幼稚園や役員や小学校PTA・・・やりたい?やりたくない?

この記事は2019年11月6日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

わが子の入園や入学、進級は嬉しく待ち遠しいですが、同時に気になる新年度のクラス役員やPTA役員の選出。特に、第一子の入園や入学では、どのように選出しているか、クラスや学年で何人選ばれるのか・・・など、気が気でないママもいるとか。今回は、役員を務めるメリット・デメリットをご紹介し、実際に役員をやったことのある岐阜県にお住まいのママさんのお声を集めました。

 

目次

保育園、幼稚園や小学校の役員とは?

園や小学校のPTA役員は、もとは「教育者のみならず、保護者も園や学校と一丸とって子どもたちをサポートする」といったボランティア精神が根本となっているそう。その役員会は、本部役員とクラス役員に分かれていることが基本です。園や学校全体の役員会である本部は会長、副会長、会計や書記と言ったポストがあり、クラス役員では園や学校のイベントのサポートや、運動会や夏祭り、バザーなどイベントごとの役員を決めるなど、園や学校によって組織の成り立ちが違います。

 

役員決めの主な方法

役員は、主に以下の3つの方法で決定することが多いようです。

1.立候補

希望の役があれば立候補して優先的に役員になることができる方法です。人数に限りがある場合で立候補者多数の場合は、じゃんけんやくじ引きで決定することも。

「子どもが通う小学校は生徒数が少ないこともあり、役員は6年間のうち必ず一度は引き受けなければいけないという暗黙のルールがあります。高学年になると役員の仕事内容が大変になると他のママ友から聞いたので、子どもが低学年のうちに立候補しました。」(小学生のママ)

 

2.推薦

役員歴のあるママから誘われ役員を引き受ける、という方法もあります。PTAや役員は最低1年間同じメンバーで担うことになるので、チームワークが重視されます。役員歴があるママさんに「この人となら円滑に役員の仕事がこなせそう!」と、推薦方式でポストに就くことも。

「幼稚園の役員で同じクラスのママさんが会計になっていたので、何気なく『役員っていつ決めるの?』と聞いたら、前年度に役員をやっていたママさんからの推薦で、とのこと。うちの園では、クラス役員以外は水面下で話が進んでいるのだなあと思いました。」(園児のママ)

 

3.くじ引きやじゃんけん

役員決めで多く行われるのが、くじ引きやじゃんけんではないでしょうか。特にクラス役員では、立候補者がいない場合にこの方法で決められます。

「子どもの通う小学校のルールは、どうしても役員を引き受けられない場合はくじ引きをする前に大勢の前で一人ずつ理由を話さなければいけません。やはり仕事や下の子がまだ小さいという理由が多いですが、中には理解をいただけない方もいるので毎年憂鬱です。」(小学生のママ)

 

 

役員を引き受けるメリット

「役員」と聞いて、デメリットばかり気にしてしまいますが、意外とやってよかった!との声も多数聞かれました。

 

1.親同士の交流が深まる

役員会議や活動では、親同士で話し合ったり協力し合う機会が何度も訪れます。先輩ママから地域の情報を聞けたり、子どものクラス外にもママ友ができたりなど、嬉しいメリットが!

「内気な性格でなかなかママ友ができずにいましたが、たまたま子どもの習い事を通じて知り合った同じクラスのママさんから誘われて、クラス役員にチャレンジしてみました。今では役員を通じて知り合ったママさんと園で会えることが楽しみになっています。」(園児のママ)

 

2.普段見られない子どもの姿が見られることも!

園や学校では、親の見学や参加が不可のイベントが行われることもあります。しかし役員であればイベントの企画やお手伝いとして参加し、子どもの貴重な姿が間近で見られるなんてことも!

「園の行事のおもちつきは父兄の見学はできません。年少のときにクラス役員の仕事としておもちつきの準備に参加することを知り、年中で思い切って立候補しました。当日、わが子が歌を歌いながら一生懸命お餅をついている姿を見ることができ、役員をやっていてよかった! と心の底から思いました。子どもも親が来ていることが嬉しかったようです。」(園児のママ)

「クラス役員の主な仕事は運動会のお手伝いでした。引き受けた当初は下の子も小さいし、暑くて大変だなあと思っていましたが、運動会の当日にびっくり!役員用のテントが設営してあり、しかも園児が一番よく見えるベストポジションだったのです。他の園児のパパさんたちが炎天下の中必死にビデオカメラとにらめっこしているのを脇に、楽に撮影することができました。」(園児のママ)

 

3.やりがいを感じ、自己成長につながることも

役員を引き受け、園や学校のために自分の時間を割くことはマイナスイメージがついてまわりがちです。しかし、子どもたちのためにあれこれ考え議論したり、活動で汗を流したりする時間を役員のママさんたちと過ごすうちにやりがいを感じたり、役員をやり遂げた後は園や学校組織の運営を学ぶチャンスが巡ってきてよかった、と成長した自分に気がつくママさんも多いそう。そのため、2~3年続けて立候補する人も意外といたりするのです。

「長男が年長だったときにクラス役員を引き受け、1年間忙しく過ごしていましたがとてもやりがいを感じたので、次男が入園してから卒園までの3年間は進んで役員を引き受けるようになりました。普段なかなか感じることのできない達成感を味わうことができ、小学校でも引き続きチャレンジしていこうと思っています。」(小学生のママ)

 

役員を引き受けるデメリット

メリットをご紹介しましたが、やはり気になるのがデメリット。多く寄せられた2点を紹介します。

 

1.時間の拘束

「園や学校の役員」と聞いて一番心配なのが、時間を取られることですね。各会議に出席したり、イベントの準備や片付けなど、パパとママが共働きで小さいきょうだいもいるご家庭では毎回参加するのは大変です。くじで決まってしまったり、どうしても役員を担当しなければいけない場合は、他の役員さんに家庭状況を説明し理解を得たり、会議などは都合のつく日に調節してもらうなど、早めの対策を練ることがポイントです。

「下の子を妊娠してすぐに、くじ引きで上の子のクラス役員に決まってしまいました。他の役員の方に事前に伝え、参加できる範囲でとお願いしました。実際、つわりの重い時期や産後直後に会議などが重なってしまった場合はSNSを通じて報告がきたり、協力的なママさんたちで助かりました。」(小学生のママ)

 

2.時に人間関係に悩むことも

園や小学校の役員は組織なので、さまざまな人と交流する機会が増えます。特に小学校のPTA役員など、タイミングによっては人の入れ替えがあまりない場合もあるので「出来上がった組織」に新たに入る場合は勇気がいることも。

「仲のいいママさんたちで構成された役員会に入っていくのは不安でした。話し合いなども『カフェでママ友トーク』のノリで進むので、時にはついていけないことも。」(園児のママ)

 

まとめ

家庭の状況は一つとして同じところがなく、役員が負担に思うママもたくさんいます。園や小学校によって役員の仕事内容は変わってくるので、入園、入学前の情報収集がポイントとなるので要チェック!また、SNSなどコミュニケーションツールが発達した現代なので、周りの理解を得るため上手く利用するなど、工夫していけるといいですね。

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ナノマム編集部

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