幼稚園入園前におうちでしておくと助かることは?

この記事は2017年12月28日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

桜の季節に迎える新しい生活に、胸を膨らませるもうすぐ幼稚園生。「幼稚園に行く!」と、大きくなった喜びを言葉で表現する子どもも多いですね。そんな子どもの姿とは裏腹に、親は不安もいっぱいです。入園前におうちでできる、園生活のための準備をご紹介します。不安解消につなげて、爽快な幼稚園生活をスタートさせましょう。

 

目次

生活リズムを整えて、気持ち良い朝のスタートを

幼稚園での生活は、おうちでの生活と比べて活動量が多く、たくさんのエネルギーを消耗します。多くの子ども達と一緒に生活するということは、その集団の中にいるだけでもたくさんの声を聴き、いろいろな影響を受けるので疲れやすくなります。そのため、今まで以上に体を休めることが必要になってきます。

夕飯を食べる前にぐっすり寝てしまうというようなことは、年少児にはよくあるケースです。幼稚園でしっかりと遊び、学んで疲れ切っている証拠ですね。きちんと夕飯を食べて、たっぷりと眠ることができるように生活のリズムを整えてあげることは、新入園の子どもにとってとても大切です。

しっかりと睡眠をとることは、成長ホルモンを促して脳の発達にも良い影響を与えてくれます。十分な睡眠時間をとることができるよう、幼稚園入園前から生活のリズムを整えていきましょう。

生活のリズムを変えることは簡単ではありません。大人でも急に「朝方」に生活を変えることは難しいですよね。少しずつ早寝早起きの習慣ができるよう、家族全体で協力することが必要です。

また、朝の登園支度は想定以上に時間がかかるものです。朝すっきりと起きることができないと、着替えも朝ごはんもスムーズにいかないですよね。時間がないと親がイライラしてしまい、子どもの機嫌も悪くなる…といった負のスパイラルに陥ることは目に見えています。

たっぷりと睡眠をとってすっきりと目覚め、機嫌よく登園することができるよう、生活のリズムを作ってあげることは、親の手にかかっています。

 

入園前に幼稚園に慣れておくことがポイント!

①未就園児対象のイベントに参加する

幼稚園では、入園していない子どもを対象としたイベントを定期的に開いて、幼稚園教育の場を知ってもらうために園を開放しているところが多くあります。

このようなイベントは、どんな幼稚園なのかを知る絶好のチャンスです。園内の見学ができる他、園児の日頃の様子を垣間見ることもできます。

定期的に通うことができれば、子どもは入園前に幼稚園に慣れ、先生とも顔見知りになることができるメリットがあります。親として、普段の幼稚園の様子を見ることができると、入園してからの我が子の園生活を少しでも想像できるので安心できますね。入園前にすっかり幼稚園に慣れた子どもの中には、園内を知り尽くしているために、入園当日からとてもリラックスしのびのびと遊び始める子もいます。

子どもも親にとっても、幼稚園が「知っている場所」となれば、入園時の不安がずい分と解消されるでしょう。

 

②お散歩コースに幼稚園を入れる

自宅から徒歩圏内にある幼稚園であれば、お散歩のコースに幼稚園を加えて、幼稚園周辺を「身近な環境」となるようにしてあげると、幼稚園が自然と生活の一部になっていきます。自宅から遠い場合は、お出かけの際に幼稚園をルートに加え、園舎を眺めたり園庭の遊具について話をしたりして、幼稚園について知る機会が持てるようにしてあげるとよいでしょう。

幼稚園までの道のりに慣れておくことは、知らないところに行く不安を解消してくれます。新しい環境になることは、たくさんの不安でいっぱいになりがちです。入園前に通園路に慣れておくことは、機嫌よく登園することに一役買ってくれるでしょう。

 

③幼稚園グッズを使って遊ぶ

幼稚園入園は、何もかもが新しいスタートとなります。初めての制服、初めての通園バッグ、箸やコップも新品で園生活が始まります。生活リズムも着る服も、持ち物もすべてが新しいとなると、ワクワクする期待感も大きいですが、新しいことに不安を感じる子どももいます。

入園前、おうちで制服やカバンを使って遊んでみるのはいかがでしょう。自分の衣服や持ち物に慣れるメリットがあります。そして、新生活で必要なものを身につけたり使ったりすることで期待感が高まり、入園に向けての心の準備もできていきます。

「汚れるから」と、大切に保管しておくのではなく、「慣れるため」「期待感を高めるため」にお家で幼稚園ごっこを楽しんでみましょう。

箸やコップなどの園生活で必要なものに慣れておくことも大切です。今まで使ったことのない新品のために、「はし箱の開け方が分からない」という子どももいます。また、新品すぎて見たことがなく、自分の物なのかどうかも分からないケースもあります。自分の持ち物をお家で使ってみることも、とても大切な準備の一つです。

 

基本的生活習慣を身につけよう

①自分で着替える・靴をはく

自分で服を脱いだり着たりすることや、靴をはくことができるようになっていると、園生活をスムーズにスタートさせることができます。

けれども、月齢によって発達段階に個人差があることは、幼稚園の先生は十分理解しています。そのことからも、自分で衣服の着脱ができるようになっていることを想定していることはありません。幼稚園では、一人ひとりに合わせた援助をして、自分で身の回りのことができるようにしていきます。

入園前にお家でできることは、自分でしようとする意欲を引き出すことです。いつも服を着させてあげたりしていると、急に「自分でしようね」と言われてもできないものです。自分でできたことを褒めて、自信につなげる言葉かけをし、「成功体験」を増やしてあげましょう。

 

②トイレに行く

トイレトレーニングの進み具合も個人差があるので、入園前にパンツへの移行ができていない場合もあるでしょう。入園前にあわててトレーニングをしても、寒い冬場はなかなかうまく進まないことが多いです。

焦る必要はないですが、トイレに行く習慣を作るように援助してあげると、園生活が始まったときの子ども自身の負担を減らすことになります。「トイレに行きたくない」状態から、「トイレに行く」ことに抵抗がないようにしてあげると、園生活をスタートさせたときに子ども自身がずい分と楽になるでしょう。

 

③自分で食べる

お家で、大人に食べさせてもらっている子どもが実は多くいるようです。「こぼすから」「食べないから」など理由は様々ですが、入園前には、自分で食べることができるようにしておいてあげましょう。活動的な園生活では、食べることも大切な活動なのです。

 

幼稚園生活を楽しみに♪

入園を迎える子どもを持つ家庭では、初めての集団生活に家族で期待いっぱいなことでしょう。もちろん、未知な新生活に不安な気持ちもあるでしょう。

家族で子供の成長を感じながら、たくさんの期待が持てるように言葉をかけてあげることは、子どもに安心感と期待感を与えてくれます。新しい友達ができること、たくさんの遊具で遊べることなどを伝えてあげましょう。

「もうすぐ幼稚園に行くんだから!」と、身の回りのことを自分でするように突き放すのはNGです。また、「○○しないと幼稚園に行けないよ」「幼稚園の先生に叱られるよ」などという幼稚園に対するネガティブな言葉かけもよくありません。

幼稚園生活を楽しみにして入園の日を迎えられるような、周りの大人の心遣いはとても重要です。

 

まとめ

園生活スタートの不安や負担を少しでも減らすために、入園前にできることはたくさんあります。新生活が始まると、すべてのことが新しく、子どもなりのストレスを感じることもあるでしょう。入園前にお家でできることを家族で協力しながら進めてあげることは、入園後の子どもの負担を少なくしてくれます。家族みんなで楽しい幼稚園生活スタートのお祝いをしたいものですね。

 

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ナノマム編集部

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