保育園は0歳や1歳からでもいいの?いつ仕事復帰するか悩むママへ
今現在妊娠中のママだけでなく、妊活中の女性の中にも、正社員で働く方が増えてきています。出産後も働きたい、または出産後新しく仕事を始めたいというママにとって、いつから仕事復帰をするのか、求職活動をするのかは悩むところ。今回は仕事復帰のタイミングや復帰後の趣味レーションなどを行ってみましょう。
目次
働くママの仕事復帰はいつがベスト?
実際に育児休暇を取得したママ達はどのぐらい休めた?
育児休暇の取得期間については、会社によって差があります。一番多いのは法定で定められた「1歳6か月まで」続いて「2~3歳未満」「1歳6か月~2歳未満」の順となっています。では、実際にママが取得した期間はどうでしょうか。一番多いのが1歳~1歳半、続いて半年~1年ですが、出産を機に退職したママも一定数いました。
保育園入園は自治体によってタイミングも大事
平成29年1月1日現在、nanomumの拠点である岐阜市では待機児童数が0となっています。これはママが復職したいと望めばほとんどの場合入園できる状況だと言えます。一方、東京・大阪などの都市部では、正社員でもタイミングによっては待機児童として長い順番待ちがある場合も。都市部の特徴として、保育園入園は0歳がベストでそれを過ぎると2歳児、3歳児まで入園が難しいことも。年齢が小さい程、元々入園可能枠が少ないこともあり、0歳児、1歳児は特に激戦です。
都市部なら0歳、郊外の待機児童0の地域なら1歳で復職がベスト
都市部にお住まいのママで、確実に復職したいと考えている場合は、0歳のうちに入園し、復帰するママが多いようです。0歳から預けられたお子さんはそのまま1歳児クラスに進級します。ですので、1歳児クラスの空きは少なく激戦だと言われているのです。そのため、確実に預けたい場合は、0歳のうちに預け先を確保することが重要です。ですが郊外では、待機児童がほぼいない状況の都市も多く、1歳半ギリギリまでお休みするママもいます。
働くすべてのママへ。産休中にすべき保活とは?
保活ってなに?産休中に保活をすべき理由
保活とは、保育園に入るために保護者が行う行動のこと。約10年前に生まれた言葉だと言われています。具体的には、園の下見に行く、サークル、ネット、友人達から保育園の情報を得たり、園の評判を聞き、どの園に入園させたいかを考える活動です。また、自治体によってはこの期間でも保育園に関しての相談窓口がある街もあります。産休中は、自分が一人で行動できる最後のチャンス。むくみや胃の不調などの体調不良が起こりやすい時期でもありますが、無理はせず体調の良い日に情報収集してくださいね。出産後は慣れない赤ちゃんのお世話に忙しく、ついつい先延ばしになりがち。同時に入園のチャンスも少なくなってしまう場合もありますので要注意です。
今日から保活にチャレンジ!役所で保育園の情報収集を
いざ保活をはじめようと思っても、何から手をつければいいのかわかりません。まず行うべきは、役所での情報収集。自宅近くの認可保育園の情報を教えてもらえるでしょう。自治体によっては、保育ママ制度、保育室・臨時保育室、認可外保育園、ベビーシッターなどの情報も一括で管理し、保護者に提供しているところもあります。
目星をつけた園を見学しよう
郊外にお住いで、待機児童がほぼいない地域の場合は、目星をつけた2~3園を見学し、そのまま申請すればほぼ通るということもあるようです。保育園激戦区にお住いの方の中には、10施設ほどの認可園を見学し、さらに無認可園、保育室や保育ママ、ベビーシッターの見学や問合せなどを行っているママもいます。ちなみに筆者は保育園激戦区に在住していますが、市に第6希望まで入園申請をする必要があったため、8園に見学に行き、さらに無認可園と臨時保育室へ見学に行きました。
自分の点数を事前に知っておこう
入園の申し込みが出来るのはお子さんを出産してから。ですが、事前に自分の点数を役所などで教えてもらっておくと安心です。これも基準は自治体によって違いますが、一般的に夫婦揃って正社員の共働き、祖父母が近くに住んでいない場合は比較的点数が高い傾向にあるようです。逆に自営業で祖父母と同居などの場合は点数が低くなる場合があります。事前に点数を知っておくことで、自分が入れる可能性のある園を絞り込むことも出来ますので、ぜひ知っておくとよいでしょう。
0歳?1歳?それぞれの入園シュミレーション
0歳の赤ちゃんが保育園に入園したら?
法律が認める最短休業時間は6週間(本人と医師の承諾が必要)で、この時期に復帰するママは保育園よりも保育ママやベビーシッターなど個人の預け先に預けて復帰するママが多いようです。これは4~8か月未満の赤ちゃんの入園を断っている園が多いのが理由で、保育ママやベビーシッターに預けながら、認可園の入園待ちをしています。その後、0歳児クラスの月齢のうちに認可園に入園し、激戦である1歳児クラスからの入園までにお子さんの落ち着き先が決まるように産前から保活をします。保育ママやベビーシッターは、当人同士で保育時間などが相談できるのがメリットですので、シフト制の仕事をしているママにとってはとても助かるそうです。また、一般企業にお勤めの場合は、保育時間の関係で短時間勤務、残業なしなどの条件で復帰するママがほとんどです。
1歳を過ぎてから入園したら?
保育園の0歳児クラスには4か月~1歳11か月の幅広い月齢の赤ちゃんが在籍している場合と、1歳のお誕生日を迎えた時点で1歳児クラスに上がる場合があります。これは園の方針(特に無認可園の場合は料金が変わるので注意が必要)や、自治体によって違いますので、必ず事前に確認しておきましょう。この頃の赤ちゃんは先生と一緒に遊ぶことでご家庭とは違った刺激を受けられることでしょう。一方、ママも産後からすっかり回復し、精神的・体力的にも働くことに問題がなくなる時期です。理想を言えばこの時期に復職するのが一番多いのですが、保育園や会社の状況によっても変わりますので、きちんと下調べをしておきましょう。
求職中のママは保育園に入れない?いつから求職活動ができるの?
待機児童の数や入園可能園など事前に役所に相談しよう
待機児童がいない市町村にお住いの方でも、休職中は14時や15時などの時短保育のみという自治体や、フルタイムと同じ時間預けられる自治体など様々ですので、事前に相談してみましょう。都市部の激戦区にお住いの方は認可保育園は難しいのが現状ですので、就業後も預けられる認可外や保育室・保育ママなどに申し込みます。
2か月以内に仕事を見つけよう
認可保育園、保育室、保育ママなど自治体が運営に関わっている施設では2か月以内に仕事を見つけなければ退所しなくてはいけません。そのため、お子さんの預け先が決まったらなるべく早めに仕事を見つけましょう。また、認可外保育園でも、自治体によっては2か月というメリットを設けている場合がありますので注意しましょう。
まとめ
出産後はしばらく子どもと一緒の時間を過ごしたいものですが、早めに保育園などの預け先を見つけなければ、大きくなってからの入園は大変なのが現状です。入園してから、小学校卒業までは時短勤務や残業が免除される職場が増えてきたなど、職場環境は改善されつつありますが、保育園はやはり今でも激戦。産休中の保活で、ご自身に合わせた保育園選びを行い、出産後の仕事復帰に備えましょう。
※この記事のデータは、厚生労働省発行の平成28年度雇用均等基本調査の結果概要のデータを引用しております。