チャイルドシートの選び方

この記事は2020年10月28日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

ベビーグッズを揃えることは、出産準備の楽しみの一つです。おむつなどの日用品は、いろいろなメーカーやブランドをお試ししながら赤ちゃんに合ったものを用意することができますが、チャイルドシートやベビーカーなどの大物グッズは高額なものも多いため、慎重に選ぶママやパパがほとんどではないでしょうか?また、子どもの成長に合わせてチャイルドシートのタイプは買い替えが必要です。今回は、チャイルドシートの選び方に焦点を当ててご紹介します!

 

目次

チャイルドシートはなぜ、いつから必要?

ママやパパが幼い頃は、「車では赤ちゃんはお母さんが抱っこ」という光景も、珍しくなかったと言われています。それもそのはず、チャイルドシートの着用は2000年4月の道路交通法改正によって装着が義務付けられたばかり。義務化されてまだ20年しか経っていないとは驚きですね!

 

赤ちゃんや子どもはシートベルトの装着が難しい

乗用車のシートベルトの規格は、当然ながら大人の装着を基準として作られています。なので、赤ちゃんや子どもがシートベルトのみで正しく身を守ることができません。例え、ママが赤ちゃんをしっかり抱っこしていても、衝突事故にあえば赤ちゃんは放り出され、フロントガラスやシートなどに激突し、命を落とす可能性が極めて高いとされています。大切な命を正しく守るため、チャイルドシートの装着は徹底して行いたいですね。

 

いつから必要になるの?

チャイルドシートは生後何ヶ月から装着できるの?と疑問に思うママもいるかと思いますが、新生児でも着用が義務付けられています。退院の日を向かえ、パパのお迎えの車で帰宅するときも、抱っこではなくチャイルドシートで乗車しなければ基礎点数の追加の対象に!タクシーやバスなどの公共交通機関では免除されていますが、祖父母の車、友人の車に乗せてもらうときでもチャイルドシートの装着は必要になります。赤ちゃんが生まれる前に、購入は済ませておいたほうが安心ですね。

 

使用義務は6歳未満の幼児

6歳未満、つまり5歳までの装着は義務化されていますが、シートベルトは身長が約140cm以上の人が使うことが想定され作られているので、子どもの年齢よりも、身長に合わせて装着すると安心です。小学生用のシートも販売されているので、子どもの成長に合ったシートを選びましょう。

 

 

チャイルドシートを見直すタイミング

赤ちゃんは成長していくスピードが速いので、洋服などはすぐにサイズアウトしてしまいますが、チャイルドシートも同じ。赤ちゃん用のチャイルドシートもいつの間にか窮屈になり、買い替えが必要となります。

 

年齢や体重に合ったシートに変えるタイミング

チャイルドシートは大きく分けて3種類あります。

 

◎乳児用ベビーシート

ベビーシートは、新生児~1歳ごろまでを対象としています。小さくて骨格が柔らかく弱い赤ちゃんは、無理な体勢で長時間座らせているのは大変危険です。ベビーシートの多くはリクライニングがなく、もしもの事故の際に衝撃を分散吸収する仕組みで角度が決まっているのでとても安心です。赤ちゃんが車の中で寝てしまったら、シートごと外して乗せ降ろしや移動させることができたり、ベビーカーにドッキングさせることのできるタイプもあります。長くは使えませんが、赤ちゃんやママに嬉しいメリットがたくさんあるので、チェックしておきたいですね!

 

◎幼児用チャイルドシート

ベビーシートを使用していたご家庭では、1歳ごろまでにはチャイルドシートに変える準備をしておきましょう。実際に日本では、1年前後までしか使用できないベビーシートよりも、新生児から4歳くらいまで長く使えるチャイルドシートが人気です。その場合注意する点として、長く使用できるチャイルドシートは経済的ですが、子どもの成長に合わせてベルトや角度の調節はこまめにチェックする習慣をつけましょう。赤ちゃんの頃とおなじベルトの長さで装着し続けていると締め付けられて息苦しくなってしまったりなど、思わぬ事故につながります。

 

◎学童用ジュニアシート

体重15kg、身長100cmを越える4歳ごろになったら、ジュニアシートに変えるタイミングです。座面だけのものから、背もたれ付きのシートまで、幅広く選ぶことができます。座面だけのものは手ごろな価格で販売されているので買い換えやすいですが、姿勢が崩れやすく側面衝突には弱いとされているので安全性が心配な点もあります。安全面も確保されている背もたれ付きのジュニアシートが主流ですが、コンパクトなものから大型のものまであるので、子どもの体格に合ったシートや、長時間のお出かけが多いなど、用途に合ったものを選ぶと安心でしょう。

 

お下がりやレンタルも視野に入れてみて

前出にもあったように、チャイルドシートは高額なものも多く、成長のたびに購入している余裕はなかったり、また大型グッズなので保管場所にも困ってしまいますね。そのような場合は知り合いに譲ってもらったり、レンタル商品もたくさん出ているので、そのようなサービスを利用してみてください!口コミやレビューなども参考にできるので、各家庭にあったシートが見つけやすいのも特徴です。

 

 

チャイルドシートの選び方ポイント

安全基準を必ずチェック!

国交省の安全基準を満たしているチャイルドシートを選ぶようにしましょう。簡単に見つけられる方法の一つに、チャイルドシートにEマークと呼ばれるマークが付いているかどうかを確認してみてください。日本は欧州の安全基準を参考にしているので、採用している「欧州安全基準」の許可を受けている製品である証のEマークがあれば基本的に安全基準を満たしていると判断してよいでしょう。

 

ネット通販やレンタル商品は、実物を見て確認

ネット通販やレンタル商品は、お店などで購入するよりも安く手に入る場合が多いので人気です。しかし、落とし穴には気をつけて。同じ商品に見えても型が古いものであって、欲しかった性能が装備されていなかったり、安全基準に関して記載がなく、購入後に安全基準を満たしていないことが発覚したりなどのトラブルはよく耳にします。そのようなトラブルを防ぐためにも、お店に足を運びママやパパの目で実物を確認し、型番や安全基準なども控えてから通販やレンタルサービスを利用すると安心ですね。

 

メーカーの安全機能や保証をチェック

安全基準法を満たしているだけではなく、チャイルドシートを作っているメーカー独自の安全機能や保証内容もチェックしておきましょう。他社製品と比べてどんなメリットがあるのか、ママやパパはどんな機能を求めているかなどを明確にし、メーカーごとにじっくり検討してみることをおすすめします。

 

用途に合ったシートを選ぶ

車での旅行が好きで、よく長距離を移動する家庭や、主に子どもの送迎しか車に乗らない家庭などさまざまです。シーンや用途に合ったシートを選ぶことで、より快適に車内を過ごせるでしょう。

 

ベルトなどの取り付け、調節が簡単なもの

新生児や乳児をチャイルドシートに乗せるとき、機嫌が悪かったりした場合は嫌がったり泣いたりして乗せるのも一苦労なことも多いです。暴れる赤ちゃんが落ちないように気を使いながら、ベルトが見当たらない!上手くはまらない!などママが慌ててしまうこともしばしば。そのようなことも想定した上で、向きを変えられる回転型のシートにしてみたり、ベルトがはめやすい形状のものを選びましょう。

 

 

まとめ

子どもの命を守るチャイルドシートは、年齢だけではなく、子どもの身長や体重といった成長に合わせて正しいものを装着することが大切です。子どもが小さいうちはママが子どもを乗せやすく、安心できる安全基準のものを中心に選ぶといいですね!

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ナノマム編集部

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