フォローアップミルクって何?いつから必要?

この記事は2018年11月19日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

離乳食が進んでくると、周りのママ友たちから「フォローアップミルクはもう飲ませ始めた?」「どれくらい飲んでいる?」なんて話題が出てきていませんか?そういう場で初めてその名前を聞いたという人は多く、実は意外と知られていないフォローアップミルクの存在。
そこで、今回はそんなフォローアップミルクとは何なのか、そしていつ頃から飲ませるのが良いのかということについてまとめてみました。

目次

フォローアップミルクって何?育児用ミルクとの違いは?

そもそも、普通の育児用ミルクとフォローアップミルクの違いは一体何なのだろう?という疑問からまずは説明していきます。さらに、母乳育児の場合でもフォローアップミルクは飲ませるべきなのかも調べてみました。

育児用ミルクとフォローアップミルクの違いは?

一言でフォローアップミルクを説明すると、フォローアップミルクは赤ちゃん専用の牛乳です。離乳食がどんどん進んでくると消化器官が発達し、市販の牛乳も飲めるようになります。牛乳は安く購入できる上にタンパク質が豊富なので、赤ちゃんに是非飲ませたいもの。
しかし、注意しないといけないのは、牛乳はタンパク質の濃度が高いので消化器官が未熟の赤ちゃんはアレルギー反応を起こしやすいということと、牛乳には鉄分やビタミンが少ないということです。とくに鉄分においては少なくなると貧血を起こしてしまう可能性があるので、赤ちゃんには牛乳の代わりに鉄分や必要栄養素が補えられるフォローアップミルクが適しています。
育児用ミルクは母乳の代わりに、フォローアップミルクは牛乳の代わりに飲むという違いがあります。

母乳育児の場合、フォローアップミルクは必要?

現在離乳食+母乳育児の状況の場合、鉄分や他の栄養素の補給を考えるとフォローアップミルクは飲ませた方が良いのでしょうか?母乳も飲ませてフォローアップミルクも飲ませるとなると、離乳食の進みに影響が出そうな気もしますよね。実際、筆者が自分の娘が赤ちゃん期の頃に小児科医に聞いてみたことがあるのですが「離乳食を3回しっかり食べていて母乳も飲んでいるなら特別必要ない」「でも飲ませたいなら飲ませてあげてね」と言われたことがあります。
さらにWHO(世界保健機関)の定義では、フォローアップミルクは育児用粉乳ではなく「食品」としてカテゴライズされているので、フォローアップミルク自体は必ず飲むべきものということではないようです。
結論としては、「鉄分のことを考えると飲ませた方が安心、でも飲ませないことが貧血に繋がるとも限らないので必須ではない」ということです。簡単に言うと「お好きにどうぞ」という感じなのでしょう。
ただ、完全母乳で育った赤ちゃんはミルクを哺乳瓶で飲むことを嫌がる傾向があるようなので、ホットケーキやおやつ、コップで飲ませるなどの工夫が必要なようです。

フォローアップミルクはいつから?飲ませた方がいいの?

フォローアップミルクは牛乳の欠点を補った食品であることが分かりましたが、具体的にいつ頃から飲ませるのが良いのでしょうか?離乳食は生後6ヶ月頃からスタートしますが、その時期から与えても大丈夫なのでしょうか?

6ヶ月は早すぎ?月齢が低いとタンパク質のとりすぎに

フォローアップミルクは育児用ミルクと同じように牛乳から作られているので、生後6ヶ月から飲ませても大丈夫だとは言われています。しかし、フォローアップミルクは鉄分とそれを吸収しやすくするためのビタミンCが多く配合されてあり、育児用ミルクと比較するとタンパク質と炭水化物が非常に多く、ミネラルに至っては2倍近く高いです。離乳食前半の生後6ヶ月から飲ませると栄養のバランスが崩れてしまう可能性があるそうです。
また、フォローアップミルクはタンパク質が多く含まれているので、月齢の低い時期から飲ませると所要量を超えてタンパク質過多になりかねません。離乳食後期になる頃まで待った方が安心でしょう。

離乳食後期(9ヶ月頃)で3回食になってから

フォローアップミルクは、育児用ミルクと違って銅と亜鉛が入っていません。成長に欠かせないこの2つは食事から摂取しなければいけないので、離乳食をしっかりたくさん食べられるようになるまでは使わない方が良いと言われています。目安としては、1日3回しっかり食べられるようになる離乳食後期の9ヶ月頃から使うようにしましょう。牛乳が苦手だったり哺乳瓶を受け付けなかったりする場合は、ホットケーキに混ぜたりおやつ作りに使ったりして工夫するのがおすすめです。

フォローアップミルクで作るおやつレシピ3選!

フォローアップミルクを嫌がる赤ちゃんや母乳もあげているけどフォローアップミルクもあげたいというママには、フォローアップミルクで作るおやつがおすすめです。牛乳代わりとして使えるので、ほとんどのおやつで代用できます。その中でも赤ちゃんに人気なおやつレシピを3つご紹介します。

簡単!たまごボーロ

赤ちゃんが大好きなたまごボーロ。混ぜてオーブンで焼くだけで簡単!経済的で栄養満点のおやつのできあがりです。

(材料)
・卵黄 1個
・砂糖 大さじ1
・フォローアップミルク 大さじ1
・片栗粉 50g
・バニラエッセンス 適量

(作り方)
①卵黄、砂糖、バニラエッセンスを混ぜ合わせる
②ミルクと片栗粉を少しずつ入れながら混ぜ合わせる
③一口大に丸めて形成し、190度のオーブンで8〜10分焼いたらできあがり

野菜たっぷり!離乳食蒸しパン

フライパンで作れる野菜たっぷり蒸しパン。具材は好みで色々変えられるので、色々な味を楽しめます。朝食にピッタリな一品です。

(材料)
・ホットケーキミックス1袋(400g)
・フォローアップミルク100cc
・卵1つ
・すりおろし人参(2分の1)
・茹でたほうれん草4束分
・肉そぼろ大さじ2
・小さくちぎったスライスチーズ1枚分

(作り方)
① ボウルにホットケーキミックス、フォローアップミルク、卵を入れて混ぜ合わせる
②残りの具材を入れてさらに混ぜる
③フライパンにアルミカップを並べて、カップの7〜8分目まで②を流し入れる
④フライパンに水を流し入れ、1cmくらいまで浸かったら中火で10〜15分蒸す(※水がなくなったら足していく)
⑤竹串をさして何も付いてこなかったらできあがり

かぼちゃと人参のプリン

栄養満点なかぼちゃと人参のプリン。かぼちゃの甘さとミルクのまろやかさが絶妙なおやつです。

(材料)
・かぼちゃ 握りこぶし1つ分
・人参 3cmほど
・卵 1個
・フォローアップミルク 120cc

(作り方)
①ミルクは表記通り溶かしておき、かぼちゃは1cm角切り、人参はすりおろしておく
②耐熱皿にかぼちゃを入れたら水を少しかけてふんわりとラップをし、600Wで3分半レンジでチンする
③熱いうちにかぼちゃを潰したら人参と混ぜ合わせる
④冷めたらミルクと混ぜ、卵を溶いて茶こしでこしながら加える
⑤容器に流し入れたら、鍋に1cmほど水を入れて蓋をし、弱火で10分加熱する

まとめ

フォローアップミルクは赤ちゃん専用の牛乳として、離乳食が完了する9ヶ月頃に与えるのがベストです。月齢が早すぎる時期に飲ませるとタンパク質のとりすぎになることもあるので、飲ませる時期には注意しましょう。母乳育児の場合は無理にフォローアップミルクをあげる必要はないですが、鉄分やビタミン不足が心配なママはおやつ作りの際にフォローアップミルクを使うと赤ちゃんも喜んで食べてくれるのでおすすめです◎

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ナノマム編集部

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