簡単!おうちで作れる小麦粉粘土。粘土レシピをご紹介
お外で遊べない寒い冬の日や雨降りの日にオススメなアクティビティは、小麦粉粘土。おもちゃに飽きてしまいがちな室内遊びですが、小麦粉粘土は1歳半ごろから就学前の子どもまで幅広い年齢で楽しむことが出来ます。小学生も夢中になることが多いですね。作るのも遊ぶのも楽しい小麦粉粘土。お家で簡単に作れる、小麦粉粘土レシピをオススメのレシピをご紹介します。
目次
小さい子どもにも安心、小麦粉粘土
小麦粉粘土の材料の基本は、小麦粉と水。どちらも調理に使う、口に入れても安全な素材です。赤ちゃんは、なんでも口に入れて「これは何かな?」と確認しますよね。その名残から1歳を過ぎてもおもちゃを口に入れてしまう子も少なくありません。
小さな子どもには、安全なおもちゃや素材を与えることが重要です。小麦粉粘土は、安全な素材を使った、小さな子どもにも適した粘土なのです。柔らかい手触りも、小さな子どもに適しています。
小麦粉粘土のメリットは?
たくさんある小麦粉粘土のメリットをご紹介します。子どもも大人も小麦粉粘土のとりこになってしまいそうですね。
身近な素材で簡単に作れる!
小麦粉、水、クッキングオイル、塩。小麦粉粘土の基本の材料です。とっても身近なクッキング材料ですよね。小麦粉粘土のために、特別にお買い物に行かなくてもいつでも簡単に作れそうです。
小さな子どもにも安心な素材
子どもが口にしても安心な素材でできています。万が一小麦粉粘土を口にしたとしても、危険なものではないので安心できます。
手触りがいい
柔らかくて触っているだけでも楽しい小麦粉粘土。指先の力がまだそれほど強くない1~2歳児も、形の変化を楽しむことが出来ます。
幅広い年齢で楽しめる
意外とママやパパの方が夢中になってしまいがちな小麦粉粘土。型抜きをしたり、丸めたりのばしたり…。4~5歳の子どもも十分頼むことが出来ます。兄弟で同時に楽しめるのもメリットですね。
指先を動かして脳に刺激を与える
小麦粉粘土は指先を使って遊ぶことで、脳にたくさん刺激を与えます。
豊かな言葉を学ぶ
「ぎゅ~っ」と握りつぶしたり、「ころころ」丸めたり、粘土の形の変化を楽しむことが出来ますね。その時に、意識して擬態語や擬音を使って言葉も楽しむ機会をあたえてあげましょう。いろいろな言葉を耳にして、言葉を豊かにしてくれます。
【レシピ1】簡単!小麦粉粘土レシピ
身近にあるもので簡単にできるシンプルレシピです。保育園でもよく使われています。量をたくさんにしたい場合は、小麦粉と水を3対1の割合にするのがポイント。好みのかたさにするには、小麦粉を加減して調整してくださいね。
塩は粘土を腐りにくくする効果があります。クッキングオイルは、粘土につやを出しまとまりやすくしてくれます。
≪材料≫
小麦粉…1カップ
水…1/3カップ
塩…小さじ1
クッキングオイル…少々
食用色素
≪作り方≫
- 小麦粉、水、塩、クッキングオイル、食用色素すべてをボールに入れ、ひとかたまりになるまでよく混ぜる。
- テーブルの上でよくこねる。
【レシピ2】小麦粉粘土レシピ ~外国の保育園より~
オススメの小麦粉粘土レシピです。基本のレシピとほとんど変わりはないですが、クリーム オブ タータを加えるだけで、小麦粉粘土のなめらかさがずい分と変わります。
クリーム オブ タータは、日本ではあまりなじみのないものですよね。これは、主にお菓子作りに使われる材料で、酒石酸水素カリウムといわれています。メレンゲの泡立てをよくする効果があるようです。製菓材料のお店などで購入することが出来ます。
小麦粉に対して塩は半分の割合です。かなりの量の塩が入りますが、腐敗防止に効果的です。また、しょっぱいので子どもが食べないというメリットもあります。
欧米の国ではよく使われている、クリーム オブ タータ入り小麦粉粘土。なめらかでシルキーな感触に、大人も子どもも夢中になるでしょう。ぜひお試しくださいね。
≪材料≫
小麦粉…3カップ
塩…11/2カップ
クリーム オブ タータ…大さじ1
クッキングオイル…大さじ2
沸騰したお湯…2カップ
食用色素
≪作り方≫
- 小麦粉、塩、クリーム オブ タータ、クッキングオイルをボールに入れる
- 沸騰したお湯を少しずつ加えながら、粉類を混ぜる
- ひとかたまりになったら、しっかりとこねて粘土をつくる
- お好みの食用色素で色をつけて混ぜる
小麦粉粘土の保存法
少しでも長くたくさん小麦粉粘土を楽しむためには、きちんと保存することが大切です。保存法は次のとおりです。
- 小麦粉粘土をラップやナイロン袋でくるみ、できるだけ空気に触れないよう密封する。
- 密封した小麦粉粘土をさらにタッパーなどの容器に入れる。
- 冷蔵庫で保存する。
※乾燥した場合は、固くなった部分を取り除いて粘土の手触りを調整する。
※べとっとした場合は、少し小麦粉を加えて手にくっつかない程度の堅さにしてから遊ぶ。
小麦粉粘土はどのくらい保存できるの?
油粘土などと違い、小麦粉粘土は食べられる素材をもとに作られています。そのため、「賞味期限」のように、子どもが安全に遊ぶことができる期限があります。
はっきりとした期限は決まっていませんが、おおよそ5日から1週間程度、冷蔵庫で保存することが出来ます。塩が防腐剤の役割を果たすので、塩が多く入ったレシピの粘土なら長持ちすると考えたらよいでしょう。
参考までに、外国の保育園では、月曜日の朝小麦粉粘土をつくり、金曜日の保育終了後に粘土を廃棄します。つまり、一度作った小麦粉粘土は5日間楽しむことになります。
小麦粉粘土は、使っていくと乾燥してきたり、少し臭いに変化を感じたりするようになります。小麦粉粘土の変化によっては自分で判断して処分することが必要になってきます。長い期間保存しておくとカビが生えることもあるので、注意が必要です。子どもには安全な粘土で遊んでほしいものですね。
まとめ
小麦粉粘土は、おうちで簡単に作れて教育的効果の高い優れたアクティビティです。幅広い年齢の子どもが楽しめる魅力的な遊びでもありますね。小麦粉粘土をつくることから、ぜひ親子で楽しんでみてはいかがでしょうか?作るのも、遊ぶのもとっても楽しく、親子で素敵な時間を過ごせること間違いなしです。
※小麦アレルギーをお持ちのお子さんは、小麦粘土に触れることでアレルギー症状が出ることがありますので、細心の注意を払ってください。ご心配な方は、事前に医師にご相談されることをお勧めします。