子どもが野菜を食べない!簡単下ごしらえやアイディア集

この記事は2019年1月16日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

ご飯作りで大人を悩ます子どもの野菜嫌い。野菜があると絶対にご飯を食べてくれなかったり自分の好きなものしかたべなかったりしますよね。野菜を食べずに偏った食事ばかりだと、きちんと栄養面がとれているのか心配になってしまいます。
そこで、今回はそんな野菜嫌いな子どもでも美味しく食べられるための簡単下ごしらえや調理アイディア集をまとめました。

目次

何で子どもは野菜がきらいなの?

子どもはなぜかみんな野菜が嫌いです。今は大人になった私たちでさえ、子ども時代は嫌いで食べられない野菜がたくさんあったはず。では、なぜそもそも子どもは野菜が嫌いなのでしょうか?

本能で避けている?!子どもは酸味や苦味が苦手

食べ物を食べると、「甘味・旨味・塩味・酸味・苦味」を舌で認識することで美味しいと感じます。その中でも、子どもが好むのは「甘味・旨味・塩味」の3つです。

甘味・・・米やパンなどの体のエネルギー源となる炭水化物
旨味・・・肉や魚に含まれるタンパク質
塩味・・・塩に含まれるミネラル

この2つは栄養素として生きていく上で欠かせないので、本能的にこの味が「美味しい」と感じるようです。そして、「酸味・苦味」の2つは子どもが嫌う味です。酸味は腐っているかまだ未熟な食べ物、苦味は毒がある!と本能的に避けるようになっているので、子どもは野菜に多いこれらの味が総じて苦手だそうです。大人になってから徐々に食べられるようになるのは、この酸味や苦味は危険でないもの、美味しいものだと経験則で理解して味に慣れてくるためです。子どもの野菜嫌いは本能によるもので、単なるわがままではなかったのですね。

嫌われ野菜を美味しく下ごしらえ!

子どもの野菜嫌いの理由が本能的に酸味や苦味を避けているせいとは言え、野菜の栄養はしっかりとって欲しいしなるべく好き嫌いはして欲しくありませんよね。酸味や苦味が強い野菜を美味しく食べてもらうには、野菜に合った下ごしらえが重要です。
そこで、子どもによく嫌われる野菜が美味しくなる下ごしらえの方法をご紹介します。

ピーマン

嫌われ者No. 1のピーマンは苦味や青くさがやっかいですよね。
ピーマンの下ごしらえは、煮たり焼いたりする前にまずトースターで軽く下焼きをするだけで完了。ピーマンに油を少し塗って塩をまぶしてからトースターで5分ほど焼くと、ピーマン特有の苦味や青くさが軽減されます。やわらかくなって甘味も増しますよ。

にんじん

繊維が多くて固いのと、味やにおいに少しクセがありますよね。
にんじんの下ごしらえは、レンジでチンして加熱すること。
にんじんは加熱することで甘味がすごく増します。炒め物や煮物に使う前もまずは加熱してやわらかくすると食べやすくなります。擦りおろすときも加熱してから行うと、生で擦ったときのザラザラ感がなくなります。

なす

色や食感がいや!という声の多いなす。
なすの下ごしらえは、アクの強い皮を剥いて切ったら水にさらしてアクをとります。水気はしっかりと拭き取ります。この手間があることでなすの渋みが抑えられて子どもでも食べやすくなります。皮も栄養があるので、初めのうちは剥いて食べさせ、徐々に慣れてきたら少しずつ皮を残していきましょう。

トマト

独特の酸味や食感が苦手な子どもが多いトマト。
トマトの下ごしらえは、ヘタをくり抜いて沸騰したお湯につけて皮をきれいに剥き、トマトを横半分に切ってスプーンなどで種をかき出します。トマトの皮と種は苦手な子も多いので、皮と種をとってから加熱調理することでブツブツした食感もなくなり、酸味が抑えられて甘さが増して美味しく調理できます。

ほうれん草

いかにも苦そうな色や渋みがあるほうれん草。
ほうれん草の下ごしらえは、しっかりやわらかく茹でてアクを取り除くこと。
まずは固い茎の部分から茹で始め、少しやわらかくなってきたら葉全体をお湯に入れて茹でます。茹で上がったら水にさらしてすすぎ、もう一度きれいな水にしばらくつけておきます。水気はしっかりと切ってから調理しましょう。

野菜嫌いの子どもでもパクパク食べられる調理アイディア集

野菜嫌いの子どもに何を食べさせればいいのか分からない…
そんな時に是非作ってあげると子どもが喜ぶ、野菜嫌いでもパクパク食べられる調理アイディア集をまとめました。

野菜ポタージュで栄養たっぷり!

様々な野菜たちをクリーミーなポタージュにすることであったかくて美味しくいただけます♪

(材料)
・大根、にんじん、さつまいも、キャベツ、玉ねぎ
・水…100ml
・顆粒コンソメ…大さじ1
・みりん…大さじ2
・牛乳…300ml
・バター…15g
・塩…少々

(作り方)
①野菜は全てみじん切りにし、キャベツの葉はざく切りにして食感を残す
②鍋に野菜と水、コンソメ、みりんを加えて野菜にしっかり火が通るまで煮込む
③野菜に火がしっかり通ったら、ミキサーでペースト状にする
④野菜ペーストを鍋に戻して牛乳を加えて混ぜる
⑤煮立ってきたらバターを加えて、最後に塩で味を調整する
⑥お好みでクルトンやパセリを散らして出来上がり!

野菜たっぷりキーマカレー

ミンチ肉は子どもが大好きな食材。みじん切りにした野菜と一緒にカレーにすればおかわり間違いなし♪

(材料)
・玉ねぎ…1個
・にんじん…1本
・ピーマン…1個
・合挽き肉…200g
・チューブにんにく…小さじ1
・チューブ生姜…小さじ1
・水…100cc
・カレールー…20〜40g
・塩こしょう…少々

(作り方)
①油をひいて野菜を炒め、野菜に火が通ってきたら合挽き肉を加える
②にんにく、しょうが、塩こしょうを加えて肉の色が少し変わってきたらみすを投入
③煮立ってきたらカレールーを加えて、10分ほど混ぜながら加熱する
④水気が少しなくなったくらいで出来上がり
⑤好みでトマトやはちみつを加えて作っても美味しい♪

野菜ケーキは子どもも喜ぶ♪

にんじん嫌いも思わずたくさん食べちゃう栄養満点のにんじんケーキ!

(材料)
・にんじん…150g(皮のまますりおろし)
・卵…2個
・砂糖…30g
・薄力粉…120g
・ベーキングパウダー…小さじ1
・サラダ油orごま油…50g

(作り方)
①型にオーブンシートをしいて、オーブンを180度で予熱する
②卵と砂糖を泡立て器で混ぜる
③油とにんじんすりおろしを加えて混ぜる
④薄力粉とベーキングパウダーを加えて混ぜる(※混ぜ過ぎず少し粉っぽさが残るくらい)
⑤型に流し入れてトントン揺らして平らにならす
⑥180度のオーブンで35分焼く
⑦竹串を刺して中まで火が通っているのを確認したら出来上がり!

春巻きの皮で包んでチーズスティックに

野菜をチーズと一緒に春巻きの皮でスティック状に包んで焼くだけ♪

(材料)
・春巻きの皮…4枚
・アスパラ…8本
・塩こしょう…少々
・スライスチーズ…4枚
・オリーブオイル…大さじ3

(作り方)
①アスパラは1〜2分ほど塩茹でし、チーズは4当分に細長く切る
②春巻きの皮を半分に切り分け、アスパラとチーズを並べて塩こしょうする
③春巻きは手前からしっかりと巻いていき、巻き終わりの部分に水をつけてギュッと抑えてくっ付ける
④チーズが出ないように両サイドも折りたたんで水をつけて閉じる
⑤フライパンにオリーブオイルをひいて、巻き終わりを下にして揚げ焼きにする
⑥きつね色になったら裏返して両面こんがり焼けたら出来上がり

まとめ

子どもの野菜嫌いは本能的に酸味や苦味を避けているため。
食べなさいと叱ってもなかなか食べてくれないのは、単なるこどのわがままではなかったのですね。どうして野菜が嫌いなのかが分かれば色々と調理の工夫もしやすくなるはず。
下ごしらえやレシピのアイディア一つで、少しずつ食べられる野菜が増えていくといいですね◎

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ナノマム編集部

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