出産が怖い!乗り切り方

この記事は2020年5月13日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

医療が進歩し、さまざまなパターンのお産をいかに安全に迎えられるか、という事前のリスク回避も当然のように進められている出産の現場ですが、「出産は命がけ」というフレーズは、初妊婦さん、経産婦さんともにいつの時代でも身に沁みる言葉ですね。情報があふれかえる現代で、出産が怖くなった場合にどのような乗り切り方があるのでしょうか?今回は怖いと思う原因別に、恐怖の乗り切り方をご紹介します。

 

目次

出産が怖いと思う理由とは?

特に初妊婦さんは一般的に「痛い、苦しい」と言われている未知の体験を控えている場合に、その痛みや苦しみに対しての恐怖心を抱きやすいといわれています。自分の母親や、親しい友人の出産体験を聞いていて、妊娠前の段階からすでに「出産は怖いもの」とイメージが定着している場合も。また、妊娠初期には体内のホルモンバランスが大きく変わり、小さなことにもイライラしたり、情緒不安定になることでマイナス思考となりやすく、余計な不安や過度の恐怖を感じてしまうこともあるようです。また、高齢出産や持病を持っている方は正しい情報を得る前に不安を抱えたり、子育てへの漠然とした不安も、恐怖心の要因となっています。

 

恐怖の原因別の乗り切り方

前述のように、出産が怖いと思う原因は単に痛みや苦しみに対する恐怖心だけではありません。これから出産を控えるママたちの、さまざまな背景や異なった要因に合った乗り切り方を探していきましょう!

 

痛み、苦しみに対する恐怖心

女性であれば誰でも出産に対しての痛みや苦しみに抵抗があるでしょう。特に辛い出産話などを身近な人から聞くと、「自分には乗り越えられるのだろうか?」と不安になってしまいますよね。しかし出産は十人十色、ひとつとして同じ出産はないといわれています。痛みの感じ方も人それぞれですし、分娩方法や陣痛から出産までの時間も違います。痛みやリスクへの恐怖心の乗り切り方は、「正しく分娩を知ること」に限ります。信憑性の高いネット上のページや、育児書などで分娩の流れを学びましょう。何もかも本通りには進みませんが、痛みを分散させる方法やいきみのがし、上手ないきみかたなどを頭で理解しておくことにより、実際の分娩で多少は実践できることでしょう。不安だからといって、信憑性のない口コミやネット上の掲示板などからむやみに情報をあさるのは逆効果です。

 

体の変化に対する不安

前述の通り、妊娠初期からホルモンのバランスが大きく変わり、精神面だけでなくママの体は赤ちゃんを育てるための環境づくりが急ピッチで進められます。それにともなって、ママの体にさまざまな変化や不快感を与える症状が現れ、時には出産まで続くものも。そのような体の変化がママを不安にさせる要因の一つでもあります。以下、主な体の変化と対処法をまとめました。

 

便秘がちになる

妊娠すると腸の働きが鈍くなるといわれており、便秘がちになります。妊娠期間中はなるべく薬に頼りたくはないですが、食物繊維の多く含まれる食品を食べ、ひどいときにはかかりつけの産院に相談しましょう。

 

頻尿

赤ちゃんはどんどん大きくなり、子宮も成長に伴いふくらむので膀胱を圧迫し、頻尿となりやすいです。こまめにトイレに行ったり、パンティライナーなどでしのぎましょう。

 

腰痛や足のつけ根の痛み

子宮が大きくなると腰痛や足のつけ根の痛みに悩まされることもしばしば。痛みを感じるときは無理をせず、家事などは家族の協力に頼りましょう。

 

眠い、体がだるいなどの症状

流産を防ぐために分泌される「プロゲステロン」が眠たくさせたり、体のだるさを引き起こしています。そんなときはゆっくり休み、心を落ち着かせましょう。

 

 

高齢出産への不安

高齢出産とは、「35歳以上で初めて出産する」ことを指します。1992年までは30歳以上の妊婦さんが対象とされていたので、約30年間で医療技術が発達した事実が垣間見えますね。高齢出産だから、といってむやみに出産を怖がる必要はなく、信頼の置ける産科やかかりつけ医を見つけることが恐怖を乗り越える第一歩でしょう。人間は誰しも年を重ねるごとに、病気はもちろん妊娠、出産のリスクが高まることは事実ですが、実際は確率が多少高くなるという程度といわれており、信憑性のないネット上の情報に振り回されないようにしましょう。

 

分娩方法の計画

高齢が原因で、分娩時の体力の消耗が心配される場合や、体質、持病などの総合的な診断により、分娩方法を帝王切開分娩とする産院も少なくありません。妊娠中は妊娠糖尿病や妊娠中毒症などのトラブルの確立も高いため、妊婦健診には必ず行き、不安があればかかりつけ医と相談しましょう。

 

30代からは子宮のトラブルに注意

子宮筋腫や子宮内膜症になる人が増えるのが30代といわれています。それらが原因で流産や早産のリスクが高まることもあるので、すでに筋腫などが発覚していれば、産院やかかりつけ医と相談しましょう。

 

持病を持っている

ママの中には持病を持つ方もいます。持病によっては妊娠、出産にリスクを伴う場合があるので、もし赤ちゃんや、自分の身に何かあったらどうしよう…と、出産を怖く感じる原因となることもありますね。ネットであれこれ検索して自分の中で答えを見つけようとするのはNG。同じ病気でも症状や体質の違いにより、必ずしも出産が危険だという証明とはなりません。服薬している場合や、出産に疑問や不安を感じる場合は、持病のかかりつけ医とよく相談し、分娩方法のアドバイスをもらったり、薬の調節をお願いしましょう。

 

 

子育てへの不安

分娩時の痛みや苦しみへの恐怖心の他に、「子育て」への不安も出産が怖いと感じる理由のひとつの場合があります。これは初妊婦さんでも、経産婦さんでも当てはまり、初妊婦さんの場合は漠然とした育児のイメージしかつかめず、ちゃんと育てていけるのか不安になったり、また経産婦さんでよく耳にする不安は、上の子がいる場合に入院中の生活が心配であったり、一度に2~3人の子どもを育て上げられるのか?といった不安の声もあります。このような子育てへの不安を乗り切るためには、妊娠中に家族とのコミュニケーションを疎かにせず、絆をより一層深めて助け合える関係性を築きましょう。ママが安心して出産、子育てができる環境は、家族や周りの協力が必要不可欠です。

 

まとめ

何度経験しても出産の痛みや苦しみに対しては怖いな、と思ってしまいますが、産んだら痛みなんて忘れちゃった!という声もよく聞きますね。赤ちゃんの誕生は苦しみを忘れてしまうほど素晴らしいものです。ママの不安や緊張がおなかの赤ちゃんに伝わらないよう、自分に合った乗り切り方でリラックスできる妊婦ライフを謳歌したいですね!

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ナノマム編集部

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