2人目の妊娠。つわりでつらいとき、上の子とどう過ごす?
2人目の妊娠、上の子に兄弟ができて嬉しくて楽しみな気持ちでいっぱいだけど、つわりが酷いときって上の子とどう過ごせばいいの?元気いっぱい遊びたい盛りの我が子の相手をしてあげたいのに、体が思うように動かない…。
そんなとき、世のママたちはこの状況をどう乗り切ってきたのか気になりますよね。先輩ママたちの声を集めて情報をまとめてみました。
2人目妊娠中のママ必見です!
目次
2人目妊娠はつわりが軽い?重い?
つわりは1人目に比べて2人目妊娠の方が酷かったり軽かったりするのでしょうか?また、つわりが酷いときに軽減できる対処法も聞いてみました。
1人目に比べて酷かった
ママA
「1人目のときは主に食べつわりで、常に何かを食べていてお腹が満たされれば満足する感じでした。でも、2人目妊娠中は、何もしていなくても船酔いしたような気持ち悪さがあって、やたらゲップが出ていました。食事も一人前が完食できず、栄養が足りているか不安でした。」
ママB
「1人目のつわりがかなり軽くて、自分はそういう体質なんだと思っていました。でも、2人目のときは毎日吐いてご飯もろくに食べられず、仕事も休まないといけないくらい体調が悪化したことも…。家事もおろそかになるし、自己嫌悪がありましたね…。1ヶ月くらいピークが続いて、それを過ぎると少しマシになったので、仕事や家事も無理ないていどにさせてもらいました。」
1人目に比べて軽かった
ママC
「1人目のときが本当に重いつわりで、体は動かない、食べても吐くわで体はボロボロでした。こんなのが10ヶ月も続くの?!と思ったら恐怖でしたが、安定期に入るといくらかマシになったけど、結局生まれるまでつわりがなくなることはありませんでした。だから2人目のときも覚悟していたけど、思った以上につわりが軽くて、逆に大丈夫なのか心配になりました。 」
ママD
「2人目を妊娠したとき、なかなか妊娠したと気付きませんでした。1人目のときはすぐにつわりが始まったので早めに気付けたのですが、2人目は生理が数ヶ月こないことで気付くレベル。1人目は吐き気のある胃もたれに似たつわりだったのですが、2人目は少し体調を崩すていどの可愛いつわりでした。」
1人目と2人目のつわりのつらさは個人差が大きいようで、一概にどっちが酷い・軽いとは言えないようです。中には、1人目も2人目も同じだったというママもいました。
つわりが起こる4つの原因
①hCGホルモン
妊娠すると子宮から出てくるhCGホルモンが、脳の嘔吐中枢を刺激する。
②異物アレルギー反応
母体が胎児を異物として認識してしまい、拒否反応が出てしまう。
③精神的ストレス
妊娠中は精神的に不安定になることが多く、精神的なストレスがつわりに影響する場合もある。
④赤ちゃんからのサイン
妊娠初期は流産の危険性が一番高く、赤ちゃんは自分の身を守るために母体の安静を最優先させるよう信号を送っている。
つわりの要因として、赤ちゃんからのサインによるものという説もあるようですね。安定期に入るまで、ママには無理して欲しくないという赤ちゃんからのメッセージなのでしょうか。そう思うと、つわりがつらくても少し頑張れそうな気がしますね。
つわりが酷いときは上の子にどう対応するのがベスト?
出産までの妊娠期間は上の子と2人きりで過ごす最後の時間です。でも、そうと分かってはいても、つわりで苦しんでいるときに「遊んで!かまって!」ってされても期待に応えなれないことも…。
そんなときにどう対応するのがベストなのか気になります。
ぎゅっと抱っこしてあげる
下の子の妊娠をきっかけに何かを感じとる子もいるようで、急に甘えんぼさんになる場合もあるようです。そんなときはぎゅーっと抱っこしてあげるのが効果的だとか。抱きしめる行為はコミュニケーションの中でも大きい役割を果たすので、甘えてきたときはたくさん抱っこしてあげましょう。
外に出られないときはひたすら家遊び
妊婦さんは走り回れないので、以前まではできていた公園遊びもできなくなることもあります。体調が優れなければ無理な外出は避けて、絵本を読んであげたりおもちゃで遊んだりして過ごすママたちが多いようです。
粘土やお絵かきなど、家でしかできない遊びを充実させておくといいでしょう。
実家に頼る
毎日パワフルな上の子の相手は、つわりのピーク時は本当につらいものがあります。そんなときは実家に頼って預かってもらった、という声が一番多かったです。
実家が遠いなど、どうしても頼れないときはファミリーサポートや一時保育を利用してなんとか1人で休める時間を作りましょう。
「ママのお腹に赤ちゃんがいるの」と言葉で説明する
寝込むほどつわりが酷いときは、上の子に「ママのお腹に赤ちゃんがいるの。赤ちゃんを守らなきゃいけないから少し休んでもいいかな?」とお願いするように話すことで、その場は何とかなったという体験談もあります。2歳〜3歳以上のあるていど会話が成立する年齢の子で、「ママが緊急事態だ」と悟ってくれれば分かってくれることもあるとか。
次の日はたっぷり甘えさせてあげるなど、きちんとフォローも必要なようです。
ママや子供によってそのときどう接するかは様々ですが、まだまだ甘えたい盛りの子に多くを我慢させたくないのが母親心。下の子が生まれるまでは、2人きりの時間を過ごせるラスト期間なので、愛情をたっぷり注いであげたいですよね。
でも、本当につらいときは実家を頼ったり子供にもママがつらいことを理解してもらったり、ママだけではなく周りの協力を仰ぐことも必要です。
本当につらいときはお腹の子のためにも無理しちゃダメ!
どんなときでも家事に育児に仕事に頑張るママも多いですが、決して無理はいけません。とくに安定期に入るまでの妊娠初期は流産の危険性が一番高く、母体への負担は胎児にも大きく影響します。
流産のほとんどは妊娠初期に起こる
全流産の中で、妊娠初期の流産は全体の8割を超えます。多くは染色体の異常など、胎児側に問題がある場合がほとんどだと言われていますが、そうされている背景には子を失った母親への精神的ショックを和らげる目的もあるとも言われています。
胎児側に問題がある傾向が強いとしても、母体が健康でなければ流産の確率はグッと上がります。それだけ妊娠初期は慎重にならなければいけない時期なのです。
無理はイライラのもとに
妊娠中のつわりがピークで体がつらいと、上の子のわがままに対してついついイライラしてしまいます。そのため、キツく当たってしまったり冷たくしてしまったり…。そんな悲しい思いをさせるなら、ゆっくり休んで英気を養いましょう。
部屋が散らかっていてもOK、ご飯はお惣菜や出前でもOK。体が休めと信号を出しているときは、変に抗わずに休息をとるべきです。
つわりがつらいのは妊娠によるもので上の子のせいではありません。また、つわりも赤ちゃんがお腹の中で生きている証拠。でも本当に体調が優れないときは、一旦お休みして何もしない日を作ってあげることがお腹の赤ちゃんのためになります。
まとめ
1人目のときと違うつわりの症状に戸惑ってしまうママも多いかも知れませんが、赤ちゃんが育つための大事な体です。つわりが酷いときは、周りの協力を仰いで体をゆっくり休めることが大切です。環境の変化で、上の子に寂しい思いをさせているかも…と不安なときは、ぎゅっと抱きしめてあげてください。十月十日の妊婦生活を有意義に過ごすためにも、今しかできない2人だけのコミュニケーションをたっぷり取ってあげましょう。