赤ちゃん返りの対策5つ

この記事は2019年2月20日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

保育園や幼稚園のママたちとの会話の中で、必ず話題に上る子どもの「赤ちゃん返り」。ママたちの体験談では、赤ちゃん返りと一言で言ってもその行動は子どもによってさまざま。今回ご紹介する赤ちゃん返りの対策法5つは、赤ちゃん返り真っ最中のお子さんを持つママも、これから新たな家族が増えるママの予備知識としても押さえておきたいポイントばかりです。ぜひ参考にしてください!

 

目次

赤ちゃん返りの具体的な行動とは?

ママたちがよく耳にする子どもの「赤ちゃん返り」。赤ちゃん返りとは、一人で食事が取れる、少しの我慢ができるなど、ある程度成長した幼い子どもが下の子の誕生や家庭環境の変化を期に、赤ちゃんに戻ってしまったかのような言動をすることを指します。

赤ちゃん返りの具体的な行動として、
・靴を履く、着替えるなど、今まで自分でできていたことをしようとしない、
できなくなる
・感情の起伏が激しくなる
・赤ちゃんに手を出す
・自己アピールの回数が増える
・わがままな言動が目立つようになる
・おねしょやトイレの失敗が増える

などなど・・・・・・。家庭環境や子どもの性格によって、赤ちゃん返りの出方はさまざまのようですね。

 

赤ちゃん返りが起こりやすい年齢は?

一般的に、2~3歳の子どもに赤ちゃん返りが多く見られると言われていますが、4~6歳の子どもでも、赤ちゃん返りをしても全くおかしくない年齢だそう。下の子と年が離れていると、ママや家族は急に上の子が成長したお兄ちゃん、お姉ちゃんに見えてくることはありませんか? 年が離れていても、まだまだママに甘えたい気持ちは十分! お兄ちゃんお姉ちゃん業を上の子に対して一方的に押し付けず、家族でカバーしあって上の子の心の成長を見守れたらいいですね。

 

対策1 上の子から先に!を意識する

赤ちゃんが家族に仲間入りしたての上の子の気持ちを代弁すると、赤ちゃんがおなかの中にいるときから自分がお兄ちゃんやお姉ちゃんになる心の準備はしていたけれど、実際赤ちゃんにママの全てを持っていかれてしまって、寂しい! というようなところでしょうか。

それまで一身に受けてきた家族中の愛情を下の子に分散されたような気持ちになり、やきもちもやいているでしょう。年の差があまり開いていないと、まだまだママに甘えたい気持ちも十分あるはず。手のかかる下の子を優先するのは当然の流れですが、お風呂や食事、抱っこや寝かしつけなど、できる限り「上の子から先に」を意識してみてください。

また、「お兄ちゃんなんだから、お姉ちゃんなんだから○○しなさい」という一言はNG! 年上であることを強調する場合は、「お兄ちゃん一人でお着替えできたの? さすがだね!」や、「ごはん全部食べられたの? お姉ちゃんすごいね!」など、褒めるときに上手く使うようにしましょう。

 

対策2 赤ちゃん返りの行動を叱らない

今までできていたことが急にできなくなったり、しようとしなかったり・・・・・・。下の子のお世話で手一杯なのに、さらに上の子のお世話となると、急いでいるときなどママはどうしてもイライラしてしまいますね。そんなときに、「前は○○できていたでしょ!」と叱るのはNG。赤ちゃん返りの行動が見られるようになったら、実年齢の2歳下の子どもだと思って接してみてください。子どもはママの愛情を確かめるために赤ちゃん返りをするとも言われています。ママがイライラするのは当たり前。その気持ちを少し心の中に閉じ込め、対応することで子どもが「自分がわがままを言わなくても、ママはきちんと接してくれる」と少しずつ安心し、赤ちゃん返りが落ち着くことも。

 

対策3 すきま時間はなるべく上の子とふたりで過ごす

下の子のお昼寝時間や、家族が面倒を見てくれている時間などは、上の子とママ、ふたりで過ごす大切な時間です。手のかかる下の子が落ち着いた時間は、自分のことをしたり家事を済ませたりとやりたいこともいっぱいですが、家事など頼めることはパパやほかの家族にお願いして、上の子と過ごす時間を作ってみて。一緒にお絵かきしたり絵本を読んでみたり、近所を少し散歩したり、上の子の好きなアニメをおひざに乗せて一緒に鑑賞したり・・・・・・。ママの無理のない範囲で一緒に過ごす時間を増やすと、気持ちが落ち着くこともあります。

対策4 スキンシップを大切に!

子どもと取るスキンシップのコツは、体で表現するだけではなく言葉もプラスすることです。

普段から気持ちを言葉にして、家族に伝えていますか? 心の中で「かわいいな」、「大好き!」と思っていても、言葉にしなければ伝わりません。何気ないときでもぎゅっと抱きしめて、「ママのたからものだよ!」と伝えたり、上の子の機嫌がいいときには「この笑顔がママ大好きだな~。いつも笑顔でいてくれたらママもっと嬉しいな!」と言ってほっぺたをつつくなど、テンションが上がるような一言をたくさん言ってあげましょう。

 

対策5 言葉だけでも上の子に意識を向ける

家事に育児、仕事にとただでさえ忙しいママですが、下の子のお世話に追われていても、一緒に過ごしている時間の間、意識だけはなるべく上の子に向けていてあげてください。「何をお絵かきしているの? 出来上がったらママにも見せて!」や、「一人で靴下履けたね、○○くんすごいね!」など、一瞬でもいいので上の子が今何をしているかの動作を確認し声がけすることによって、上の子を気にしているよ、ちゃんと見ているよ! というアピールをすること。そして、上の子がなにかを上手くできたり、特別なことがあればとにかく笑顔で褒めて抱きしめてあげてください。子どもの成長の上でもっとも大切な「自己肯定感」を育てることにも繋がります。

まとめ

ママが毎日笑顔で余裕を持って育児をするということは、頭では分かっていても実際はとても難しいこと。今回紹介した内容は、赤ちゃん返り対策のほんの一部でしかありません。「今日こそは赤ちゃん返りを止める」などと思いつめず、わが子に合った対策で、少しずつ改善できることを願っています。そして育児の上でなにより大切なことは、ママひとりが全てを背負ってはいけないこと。たまにはパパや家族に頼り、ママ自身もリフレッシュしてくださいね!

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ナノマム編集部

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