子供の歯磨き嫌い、楽しくさせるコツとは?

この記事は2018年7月20日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

小さい子供がいると毎日慌ただしく過ぎていってしまいますよね。ご飯に公園、お風呂に寝かしつけ…中でも多くのママたちが苦労するのが「歯磨き」です。すんなり歯磨きさせてくれれば楽なのに、子供ってなぜか歯磨きをとても嫌がりますよね…。自分でシャカシャカ歯磨きごっこは楽しいけど、ママが仕上げ磨きを始めると急に嫌がって泣いて暴れて大変!そこで、今回はそんな子供が楽しく歯磨きができる方法をご紹介します。

目次

子供はなぜ歯磨きが嫌い?

自分で歯ブラシを握って歯磨きごっこはできても、いざ仕上げ磨きの段階に入ると途端に嫌がる子供は多いですよね。嫌がっても泣くだけで歯磨きさせてくれるならまだマシですが、中には全力で暴れて全然歯磨きが進まない!とママが疲労困憊してしまう子もいて、歯磨きの嫌がり方には個人差が大きく出ます。なぜ子供の歯磨き嫌いが多いのでしょうか?実は、子供が歯磨きを嫌うのは本人なりにきちんとした理由がありました。

歯ブラシが口の中に入るのが怖い

小さな子供からしたら歯ブラシは得体の知れない物体そのもの。歯磨きという概念もまだない時期に、なんだかよく分からないものが口の中に侵入してくるのは怖かったり気持ち悪かったりするのかも知れません。まずは歯ブラシに慣れてもらうために、おもちゃ代わりにガシガシ噛んでも安全な歯ブラシを与えましょう◎また、下の歯より上の歯を歯ブラシで触れられるのを嫌がる子も多いので、歯磨きをする時は下の歯から磨いてあげるのもおすすめです。

ずっと口を開けているのがイヤ

歯磨き中はずっと口を開けているので、顎が疲れたり唾液が溜まってきたりすることによる不快感が原因で嫌がるケースもあります。唾液が溜まってきたなと感じたら一度吐き出してスッキリさせてあげてください。その時に顎が疲れてしまわないように少し休憩を挟むくらいの時間を設けてあげると不快感も少なくなります。

歯ブラシが痛い

歯ブラシの毛が硬いものは子供が痛がってしまう傾向があります。大人と違って歯茎も歯もまだ未熟なので、なるべくブラシの毛が柔らかいタイプの歯ブラシを使ってあげましょう。そして、歯磨きする時は決して強く力は入れずに優しくクルクルと円を描くように歯と歯茎をマッサージする感覚で磨いてあげるのがコツです。

歯磨き粉の味がイヤ

子供用の歯磨き粉はイチゴ味やブドウ味といった豊富なフレーバーが特徴ですが、その味が気に食わなかったり大人の歯磨き粉を使っていたりすると歯磨きタイムが一気にイヤになります。大人用の歯磨き粉は研磨剤が含まれているので子供の歯にはおすすめできません。

優しく洗えるフッ素入りのジェルタイプならフレーバーも豊富で泡立ちにくいので、歯磨き粉を嫌がる場合はひとまず別のものに変えてみるといいかも知れませんね。

歯磨き中の体制がイヤ

歯磨きをする際、ママの膝の間に子供の頭を乗せる姿勢が一番磨きやすいですが、赤ちゃんや小さな子供にとっては普段しない体制なので不安に感じる場合もあります。授乳時のような横抱き系の姿勢に変えて子供の好きな体制での歯磨きにトライしてみましょう。ママにとっては結構大変ですが、慣れた頃に徐々にママが楽な姿勢へシフトチェンジすれば歯磨きを嫌がらなくなります。

歯磨き中のママの顔が怖い

これは筆者もハッとしたことですが、歯磨きをさせている時のママは真剣そのもの。子供からすれば歯磨き中のママは知らず知らずのうちにとても怖い顔をしています。ママの顔が怖いと子供も怖くなってしまいますよね。歯磨き中はなるべく優しい表情でいることを心掛けて歌を歌ったりママも一緒に「あ〜」と口を開けたりして楽しい雰囲気作りを目指しましょう。

子供の頃の歯磨き習慣が健康で丈夫な歯を作る!

乳幼児期の歯磨きは将来健康で虫歯に負けない口内環境を作ることが分かっているそうです。昔に比べて子供の歯磨き意識は高くなり、子供の虫歯の患者は減っているそうですが、それでも時折歯のほとんどが虫歯に侵されている重症患者が深刻化しているそうです。どれだけ忙しくても子供の歯を守れるのは親である私たちしかいないので、毎日の歯磨きは徹底して行いましょう!

最も虫歯になりやすい「6歳臼歯」を大切に!

2歳や3歳児でも歯磨きを怠れば虫歯になると言われていますが、一般的に虫歯になりやすいと言われているのが歯の生え変わり時期です。早い子だと4歳くらいで乳歯が抜ける場合もありますよね。しかし、実際に一番気を付けなければいけないのは5〜6歳頃に生えてくる「6歳臼歯」と呼ばれる奥歯の永久歯です。永久歯の生え始めは、まだ歯も柔らかい上に噛む力が強くて磨きにくい奥歯は最も虫歯になりやすいそうです。歯と歯茎の間に食べ物のカスも残りやすいので、ママたちの仕上げ磨きがまだまだ必要な時期です。

仕上げ磨きは10歳までを目安に

子供が大きくなると自分で歯磨きができるようになりますが、親がやってあげる仕上げ磨きは実は10歳頃までは続けた方が歯の健康を維持しやすいそうです。世間の平均は5〜6歳で仕上げ磨きを卒業することが多いですが、6歳頃だと永久歯への生え変わり時期と奥歯の磨き方がまだ未熟なので、虫歯になりやすい時期にしっかり磨けていないことになります。歯の健康を保つためには、少々面倒ではありますがあと4〜5年は仕上げ磨きをしてあげてください。その時までに奥歯や歯と歯の間もきちんと磨けるように指導してあげましょう◎

先輩ママたちに聞いたおすすめの歯磨き方法5選!

子供の歯磨き嫌いを克服する方法は千差万別。育児本や専門家の言う通りに試しても思い通りにならないのが子育てですよね。こういった時に頼りになるのは、同じように苦労した先輩ママたち。各家庭で日々の努力や工夫があるはずです。そこで、先輩ママたちが実践して効果があった子供が楽しく歯磨きしてくれる方法をご紹介します!

ぬいぐるみを使って楽しく誘導!

「娘が大好きな某有名キャラクターのぬいぐるみをパペット代わりに使って歯磨きへ誘導しました。大好きなぬいぐるみの言うことは案外すんなり聞いて、歯磨き中はぬいぐるみが歌ったり歯磨き楽しいねぇ〜と側で応援してあげている風にしたり。徐々に歯磨き嫌いを克服しました。」

とにかく褒めちぎる!

「色々試しても嫌いなものは嫌いなようで、息子はずっと歯磨きが大嫌いでした。ある程度全ての手をやり尽くした時にシンプルに、歯磨きしてエライね!大きくお口開けられるなんて凄ーい!歯磨きさせてくれてありがとうね!などかなりオーバーリアクションで褒めまくっていたら、気付けば前ほど歯磨きを嫌がらなくなりました。たまに得意げになっている時もあるので、意外とシンプルに褒めた方がいいのかも?と思いました。」

YouTubeの力を借りる

「ネットの力を借りて、歯磨きの時だけスマホでYouTubeを流すようにしたらだいぶ大人しく歯磨きさせてくれるようになりました。YouTubeでは楽しい歯磨きの歌や手遊び歌の動画を流しています。そのうち普段からそれで覚えた歌を口ずさむので、私もそれに合わせて歌うことで歯磨き=楽しいと刷り込ませました。普段はなるべくネットに触れさせないように徹底していたのも効果的だったのかも知れません。」

パパの歯磨きを見せて真似っこ

「私だけでは子供の歯磨き嫌いを克服するのは限界と感じ、夫に隣で歯磨き実演してもらいました。自分で磨いている風はできていたので、パパにも仕上げ磨きをしてあげているフリをして、ほらパパ上手にできているよ〜と見せてあげたら、それを真似て子供も大人しく仕上げ磨きをさせてくれるようになりました。歯磨きのときはいつもパパを召喚して、2人並んで私の膝に頭を乗せて磨いてあげていました。」

変顔&オペラ歌手になりきって

「Eテレで歌のお兄さんの変顔が好きな息子に、歯磨きの時にお兄さんに負けないくらいの変顔をして気をそらしていました。キャッキャ笑ってくれている内に素早く歯を磨き、もっと口を大きく開けて欲しい時は私がオペラ歌手のようにアァ〜〜とビブラートを効かせながら大きく口を開けると、息子は大喜びで同じように口を開けてくれました。変顔をし過ぎて毎回顔が疲れるのと恥を捨てた行動は良い思い出です。」

まとめ

子供の歯磨き嫌いは案外すごく単純な理由からくるものです。まずは自分の子がどうして歯磨きがイヤなのかをよく観察し、考えられる可能性を一つ一つ地道に解消してあげることから始めましょう。楽しく歯磨きをしてくれるまで根気が必要ですが、先輩ママたちの意見を取り入れたりパパにも協力してもらったりしてママも子供も楽しく歯磨きができる環境を整えてあげましょう!

ナノマムの子供と楽しむ手作りキットのコーナーでは、「まいにちはみがきちゃれんじ」シートがダウンロードできます!
ぜひ、親子で毎日のはみがきタイムを楽しい時間にしてくださいね♪

ダウンロードはこちら↓↓↓
https://nanomum.com/wp2/wp-content/themes/nanomum/images/handmade_kit/kit_brushteeth.pdf

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ナノマム編集部

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