子どもの防犯対策

この記事は2019年8月21日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

平成30年中、岐阜県下で不審者から子どもへの声かけ事案等が600件発生したと岐阜県警察が発表しています。特に小さな子どもは危険を感じたときの対応が上手くできないため、狙われやすいと言われています。今回ご紹介する防犯対策は、小さな子どもだけではなくママやパパ、家族みんなで実践していただきたい対策法ばかりです。ぜひ活用してください!

 

目次

犯罪が起こりやすいシチュエーションをチェック!

玄関

子どもの帰宅時を狙って背後から近づいたり、留守番の際に配達員を装いカギを開けさせるケースに注意です。対策法は、帰宅時には玄関のカギを開ける前に周囲の確認を必ずするようにしたり、一人で留守番をしているときはインターフォンが鳴っても出て行かない指導が必要です。

公園

誰もが集える公園でのひとり遊びは危険です。木の陰やトイレなどに連れ込まれ犯罪に巻き込まれる可能性があるので、必ず友達と行動を共にするように指導しましょう。

路地裏

人気がない路地裏で一人で歩いている子どもは、不審者に狙われやすいです。子どもが興味を持ちそうなキーワードを言葉巧みに使い、車に連れ込まれたりすることも。少し遠回りになっても人気のある道を選び、一人で歩かせないように注意してください。

駐車、駐輪場

安全面からでも言えますが、駐車場で遊ばせることは絶対にしないようにしましょう。親が目を離した隙に背後から襲われたり、車に連れ込まれたりする危険もあるので、常に子どもから目を離すことのないようにすることも重要です。

スーパー、ドラッグストアなどのトイレ

子どもが買い物途中にトイレに行きたがったら必ず親がついて行くようにしましょう。古いドラッグストアなど、店の外にトイレがある場合が一番危険を察知しにくいので要注意です。最近では、小学生低学年の男の子が大型スーパーのトイレに連れ込まれ、髪を切られ服装も変えられるという事件が起こっています。女の子だけではなく男の子も狙われることを忘れずに!

 

家庭でできる防犯指導7つ

小さな子どもは好奇心が旺盛な上、危険の予測が難しいので犯罪に巻き込まれやすいと言われています。日頃から親子や家族のコミュニケーションの時間を大切にし、防犯に繋がる「家族の約束事」を何度も繰り返し指導していくことが肝心です!

 

指導1 一人で遊ばない

子どもが一人でいるときが一番犯罪に巻き込まれる可能性が高いです。小さいうちはできるだけ一人で行動させたり、遊ばないように教えましょう。

指導2 大声で助けを呼ぶ

危険を感じたら大声を出し、周囲に知らせることが防犯対策として有効です。恐怖心で声が出ない場合も考え、家族で助けを呼ぶ練習をしましょう!

指導3 一人で出かけるときは「誰と」「どこで」「何を」「帰宅時間」を聞く

どうしても一人で出かけることになった場合、「誰とどこで、何をするのか」、「帰宅時間」を子どもと必ず話し合うようにしましょう。まだ時計が読めないほどの小さな子どもであれば極力一人で出かけさせない方が安心です。お友達の家族に連絡を取っておくなど先回りした対策が必要です。

指導4 外出先であったことを報告する

日頃からママや家族がコミュニケーションの一つとして実践したいのが子どもの話をゆっくり聞くということです。普段から幼稚園や学校で誰と何をして遊んだ、今日の給食はカレーで嬉しかったなど些細なことでもいいので、子ども自身がなんでも家族に言葉にして伝える力を身につけていきましょう。そうすることによって、外出先で不審者に声をかけられたなどの防犯に繋がる情報を家族にいち早く伝えることができ、犯罪を未然に防ぐことも可能です。

指導5 子ども110番の家のチェック

子ども110番の家とは、犯罪から子どもを守るために民間協力の商店や事務所、民家などで子どもの一時的な保護と警察などへの通報をしてくれる場所を指します。子どもと一緒に場所を確認し、いざとなったら助けを求める指導をしましょう。

指導6 危険性が高い場所をチェック

前述にもありましたように公園のトイレや路地裏、人気の少ない場所を親子で確認しましょう。実際に行って危険性が高いことを教えることも効果的です。

指導7 つみきおに

小さな子どもに覚えやすい5つのお約束として、全国防犯協会連合会が推奨する「つみきおに」をご紹介します。

つ……ついていかない
み……みんなといつも一緒
き……きちんと知らせる
お……大声で助けを呼ぶ
に……逃げる

「知らない人に声をかけられてもついていっちゃだめだよ。」や、「知らない人に触られたり、怖いなと思ったら大きな声で助けを呼んだり、走って逃げてね。」など、シチュエーションを交えて指導すると分かりやすいです。

 

親がやっておきたいこと

防犯グッズを持たせる

防犯対策としていろいろなグッズを持たせることも有効です。小さな子どもでも簡単に扱えるグッズをご紹介します。

★防犯グッズ1 防犯ブザー

防犯グッズとして一般的に多く取り入れられているのがブザーではないでしょうか。通園バッグやランドセルなど、すぐに手が届く場所につけておくことがポイントです!また、ランドセルやリュックサックにつける場合は、利き腕と逆の肩ひもにつけると小さな子どもでも鳴らしやすいです。家で鳴らす練習をしたり、月に一度は電池が切れていないか確認をしましょう。

★防犯グッズ2 ホイッスル

防犯ブザーの代わりともなるのがホイッスルです。大きな高い音が鳴るので周囲の注目を集めやすく、身の危険を知らせる助けとなります。100円ショップなどで手軽に購入できるので、すぐにでも持たせてあげたいですね!

★防犯グッズ3 GPS機能端末

習い事やお友達の家、公園などに行くため一人で行動することの多いお子さんにぜひ持たせたいのがGPS機能端末です。移動場所は近所だし大丈夫というママも、油断は禁物です。小さな子どもは体重も軽く、十分に抵抗もできないまま車に乗せられ連れ去られる事件も多発しています。大手セキュリティ会社が提供している簡単操作ができる小型の端末や、操作が一切不要で靴の中に忍ばせることができる端末まで、様式や機能はさまざまです。ママや家族が習い事などの移動に付き合えないことが多い場合は、対策の一つとして検討してみてください。

地域の人との交流

犯罪はいつどこで起きるか、誰が狙われるか予想がつきません。防犯グッズを小さな子どもに持たせただけでは不安ですね。そこで日頃から意識したい防犯対策として、ママやパパ、家族みんなができる地域の人との交流です。実は、地域の人の見守りが犯罪を未然に防ぐ大きな助けとなっているのです。お祭りやイベント、定期的に行われる自治会の地域清掃など、ぜひお子さんと一緒に参加してください。大人が子どもを認識したり、子ども自身も大人との触れ合いでいざというときに助けを求めやすかったりと、防犯対策としてとても有効です。反対に、ママやパパも地域の子どもたちの顔ぶれを覚えていくことも防犯につながります。

 

まとめ

防犯対策としてブザーなどのグッズに頼りがちですが、家庭での指導やコミュニケーション、地域の人との関わり合いが犯罪を防ぐ大きなポイントです。特に小さな子どもには繰り返し指導していくことが重要なので、普段からよりよいコミュニケーションの時間を取りたいですね。

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ナノマム編集部

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