3~6歳から意識しよう♪遊びながら元気な身体づくり

この記事は2017年12月20日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

文部科学省の発表でも、近年子どもたちの体力低下について警鐘が鳴らされています。要因としては、生活様式の変化で子どもの歩く機会が減った、室内遊びを好むようになったなどが挙げられています。小さな頃から遊びを取り入れ、元気なカラダを作ることでゴールデンエイジと呼ばれる9~12歳のカラダの急成長期に備えてみませんか。

 

目次

3歳のお子さんは「サル」を目指そう!

サルの動きは人間にとっても理想の動き

動物園などで一度はサルを見たことがあると思います。サルは手・足はもちろんカラダを上手に使って、素早く木に登ったり、移動したりしています。昔の忍者がそうであったように、サルのような素早く、身体全体を使った動きは人間にとっても実は理想の動きなのです。小さなお子さんは体重が軽いので、大人より簡単にサルの動きをマネすることが出来、結果的に全身を使ってカラダを使うことを覚えることができます。

 

①ママやパパの両手につかまってぶら下がる

サルが上手に木にぶら下がるように、お子さんと向かい合って両手を持ち、ぶら下がり遊びをしてみましょう。ぶら下がり遊びは腕の力をつけるだけではなく、肩甲骨をほぐす効果もあります。肩甲骨をほぐすことで姿勢が正しくなり、柔らかいカラダを作ります。

 

②太ももの上に乗ってバランス遊び

まず、パパ・ママが足を伸ばして座ります。次にお子さんの手を持ち、太ももの上に乗せます。お子さんの手を広げ、バランスが取れたら手を離しましょう。この動きはバランス感覚を鍛えるだけではなく、腹筋、内ももを自然と使いますので数年前から話題のインナーマッスルも自然と鍛えることができるオススメの動きです。

 

4歳のお子さんは「好きなことをとことんやる」時期

自己主張が上手になるこの時期は好きな遊びを思いっきり!

ボール遊び、鬼ごっこ、かけっこなど、4歳になると好きな遊びが出てきます。幼稚園や保育園などで「今日もサッカーをしたよ」「今日も〇〇ちゃんと鬼ごっこしたー」などと毎日同じ遊びをしたと報告するお子さんもいるでしょう。この時期のお子さんは自分のやりたいことがわかるようになりますので、一つの遊びに集中する傾向にあります。たまには別の遊びもしたほうがいいんじゃない、と思うかもしれませんが、集団生活においてはそっと見守りましょう。

この時期になると「壁倒立」がオススメ

4歳になると腕の力もついてきますので、パパやママが支えて上げることで壁倒立が出来るお子さんも出てきます。壁倒立の方法としては、足を持って倒立の形を作ってあげてもいいですし、お子さんが足を蹴上げたタイミングで倒立の形を作ってあげても構いません。倒立を行う時間は1分程度にし、無理をさせないことが運動嫌いにさせないポイントです。(この時期のお子さんは筋肉が十分に発達していませんので、無理な運動はケガの元になります。ご注意ください)幼稚園・保育園では足を使った遊びが主流ですので、倒立や雲梯で腕を使った遊びを取り入れてくださいね。

 

5歳になったらそろそろお稽古を始めてもいい時期

自分の好きなことをやらせてあげても良い時期

赤ちゃんの頃から通えるスイミングやリトミックは人気のお稽古ですが、5歳頃になるとさらに自己主張が上手に出来るようになり、「バレエをやりたい」「サッカーをやりたい」など自分のやりたいこと、やりたいお稽古を言う子もいるでしょう。最近は自治体主催の比較的安価なお稽古もありますので、最初はそういったものを利用し、本格的にやりたい場合は別のお教室に移るのも手です。この時期のお子さんはやりたいと言い出しても、やっぱりやめた!という場合も多いので、最初からお金をかけるのはもったいないかもしれません。

 

前転・後転・ゴロゴロ回転で三半規管を鍛える

外で遊んでも中々鍛えられないのが三半規管です。三半規管は前転・後転と、寝そべり両手両足を伸ばしそのまま横に回転するゴロゴロ回転で鍛えることができます。三半規管を鍛えることで乗り物酔いを防ぐだけではなく、平衡感覚を鍛えることができますので、日々のご家庭の遊びの中でぜひ取り入れてみましょう。

 

お子さんの走る様子、遊ぶ様子をよく観察しましょう

この時期に注意したいのは、知らない間にお子さんが捻挫などをしていること。お子さんは痛みに強かったり、遊びたい方に気持ちが集中して気づかないことがあります。いつもと走り方が違う、遊ぶ時に足や手をかばっているなどの様子が見られたら、整形外科などを受診しましょう。気づかぬうちに捻挫した部分を放っておくと、将来また同じ場所をケガしやすくなってしまいます。

 

もうすぐ1年生!6歳になったら何でもできるように

バランスボールは万能アイテム

すっかりエクササイズの定番となったバランスボール。実は大人だけではなく、お子さんにも使っていただける優秀アイテムです。バランスボールの上に四つん這いに乗る、が出来るようになったら膝立ち、膝立ちが出来るようになったら両足で立つ。大人より自体重の軽い子どもはバランスボールも意外とすんなりと出来る場合があります。危ないので大人が補助をしながら、遊びの延長としてぜひご家庭で取り入れていただきたい動きです。バランスボールに乗ることによって、腹筋(特に下腹)・内ももなどを鍛え、同時にインナーマッスルも鍛えられます。

 

縄跳びは全身を使う優秀な遊び

幼稚園・保育園などでも取り入れられていて、パパ・ママも教えやすい縄跳び。腕・足・腹筋と全身を使った実はとても優秀な遊びです。6歳になると自分で縄を持って前飛びが出来るお子さんも増えてきますので、ぜひチャレンジを。最初は上手くいかなくても、兄弟や大人と一緒に遊ぶことで徐々にカラダ全体を使うコツを覚え、飛べるようになってきます。

 

小さな頃の運動習慣(遊び習慣)が大きくなって活かされる

「体を動かす」習慣をつけ、元気な身体をつくる

小さな頃から大人が公園に連れて行ってあげたり、家庭内で体を動かしてあげることはお子さんが体を動かす習慣に繋がります。幼稚園や小学校に入って急に体を動かせと言われても、習慣がないお子さんはどうしたら良いのかわかりません。小さな頃から遊びの中で自然と身体の使い方を身に着けることで、結果的に元気な身体、運動が好きなお子さんが育ちます。

 

9~12歳のゴールデンエイジを幼い頃から意識しよう

スポーツ界では近年「ゴールデンエイジ」という言葉が注目されています。一生のうちで一番体の成長するこの時期に、適切な刺激(運動)を与えることで、運動神経が良くなる、運動だけでなく学力なども向上すると言われている時期です。身長などが急激に伸びる直前のこの時期に無理なく運動を取り入れるためには、やはり幼い頃からの習慣が大切です。小さな頃から体を動かすことが好きなお子さんは、この時期により運動神経を伸ばしやすいと言われています。

 

大人になってからの成人病予防にも運動習慣は役立つ

今はまだ実感がないと思いますが、お子さんが大きくなった際に運動する習慣がないと成人病などになりやすくなります。医師から「体を動かしましょう」と言われても、習慣がないと体の動かし方がわかりません。運動ができる=脳でイメージした動きが出来るとも言えますが、このイメージと動きの一致はすぐに出来るものではありません。大人になった時の病気予防のためにも小さな頃から体を動かすことはとても重要です。

 

まとめ

今回は3~6歳のお子さんにオススメの運動・遊びと、なぜ運動が大切なのか、ということをお伝えしました。小さな頃から出来る運動を行うことで、大きくなった際に運動の刺激を受け入れやすい、運動神経がよくなりやすいカラダの基礎を作ることができます。また、身体を動かすことは、大人になってからの成人病予防にも役立ちます。お子さんだけではなく、この機会にご家族で体を使った遊び、運動を取り入れてみてくださいね。

 

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ナノマム編集部

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