乾燥する季節到来!風邪予防のためにやっておきたい乾燥対策

この記事は2018年12月7日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

寒い季節になってくると気になる乾燥のこと。空気が乾燥しすぎると喉が痛くなるし風邪を引きやすくなりますよね。風邪知らずで元気に冬を過ごすには、乾燥をどう乗り切るかが重要になります。とくに小さい子どもがいるご家庭は、お子さんの風邪予防のためにもしっかり乾燥対策をとっておきたいですね。
そこで、今回は冬場の乾燥対策についておすすめの加湿方法をいくつかまとめました。

目次

冬場は風邪ウイルスの飛散量が多くなる!

冬になると寒くなって空気が乾燥するのは毎年当たり前の現象ですが、そもそもなぜ冬になると空気が乾燥するのでしょうか?風邪ウイルスも冬場になると毎年ニュースで注意喚起がなされますが、乾燥と風邪ウイルスはどう関係があるのでしょうか?

冬の空気が乾燥する主に2つの理由

冬の空気が乾燥してしまう原因として、大きく2つの理由が考えられるようです。

①空気が冷たいと空気中の水分量が減る
空気中には目には見えませんが水分を含んでいます。
これは気温が高いと水分を多く含み、気温が低いと空気中に含まれる水分量は少なくなります。これによって、気温の低い冬場は必然的に乾燥しやすくなります。

②シベリアからの季節風の影響
冬が近付くと、シベリアで発生した−50度の高気圧による非常に湿った冷たい風が日本海までやってきます。毎年日本海側が大雪に見舞われているのは、このシベリアの季節風の影響がとても大きく、この季節風は山を越えてやがて太平洋側へと渡って行きます。
この季節風が太平洋側まで渡った時には、日本海側で大雪をたくさん降らせて水分が抜けた風になっているので、日本列島をとても乾燥した冷たい空気が流れてくるようです。

風邪ウイルスの飛散量が多くなる?!

風邪を引くほとんどの原因は風邪ウイルスによる感染症です。この風邪ウイルスは200種類以上あると言われており、気温が低くて乾燥した冬場はウイルスの飛散量が多くなる傾向があるようです。その理由としては、空気中の水分が少ないことでウイルスの比重が軽くなり、風邪ウイルスが空気中を浮遊しやすくなるからと言われています。
ウイルスはそのまま湿度の高いヒトの口や鼻といった粘膜へ付着します。空気の乾燥によって普段より水分が不足している粘膜では防ぎきれず、風邪ウイルスが体内へ侵入してきてしまうことで風邪を引いてしまうようです。
また、乾燥した空気はくしゃみや咳の飛沫が軽くなり、勢いに乗ってより遠くまでウイルスが運ばれてしまうといいます。冬場に学校や職場で風邪が流行るのもこういった理由からくるようですね。
1回の咳で約10万個、くしゃみでは約100万個のウイルスが飛び出すと言われているので、しっかりした乾燥対策が必要です!

加湿器以外にも加湿効果のある方法

加湿と言えばやはり加湿器を使うのが一番効果的ですが、加湿器は油断するとすぐにカビが発生してしまったりそもそも加湿器が家になかったりする場合もありますよね。できれば加湿器以外の方法で手軽に部屋の湿度を上げたいものです。そこで、加湿器には劣るけど一気に部屋を加湿してくれるというよりも、あくまでやらないよりはマシな程度にゆるく湿度を上げてくれる方法をまとめました。うまく組み合わせて使えばそれなりに部屋を加湿してくれるかも◎

コップ1杯の水、お湯なら加湿力UP!

加湿力は微力ながらも、コップ1杯の水だけでも加湿効果は十分あります。日中使いというよりも、夜寝る時に枕元にコップ1杯の水を置いて寝ることで喉の乾燥を防ぐ効果があると言われています。さらに、これにアロマオイルを数滴垂らすとリラックス効果がプラスされて安眠に繋がるのでおすすめです。また、コップの水をお湯に変えれば水分が蒸発するスピードがさらに上がるので、マグカップに水を入れて電子レンジで2分ほどチンして部屋に置いておけば加湿効果はより一層高まります。

観葉植物で加湿と空気清浄!

観葉植物の葉っぱから水分を蒸散させる方法を使って加湿を試みるやり方です。効果的にはコップ1杯の水程度の加湿しか期待できませんが、観葉植物は葉以外にも土からも水分が蒸散します。とはいえ冬は観葉植物の活動が弱まる時期で、加湿効果を期待してあまり水をジャブジャブ与えてしまうと根腐れを起こしてしまうので水やりには注意が必要です。水自体はあまりやらずに、霧吹きで葉っぱに水を吹きかける葉水という方法をしてあげることで水やりと加湿の両方を兼ねることができます。
観葉植物は加湿効果よりも空気清浄効果の方が優れているので、サンセベリアなど空気清浄効果の高い植物を部屋に置いておくのも良いかも知れませんね◎

洗濯物を部屋干しする

暖房を付けていると、部屋が一気に乾燥しますよね。そんな時は洗濯物を部屋干しすると結構な加湿効果を得られます。生地が分厚い服はさすがに乾きにくいので外干しや乾燥機を使用することをおすすめですが、肌着や薄手の生地の服は部屋が乾燥しているので結構乾きが早いことが多いです。
筆者の私は、冬の寒い時期に暖房を付ける場合には必ず部屋に洗濯物を部屋干しするようにしています。大体部屋干しの二オイが気になり始める前に洗濯物が乾くので、二オイも気になりません。それでも気になる人は部屋干し用の洗剤や酸素系漂白剤を使うといいでしょう。

鍋をする

鍋をすると部屋の湿度が約6%上がると言われているそうです。確かに食べている間はずっと水蒸気がモクモク立ち上がっていますよね。
鍋は具材を切って入れるだけで簡単なのにしっかり野菜やお肉の栄養がとれる料理です。冬の定番飯の鍋をしょっちゅうすれば部屋も加湿されるし栄養もとれるし、一石二鳥で言うことなしですね◎

フローリングを水拭きする

掃除をする時に床を水拭きすれば、水が蒸発して加湿に繋がります。雑巾での床拭きは毎日だと大変ですが、クイックルワイパーなどを使えば掃除機感覚でできますよね。筆者の私も、冬は掃除と加湿を兼ねてクイックルワイパーでフローリングを水拭きしています。ウエットタイプのシートは拭いているとすぐに水気がなくなるので、私はスプレーボトルに水+アロマオイルを数滴入れて床に水を散布しながら拭いています。冬は5分もしないうちに床があっと言う間に乾くので、本当に空気が乾燥しているのだなと実感します。綺麗になって加湿もできてアロマの良い香りもするのでおすすめです◎

電気を使わない加湿器が人気!

最近ではエコのために電気を使わなくても使える加湿器が人気です。加湿器と言っても、一般的な加湿器のような大きさではなくほとんどが小ぶりの卓上タイプの加湿器なので置き場所を選びません。さらに、インテリアとして楽しめるようなデザインが特徴なので、加湿ができるインテリア雑貨としてディスプレイしたり子どもが喜ぶような可愛いキャラクターがデザインされていたり、従来の加湿器のイメージを払拭する商品がたくさん販売されています。
特に最近人気なのは、水分が自然気化する方法を利用した紙の加湿器です。コップ1杯の水の蒸発量が約50倍のスピードで水分を蒸発してくれる加湿器です。デザインも植物モチーフやフラワーモチーフなど種類がとても豊富なので、最近では会社のデスクに置いて乾燥対策をする人も増えているのだとか。

まとめ

日本の冬は季節風の影響などによって極端に空気が乾燥してしまいがち。その分風邪ウイルスが浮遊しやすく、少しのくしゃみや咳でも遠くまでウイルスが運ばれてしまうほどです。子どもを風邪から守るにはまずは部屋を乾燥させないこと。今は電気を使わないエコな加湿器も人気で、子ども部屋やリビングに置いておくだけでも加湿効果があるので、お気に入りのものを見つけてみてはどうでしょうか。

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ナノマム編集部

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