産になることもあります。赤ちゃんもママもつらくなるので、ストレッチで股関節周りの筋肉を柔らかくしておきましょう。

さらにストレッチは骨盤の歪みを整えてズレを予防するのにも効果的なので、産前産後はしっかりとやっておきたいですね。

【妊娠中でもできる簡単なストレッチ】

・足の裏を合わせてあぐらを組み、手で両ひざを下に押しながら股関筋を伸ばす。

・あおむけに寝てひざを立てる。ひざをくっつけたまま左右にゆっくり倒して骨盤運動をする。

・あおむけに寝て、片足を横に広げて曲げて4の字にし、股関節の筋肉を伸ばす。

 

③下半身を温める

出産時は体が冷えていると筋肉が硬くなってお産が進みにくくなります。足や下半身を温めてあげることで安産に近付けるので、冷え性の人は入浴でしっかり体を温めたり靴下を履いたり、体が温まる生姜を使った料理を作るなどして冷えから守りましょう。また、冷たい飲み物は内臓から冷えてしまい、ますます冷え性になってしまうので、常温か温かい飲み物を飲むようにしましょう。

足をマッサージして血流を良くするのも冷え性には効果的です。足裏から上へと順番にマッサージしましょう。

 

④太り過ぎないように注意する

痩せ型の人でも妊娠中は激太りしてしまう人もいるくらい、妊娠中の体重管理って本当に難しいですよね。赤ちゃんへ栄養をあげるためについつい体が欲するままに食べてしまって、太り過ぎてしまうのは仕方ないですが、安産から遠のいてしまうことも。妊娠中に太り過ぎると、産道にも脂肪が付いてしまい、子宮収縮が弱まって本陣痛に入りにくくなり、長時間出産になる可能性があります。

さらに、妊娠中毒症や妊娠糖尿病のリスクも高くなるので、お腹の赤ちゃんのためにも食べすぎには注意したいですね。毎日体重計に乗って管理するだけでも増えすぎを防げるのでおすすめです。

 

⑤息を吐くことに集中する

これは陣痛が起きたときに有効な手段ですが、陣痛がくるとついつい力んでしまいますが、人の体は力んだときは無酸素状態になるので赤ちゃんに酸素が届かず苦しめてしまいます。陣痛は、ママはもちろん実は赤ちゃんにとっても苦しいもの。息を長く吐くことで陣痛を和らげることができます。

呼吸法は、ゆっくり息を吸って「ふぅーっ」と長く息を吐きます。そうすると息を吐く間は多少陣痛が楽になります。先輩ママたちの体験談にも、息をずっと吐くことに集中したおかげで陣痛を乗り切れたと語る人も多い方法です。ラマーズ法のような呼吸法ですが、産院でも陣痛時には息をふぅーっと吐くように指導されます。

出産前に練習しておくことで、本番でもスムーズに行えるようになるので、テレビを見ながらでもやっておくといいでしょう。

 

 

まとめ

いよいよ我が子と対面の日!でもその前に陣痛にたいして怖がりすぎず、陣痛を少しでも和らげてお産を軽くする準備をしておくと、ある程度のつらさを軽減させることはできるかもしれません。とくに妊娠中は運動不足になりやすいので、近所を歩いたり階段の上り下りをしたり、無理のない範囲で運動をするように心掛けたいですね。

自宅でもできる運動やストレッチ、体重管理などもしっかり行い、安産に近付ける体作りをしてみましょう。

 

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ナノマム編集部

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