もうすぐ小学生!就学前におさえておきたい5つのポイント
年長児をもつママやパパは、幼稚園や保育園の卒園を控え、春に向けて卒園・入学の準備で忙しくなりますね。準備物や小学校入学後の生活の変化などに対応するための準備の他にも、新1年生自身の準備も忘れず、早めに取りかかっておくことが大切です。新1年生に必要な、入学前におさえておきたい5つのポイントについてお知らせします。
目次
生活習慣を整える
小学校に入学すると、幼稚園・保育園での生活よりも朝のスタートが早くなります。そして、学校生活では、学習中心の生活となるので、心身ともにとても疲れやすくなるといわれています。十分な睡眠をとって、朝すっきりと目覚め、学校での学習に集中して取り組めるように、早めの就寝でしっかりと睡眠をとることが必要ですね。睡眠中の成長ホルモンの分泌は、学習効果を高める働きもあります。入学前から早寝早起きの習慣が身につくように、家族で協力して生活習慣を整えておきましょう。
和式トイレに慣れる
洋式トイレが主流になってきて、和式トイレを使ったことがない子どもが増えています。学校にも洋式トイレが設置されてきてはいますが、和式トイレが多いところもまだあります。機会を見つけて、和式トイレにも慣れておくようにすると、学校でトイレの使い方に戸惑ったり、和式トイレの使い方が分からず、排泄をガマンしたりすることが避けられますね。トイレを使うことはとてもデリケートな問題で、使いにくいと感じるとトイレに行かなくなることもあり、健康への影響もあるかもしれません。外出先のトイレなどを使って、公共のトイレも使えるようにしておくといいでしょう。
お箸の持ち方にも意識して
お箸の持ち方は、鉛筆の持ち方にも関係していると言われています。お箸の手前側の1本は、鉛筆の持ち方と同じことをご存知ですか?小学校入学前にお箸の持ち方を意識して、正しく使えるようにしておくと、鉛筆を正しく持って、正しく文字を書くことにつながります。書くことは学習の中でも重要な部分で、きれいで正しい文字を書くことにも影響してきます。お箸の持ち方については、あまり厳しくうるさく教えるのではなく、楽しく食事することを忘れないでくださいね。
いすに座って活動することに慣れる
幼稚園・保育園では、卒園の時期に向けて、ある程度の時間椅子に座って活動することに慣れるような活動を少しずつ取り入れていきます。それは、いすに座り机に向かう時間がほとんどの、小学校での授業に少しでも慣れておけるようにするためです。おうちでも、ソファーやカーペットの上にリラックスして座るだけではなく、いすに座り机に向かっておえかきや粘土遊びをするなどの活動を心がけてみましょう。正しい姿勢で座ることは、学習の基本とも言われています。
ひらがなで書かれた自分の名前が分かる
年長児になると、文字や数字に興味・関心を持つ子どもがたくさんでてきます。年上の兄弟や、同学年の子どもですでに文字への関心が高い子どもからの影響を受ける場合も多いですね。子どもから自然発生的にひらがなの読み方を聞いてきたり、文字を読もうとする姿もみられるようになります。子どもの自然な知的欲求を認めて、それを援助してあげることはとても大切ですね。
小学1年生では、机やいす、持ち物などすべて、ひらがなを使って表示されます。同じ持ち物が多いので、自分の持ち物を知るためにも、ひらがなを読んで判断することが必要になってきます。文字への興味・関心がまだ低い子どもへは、かるたやカードゲームなどを使って、楽しみながら文字への興味をひきだしてあげるようにするといいでしょう。1文字でもひらがなが読めるようになると、自信をつけてどんどん興味を示すようになっていきます。身近な文字である自分のなまえや、簡単な文字から覚えていけるよう援助してあげましょう。
先輩ママからのアドバイス
我が家の息子は小学校に入るまで、ひらがなの読み書きが全くできませんでした。両親の仕事の関係で、小学校入学直前まで海外で生活していたため、日本の幼稚園・保育園に行かなかったことも影響しています。
小学校の先生は、「入学するまでに自分の名前が読み書きできるようになっているといいです」と言われることが多いです。幼稚園や保育園でも、できるだけ自分の名前を読み書きできるように指導することが多いですよね。
しかし、小学校の先生の中には、まっさらな状態から正しい筆順でひらがなを学んでいく方が効果が高いという意見を持っている先生もいます。見よう見まねで覚えたひらがなは、筆順も違い、直すことの方が大変なようです。
小学校入学までに、ひらがなが読めない、書けないからといって、心配する必要はありません。我が家の息子は、小学校入学してから文字を習得しました。鉛筆の持ち方も丁寧に指導してもらい、正しい持ち方できれいな文字をかけるようになっています。入学前から文字を読み書きしてきた同級生に劣ることなく、学習を楽しむ毎日です。
まとめ
小学校入学前にごく基本的なことをおさえておくだけでも、あまりストレスを感じることなく、新生活をスタートさせることができますね。幼稚園・保育園の生活から小学校へと進学する時期は、人生の中でも大きなステップで、大人の想像以上に子どもがストレスを感じることもあるようです。
新しく始まる「学習」を楽しく充実したものにできるように、小学校入学前にできる「準備」を整えておけるといいですね。
期待いっぱいに心弾ませている新1年生。おうちでのサポートを大切にして、支えてあげましょう。