里帰り出産する?しない?

この記事は2019年8月28日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

赤ちゃんを迎えるとガラリと変わってしまう日常に協力を求め、里帰り出産を考える人も多いのではないでしょうか。今回は、里帰り出産をした場合としない場合のメリットとデメリットを産前、産後に分けてまとめてみました。特に初めての出産で里帰りを検討している方は、ぜひ参考にしてください!

 

目次

里帰り出産を決めるならいつ?

里帰り出産により実家などで生活する期間は、赤ちゃんや母体の状態により人それぞれですが、産前産後合わせて2~3か月ほどが一般的だと言われています。里帰り先で見つける産院への転院、移動の負担なども考慮し、妊娠8か月くらいには落ち着くといいでしょう。多胎妊娠やハイリスク出産の場合は医師と早めに相談をすることをおすすめします。里帰り先での転院には紹介状が必要となるので、妊娠中期にさしかかる頃には決定し、医師にはもちろん里帰り先への報告も忘れずに!

 

里帰り出産のメリット

産前

◎出産前後の不安な時期に孤独を感じにくい

「マタニティブルー」と言う言葉も存在するくらい、妊娠中は精神状態が過敏になる方も少なくないとか。特に始めて出産を迎える場合、育児休暇中などにより自宅で過ごすことが多くなり、孤独や不安、恐怖を感じることも。実家に里帰りする場合は、一日のどこかで家族の誰かと顔を合わせる生活になるので、孤独をあまり感じないというメリットがあります。

◎きょうだいがいる場合は安心

赤ちゃんに年の近い上の子がいる場合、一緒に里帰りしてしまえば家族の誰かが相手をしてくれたり、世話を焼いたりしてくれるので安心です。

◎体力を使う家事の軽減

出産間近でも自宅にいれば、洗濯や買い物、掃除や料理と言った意外と体力を使う家事をほとんどママがこなさなければいけない場合も。里帰り先では家事をする人が分散され、体力的な負担が軽減します。

 

産後

◎産褥期をゆっくり過ごせる

出産後の約1か月を「産褥期」と呼び、この期間中はなるべく体を起こさず栄養のあるものを摂り、ゆっくり休むとよいと言われています。しかしそれができるのも一昔前のお話。昔は大家族に加えご近所さんなどの出入りが頻繁で、地域で赤ちゃんの面倒を見たり、家事を代わりにやってくれたりという生活が当たり前でしたが、現代ではもうそのような光景は見られません。しかし里帰り出産をすることにより、昔のようにとはいきませんが母親や家族に赤ちゃんの世話や家事を協力してもらいながら産褥期を過ごすことができるので、里帰りをしない場合よりゆったりと過ごすことができます。筆者も里帰り出産を経験しましたが、産褥期の夜中の授乳が辛すぎて、夜間は実母に任せっきりでした。おかげで私の体力が戻るのは早かったですが、わが子はいつからかミルクしか口にしないようになりました・・・。

 

里帰り出産のデメリット

出産前

◎転院のためのリサーチが必要

里帰りのため転院する前に、これまで通っていた産院に紹介状を書いてもらう必要があります。里帰りを決めたら早めに里帰り先付近の産院のリサーチをし、分娩の予約ができるか電話で確認してみましょう。もしものためにいくつか候補を挙げておくことをおすすめします。

◎移動の負担

安定期に入っていても、長距離の移動は母体に影響を与えるので注意が必要です。特に飛行機に乗る必要がある場合は、妊娠周期により搭乗できないことも。産後の移動に関しても考えておく必要があります。

出産後

◎自宅が気がかり

2~3か月も住み慣れた自宅を空けるとなると、残してきた夫の生活が心配という方も多くいます。里帰りから自宅に戻った後の生活を考えた準備はいざとなれば夫に任せる必要があったり、また産前産後すぐの貴重な時間を離れて過ごすので、夫がパパになるという実感がわきにくいなんてことも。園児、小学生のきょうだいがいる場合は遠方への里帰り出産が難しく、断念する方も多くいます。

◎親世代の子育て方をおしつけられることも

「里帰り出産あるある」として挙げられるのが、里帰り先の母親が自己流の子育て方であれこれ口を出してくるという悩みです。産後というデリケートな時期におしつけられると煩わしく思ったり、いつもなら軽く流せるのにイライラしてしまうなんてことも多いので、口げんかになってしまうことも。また、自分のきょうだいの旦那さんやお嫁さんなどが同居している場合、一緒に暮らしたことのないため気兼ねしてしまうという声もあります。

 

里帰り出産をしないメリット

産前

◎落ち着ける自宅でマタニティライフを謳歌

なんといっても一番落ち着くのが自宅です。赤ちゃんが生まれるまで好きに過ごしたり、上の子がいる場合は思いっきり甘やかしたりなど、比較的自由に行動できるのが魅力です。

◎自宅付近の産院で安心!ママ友ができるかも?

自宅近くの産院であれば何かあったときに自分も夫も駆けつけやすいことがメリットですね。また産院のマタニティイベントなどで、近くに住むママ友と知り合える可能性が。

◎夫の立会い出産が間に合いやすい

遠方への里帰り出産で、夫の立会い出産を希望している方は上手くタイミングが合わなければ実現しませんが、自宅付近の産院であれば、夫の立会い出産も間に合いやすい点がメリットです。

 

産後

◎父性の目覚めの助けとなることも

里帰りしないことで産褥期はゆっくり体を休めることは難しいですが、夫と協力して毎日を過ごすことにより、なかなか芽生えにくいとも言われている父性に目覚めやすいことも。また夫が理解ある職場に勤めているようであれば育児休暇を取ってもらったり、毎日の家事を分担したりなど工夫することで体力を戻していきたいですね。

◎自分のペースで子育てができる

里帰り出産ではもちろん他の家族と同居するので、食事や就寝時間が決まっていたり、お風呂の時間が限られていたり・・・など、行動に多少不便なことも。しかし自宅では自分のペースで生活できるので、赤ちゃんのお昼寝の隙にサッと食事を済ませたり、夜中に泣いていても気兼ねしなくてもよかったり、子育てに没頭できます。

 

里帰り出産しないデメリット

産前

◎夫が激務の場合、孤独や不安に駆られることも

特に初めての出産で、夫が激務でほとんど家にいない場合は自然と一人で過ごす時間が増えるかと思います。前述にもあるように、妊娠中は特にデリケートになるので孤独を感じたり、自分一人のときになにかあったらどうしよう!と不安に駆られる方も多いとか。

◎陣痛やトラブルが起こった場合の対処

陣痛に限らず、妊娠中に起こるトラブルにも注意が必要です。一人で過ごしているときに異変が起こった場合、自分で助けを呼んだり、陣痛の場合タクシーで産院に向かう手配をするなど、時には自力で解決しなくてはいけないことも。夫婦間でシュミレーションを重ね、場面ごとの対処法を話し合っておくと安心です。

産後

◎産褥期にほとんど休めない

退院後自宅に戻れば赤ちゃんのお世話に加え、いつも通りの家事や他のきょうだいの世話を夫婦で協力してこなす必要があります。日中一人で過ごす場合はゆっくり体を休める暇もなく、大きな負担がかかることも。夫が育児休暇を取ったり、行政の子育てサポートや家事代行、きょうだいの一時保育を上手く使えば解決することもあるので、産前にぜひチェックしておきたいですね。

 

まとめ

出産は人生の中でも特に大切な節目です。それぞれのメリットとデメリットをご自身の条件や生活スタイルに照らし合わせ、納得のいく選択をしたいですね。

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ナノマム編集部

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