産後ママも、子育てママも要注意!PMSって何?

この記事は2020年4月29日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

女性特有のPMSは、軽度の症状であれば「ちょっと不調だな」と思う程度で、日々の忙しさに追われついつい見過ごしてしまいがちですが、放っておくと産後や子育て期に悪化する可能性も潜んでいます。産後ママも、子育て期真っ只中のママも、気になる症状があるか今回のコラムでぜひチェックしてみてください!

 

目次

PMSとは?

PMSとは月経前症候群と呼ばれます。その名の通り、生理が始まる数日前から体に不調が現れ始める症候群のことを指します。症状は身体症状と精神症状があり、軽い症状ですむ人から、日常生活に支障をきたすほどの症状に悩まされる人までさまざまです。症状の多くは生理が始まると徐々に軽くなり、生理が終わるとさまざまな不調や不快感は消失するのが特徴とされています。この症状は、周囲に、特に男性に理解されにくく、家庭や職場において悩んでいる女性も多くいることが問題となっています。

 

PMSの主な症状

PMSの症状は多岐にわたりますが、大きく身体症状と精神症状の二つに分けられます。

 

身体症状

・下腹部の痛みや不快感
・胸の痛みや不快感
・にきびなどの肌トラブル
・むくみ
・頭痛
・めまい
・肩こり
・動悸  など

精神症状

・イライラする
・抑うつ
・不安や緊張感
・疲労感が取れない
・不眠症
・気力が湧かない  など

 

症状が重くなると人にあたってしまったりなど攻撃的になったり、その逆で精神的に落ち込んでしまい、引きこもってしまうなど、自分の力では解決できない場合もあります。

 

産後や子育て中のママは要注意!?

コラムタイトルにもあるように、産後や子育て中のママがPMSの症状に悩まされることが多いそう。個人の体質にもよりますが、出産や子育て期に入るまでPMS特有の症状が全く発症しなかったり、発症しても普段の生活に支障をきたさない程度で済んでいた人が悪化する場合もあります。それもそのはず、PMSは20代後半~30代にかけて発症する場合が多く、ちょうど女性の出産・子育て期と重なっているからです。

特に身体や精神的に強いストレスを受けた後に症状が現れたり、悪化すると言われており、命がけの出産で身体的ダメージを受け、その後慣れない子育てによる精神的ストレスがホルモンに影響することが、PMS発症の原因の一つとも説かれています。

 

PMSの治療法

健康的な日常生活が送ることができないほどの症状に悩まされる前に、産婦人科や専門医と相談しましょう。特に産後の赤ちゃんの育児中は、ママが倒れてはいれません。症状がひどく悪化する前であれば、薬物療法に頼ることなくカウンセリングや生活習慣の見直しなどのセルフケアで症状が改善する場合があるので、早めの診察をおすすめします。

カウンセリングやケアを施しても症状が改善しない場合、薬物療法として低用量経口避妊薬が処方されるケースもありますが、PMSの症状によって異なる場合も。頭痛や下腹部の不快感などの身体的症状の場合は鎮痛剤や、イライラしたり落ち着かないといった精神面での症状の場合は、漢方薬が使用されることもあります。自分に合った薬を適切に使用するために、専門医と症状をよく相談することがポイントです。

 

子育て中のPMSと上手く付き合うために

PMSの症状が軽い場合、薬物に頼らず生活を整えることによって症状を軽減することもできます。産後や子育て中に無理なく始められるポイントをご紹介します!

 

バランスのよい食事を心がける

体にビタミンやミネラルが不足していると、軽かった症状がだんだん重くなるケースもあります。不足解消には簡単に「バランスのよい食事を」と謳われていますが、片時も目が離せない赤ちゃんや小さな子どもと24時間共に過ごしていると、毎食の栄養バランスなんてとんでもない!と世の中のママの叫びが聞こえてきそうですね。毎食バランスを考えるのは大変なので、3食に分けて少しずつバランスを整えていきましょう。朝食にはフルーツを一品必ず食べる。昼食にはインスタントのお味噌汁も飲むようにする。夕食にはお惣菜の豆とひじきの和え物を添える。などなど、忙しいママでも手軽に揃えられるフルーツやお惣菜で徐々にバランスを整えていくこともできます。

一度にいろんなおかずが食べられるお弁当や、ビタミン不足の解消に手っ取り早いサプリメントも上手く食生活に取り入れましょう。また、糖分が多いチョコレートやスナック菓子、カフェインを多く含むものを大量に摂取すると症状が悪化することもあるので、適度に楽しむようにしましょう!

 

軽い運動を取り入れる

特に精神的な症状が大きく出る場合のPMSに効果的な運動ですが、激しく動き回る必要はありません。赤ちゃんや子どもと一緒に時間を見つけて近所や公園にお散歩をするだけでも軽い運動となります。子どもに話しかけながらウォーキングすることによって気分も晴れ、血液の循環がよくなり脳や体の動きが活性化されます。ウォーキングだけでなく、家の中で手軽に始められるバランスボールやストレッチなどもおすすめです。「運動をする時間を少しだけでも作る」と意識して生活すれば、ダラダラと過ごしてしまう時間にメリハリがつき、一石二鳥ですね!

 

睡眠はなるべく8時間程度とる

睡眠不足に悩む産後ママ、子育てママもたくさんいるのではないでしょうか? 慢性的な睡眠不足により精神症状を引き起こし、PMS発症の引き金になることもあります。夜中の授乳や繰り返す小さい子どもの夜泣きで、持続的に眠ることが困難な場合は、短い睡眠の質をアップさせるために寝具や照明を自分に合ったものに変えるだけでも効果的です。また、上述でもご紹介したように、子どもと適度な運動をした後は、母子共に疲れて一晩ぐっすり眠れることも。ほどよい疲労感を得ることによって睡眠の質がずっとよくなることもあります。

 

家族に甘えることを遠慮しない

子育てママにとって、家族に甘えることは一番難しいかもしれませんね。「自分がしっかりしなきゃ!」と、子育てに家事に、時には仕事にと、全てを完璧にこなしてしまうママは素晴らしいですが、無理のしわ寄せはママ自身の体や精神面に影響を及ぼします。上記3つのポイントをご紹介しましたが、バランスのよい食事も、運動も十分な睡眠も家族の協力なしでは叶いません。寝不足だと感じたらパパに一晩夜泣きの対応を任せてみたり、頼れる家族が近くにいるのであれば、月に何度か時間を合わせて夕食を用意してもらったり…。毎日甘えっぱなしでは周りの家族も困ってしまう面もあるかと思いますが、適度に甘えることによってPMSの症状が徐々に改善されていきます。

 

 

まとめ

出産や子育ての疲れや不安がママの体力や精神に影響し、PMSの発症のきっかけとなったり、症状を重くするケースが多いです。普段からママの体に溜め込まないためにも、悩みや困難に思うことを素直に相談したり、家族に甘えやすい環境作りはパパや家族の協力が必要ですね。症状がひどくなる前に生活にメリハリをつけたり、専門医と相談して対応していきましょう。

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ナノマム編集部

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