いつ?どうやって?予防接種スケジュールをたてよう

この記事は2019年5月29日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

現代のママたちは、赤ちゃんがおなかの中にいるときから「赤ちゃんの予防接種」に関して自治体や産院から様々な資料や情報が載った冊子などを受け取っているかと思います。発行元やワクチンの種類別など、情報にあふれかえる大量の資料の内容を上手く消化できなくて、何を参考にすればいいのか悩むママも多いとか。今回は子どもの予防接種スケジュールのたてかたにスポットを当ててご紹介します!

目次

予防接種の必要性とは?

赤ちゃんはママから免疫をもらって生まれてきますが、その免疫も数か月たてば効果が弱くなっていきます。赤ちゃんを始め、子どもは病気に対する免疫が未熟なため病気にかかると後遺症が残ってしまったり、命に関わるケースも。赤ちゃんから感染症にかかりやすいと言われている年齢まで、正しく予防接種を受け免疫をつけることで、大切な命を守ることができます。

予防接種を始めるタイミング

ワクチンデビューは生後2か月の誕生日からとされています。ワクチンによって接種可能な月齢や回数、間隔が違うので要チェックです。
0歳代のワクチンの種類と接種回数は多いので、生後2か月を迎えたらできるだけ早く接種を開始するようにしましょう。

 

予防接種スケジュールのたて方のコツ

かかりつけ医を探す

赤ちゃんが生まれたら、早いうちに自宅近くやママが通いやすい小児科を探すことがベストです。最近は、出産した医療機関で予防接種を受け付けていることも多いですが、里帰り出産や引越しなどの理由で通い続けられない場合も。ママが安心して通える小児科を妊娠中~産後すぐに見つけることをおすすめします!小児科には事前に接種可能なワクチンの種類を確認し、実際にスケジュールも相談してみましょう。赤ちゃんの体調が悪く予定日に接種できなくても、次の予約が取りやすいなどの面から、なるべく同じ医療機関で打つことをおすすめします。

同時接種できるワクチンをチェック

ワクチンの同時接種の歴史は非常に浅く、2011年に日本小児科学会が発表しました。背景には、2008年以降に8つの新しいワクチンが接種可能となり、赤ちゃんのころに接種するワクチンが急激に増えたこととされています。海外では同時接種が進んでおり、国内外で安全性も確認もされているので、現代ではスケジュールは基本的に同時接種を基盤としています。また、予防接種には「対象者は予防接種を受けるよう努力する」とされている定期接種と、「対象者の希望により行う」任意接種の2種類があります。特に任意接種は悩むところですが、スケジュールと相談して接種可能であれば早めに打っておくこともポイントです。

 

接種間隔には十分注意!

ヒブや小児用肺炎球菌などの「不活化ワクチン」は6日以上あければ別の種類のワクチンの接種はよいという比較的短い間隔のものから、27日以上あけなければ接種できないロタウイルス、BCGなどの「生ワクチン」と2種類あります。現代は不活化ワクチンと生ワクチンを同時接種するスケジュールをたてることが一般的なため、通常次の接種まで1か月以上あけます。その間に子どもが体調を崩して予定通りに接種できない場合や、接種回数が増えていくとあやふやになりがちです。少しでも不安を覚えたら、かかりつけ医や医療機関と相談し、確認するようにしましょう。

重症になりやすい病気を優先

赤ちゃんがかかると重症になりやすいと言われている病気の免疫をつけてあげるため、早めに接種することがポイントです。主に、B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合、BCGといったワクチンは0歳代には接種を開始させたいところ。また、季節性のインフルエンザは生後6か月から接種可能なので、流行する前になるべく家族全員で接種することがポイントです!

集団生活に入る場合は医師とワクチンを相談

ママの社会復帰などで、0歳代から保育園などの集団生活に入る予定がある場合は、集団生活で流行しやすい病気のワクチンを優先して接種することがおすすめです。ロタウイルスやおたふくかぜ、水ぼうそうなどが特にかかりやすいと言われています。感染すると長期間園をお休みしなければならないので、医師と相談の上接種しましょう。

 

接種を受ける前に確認すること

予診票を確認

予診票には事前に必要事項を正確に記入しておきましょう。住所や名前、生年月日といったあらかじめ記入できる項目は、時間を見つけてまとめて記入しておくこともおすすめします。予診票ばかり考えて母子手帳を忘れる人もたまにみえるそうなので、母子手帳に挟んだりし、工夫して持参しましょう!

赤ちゃんの体調を確認

接種当日、赤ちゃんの体調や機嫌の確認は必ずしましょう。病気の場合、予防接種をうけたために悪化したり、副反応が強く出たりする場合があります。普段と様子が違っていたり、体調に不安を感じたりする場合は、接種の前に必ず医師と相談しましょう。以下のチェック項目で一つでも気になったり、ママや家族が判断できない場合は当日の問診で医師に伝えましょう。

  • 機嫌や顔色はいいか
  • 食欲は普段通りか
  • 尿や便の回数や様子に異常はないか
  • 体温が高くないか
  • 皮膚に発疹などの症状がないか

過去受けた予防接種の確認

生後2か月にワクチンデビューをし、順調に接種していくと考えると、生後6~7か月くらいまで毎月なんらかの予防接種を打っている計算になります。乳児期に受けるワクチンで、接種の回数が多いものがほとんどなので、ママが毎回確認する必要があります。また、過去接種後に異常を感じたことのあるワクチンを2回目、3回目に打つ場合は必ず医師と相談しましょう!

薬物や食品のアレルギー確認

前述の過去に受けたワクチン接種後の異常の確認も重要ですが、薬物や食品のアレルギーもあれば分かる範囲でできるだけ予診票に記載したり、医師と相談することがポイントです。不安なことがあれば質問し、納得した上で接種を受けましょう。

まとめ

生後2か月から予防接種で一段と忙しくなるママですが、かわいい我が子のためにしっかりと免疫をつけてあげたいですね。予防接種は100%安全が約束されているものではないので、少しでも疑問や不安があればかかりつけ医などに相談してスケジュールをたてましょう。

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ナノマム編集部

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