子どもが頭を打った!救急に行く目安

大きな頭とコロンとした小さな体のバランスがなんとも愛くるしい赤ちゃんや小さな子どもですが、頭が重いのでバランスを崩して転んでしまうこともしばしばです。歩き始める前の赤ちゃんだから大丈夫、というママやパパも安心しないで!寝返りやハイハイ、つかまり立ちなどを始めた赤ちゃんでも高いところから落下し、頭を打つことも。今回は、赤ちゃんや小さな子どもが頭を打ったとき、救急に行く目安をご紹介します。

 

0~5歳の子どもは転ぶ、落ちるに要注意!

神戸大学大学院医学研究科のデータによると、0~5歳の子どもの事故種別緊急搬送数で圧倒的に多い原因が、転倒や転落による事故です。小さな子どもが転倒などによる頭部外傷をおこしやすい理由として、頭部が大きく重心が上方にあることや、視野が低く狭いためと言われています。

 

直ちに救急医療機関の受診しなければならない頭部外傷

頭を打ったと言っても、打った状況や子どもの年齢により危険性は異なってきます。では、どのような打ち方が危険なのでしょうか?

  • 2歳以下は90センチ以上、2歳以上は150センチ以上の高さから落下した場合
  • 車の外に放り出されるような事故にあった場合
  • 衝撃の強い高速の物体によって打撲した場合(大人が投げた硬いボールや石など)
  • 歩行者として、またはヘルメットを着用していない状態で自転車などに乗っている際、バイクや乗用車などと衝突した場合

上記は危険な頭の打ち方のほんの一例です。加えて、打った直後の子どもの様子を詳しく観察して判断しましょう。

打った直後の観察のポイント

頭を打った直後の子どもの様子が、救急医療機関を受診すればいいかを見分けるポイントの一つとなります。特に注意深く観察してください。

・ポイント1 頭を打った後、すぐに泣いたか、ぼんやりしていないか
・ポイント2 吐き気や嘔吐がないか
・ポイント3 瞳の大きさや、目や手足の動きをチェック!少しでもおかしいと思えば医療機関で受診を!

 

救急に行く目安

前述の「打った状況」と「直後の観察のポイント」に当てはまらなくても、数時間のうちに以下の一つでも当てはまる症状が出れば、救急を受診しましょう。

  • 頭痛が強くなってきたとき
  • 繰り返し吐いたり、吐き気や気持ち悪さが続くとき
  • 物が二重に見えたり、見えなくなったとき
  • 手足のしびれ、動きにくいなどの症状が現れたとき
  • 意識がなかったり、けいれんが起きたとき
  • 体温が高くなってきたとき
  • 言葉が不明瞭になったとき
  • 左右の瞳の大きさが違うとき
  • 頭を打ったときのことを覚えていないとき
  • 打ったところにへこみがある場合
  • 目の周りや耳の後ろが黒くなっている場合

また上記に当てはまらなくても、機嫌が悪い状態が続いたり、子どもを観察してなんとなく普段と様子が違うと感じれば、迷わず救急を受診することをおすすめします。

 

経過観察のポイント

頭を強く打った後2日間、特に直後から24時間は注意して子どもの様子を観察することが大切です。頭の骨や意識障害、目や手足の動きの異常が2日間見られなく、その後1ヶ月注意していても何もなければ安心してもよいとされています。

 

 

普段からできるケガ防止策

赤ちゃんや小さな子どもの行動は、毎日お世話をしているママやパパでも予想がつかないので、思わぬ場所でケガをしてしまうこともしばしば。予想外の事故やケガを未然に防ぐためにも、普段からできる防止策をご紹介します!

 

家庭内での予防策

  • 階段や段差は子どもが自分で上ったり降りたりできないように、柵などを取り付ける工夫をする。
  • 高く目立つところに子どもの好きなキャラクター物やお菓子を置かないようにする。
  • ベビーベッドを使用する場合、必ず柵を上げるように気をつける。
  • 家具や角にクッションテープをあらかじめ貼っておく。
  • ベランダがある場合、ベランダ側の窓などの鍵を簡単に操作できないように2重でかけておく。また、ベランダに踏み台になるような箱やバケツなどを絶対に置かない。

 

家庭外での予防策

  • 転倒防止のため、子どもの足の大きさに合った靴を履かせる。
  • 段差や階段がある場所はできる限り大人が付き添い補助するか、不要に駆け下りたり走ったりしないよう普段から言って聞かせる。
  • 三輪車、自転車などに乗せる場合は必ずヘルメットを着用する。

 

筆者の体験談

筆者の娘がちょうど3歳の誕生日を過ぎたころ、自宅玄関のコンクリートの段差の角に頭を打ちつけた際の体験談をご紹介したいと思います。

状況としては、家に入ろうと娘が玄関に駆け寄った際、コンクリートの段差の手前でつまずき転倒、運悪く段差の角に頭を打ち付けました。打った箇所は額の上部、髪の生え際で、すぐに大泣きし打った箇所を確認すると、血が滝のようにあふれ出てくぼんでいました。初めて目の当たりにした大量の出血とくぼみに驚き、頭が真っ白になったことを覚えています。当時は平日の昼間で周りに頼る人も居らず、また恥ずかしながらも応急処置の知識がなかったので救急に電話をしました。

当時救急センターの方に確認された項目は、以下のとおりです。

・子どもの年齢
・子どもの様子・・・意識はあるか、吐いたか、泣いているかなどを詳しく伝えます。娘の場合は意識がはっきりとしており、吐くなどの異常は見られませんでした。
・傷の様子・・・出血や傷の大きさなどを詳しく伝えます。出血の量が多い場合、傷の大きさははっきり分からないことも。くぼんでいるかなど確認できる範囲で伝えます。
・打った場所の様子・・・打った場所の材質、段差であれば何段目であったか、室内外などの状況を説明します。

その後通報者の名前や住所などを確認しますが、出血が止まらないので「救急車が到着するまでできること」を指導していただきました。今回のケースでは、傷口を清潔なタオルなどで圧迫し、止血することを指導されました。

救急車が到着するまで5~6分ほどでしょうか。そのころには出血も娘のパニックも収まり、救急隊員の方も静かに対応してくださいました。搬送先で傷口の消毒、医療用ホッチキスで留め、念のためにとCTを勧められ、脳内の検査をしました。幸いにも大事に至らなかったので、後に「救急車を呼ぶほどでもなかったのかなあ。小さな子どもが影響を受けやすいCTでの検査は、もしかしたら不要であったかもしれない。」と自分を責めたりしました。しかし、「頭を打つ」ということは命の危険と隣り合わせでもあります。普段と子どもの様子が違ったり、他に頼る人が周囲に居らず、ママ自身が判断を下せない場合は救急センターに支持を仰いだり、迷わず救急医療機関を受診することをおすすめします!

 

まとめ

救急を受診する目安をいくつかご紹介しましたが、頭を打つことのないよう普段から赤ちゃんや子どもを守る環境作りに取り組みたいですね。繰り返しますが、もし打ってしまい大事に至らなかったとしても、様子を見る中で普段と少し様子が違うな、と思えば医療機関を受診することをおすすめします。「ママの勘」はいろいろなところで発揮されるので、日頃から子どもとのスキンシップを大切にしたいですね。

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ナノマム編集部

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