冬の寒さにはコレ!赤ちゃんの防寒対策アイディア
小さい赤ちゃんがいると、冬の寒い時期は赤ちゃんの体が冷えすぎていないか心配になることが多くなりますよね。とくに赤ちゃんは体の発達が未熟で体温調節が苦手なので、いつも手足が冷たくなっています。これって赤ちゃんの体が冷えているってことなのでしょうか?風邪を引いてしまわないか心配になりますよね…。
そこで、今回はそんな冬の赤ちゃんの体のことや防寒対策アイディアをご紹介します!
目次
赤ちゃんの手足が冷たいのは問題なし?温めすぎに注意!
大人よりも体温が高いはずの赤ちゃんの手足が冷たくてビックリするような時ってありませんか?風邪を引かせやしないか慌てて靴下を履かせたりブランケットで包んだりして温めてあげるママも多いはず。でも冬ならともかく、夏場の暑い時期でも赤ちゃんは手足が異様にz冷たい時があります。なぜ体温が高いのに手足だけが異常に冷たい時があるのでしょうか?赤ちゃんの手足が冷たい時は、やはり温めてあげた方がいいのでしょうか?
手足が体温調整のセンサー代わりになっている?!
赤ちゃんの手足が冷たくなりやすいのは、理由として体がまだ未熟で皮下脂肪が少ないということが挙げられます。皮下脂肪が少ないということは、体の熱が外へ逃げやすいので、体の末端である手足の毛細血管を収縮させて熱を逃がしにくくしています。そのため、寒い冬は体の熱を逃がさないようにするために手足がとても冷たくなるようです。言ってみれば、手足が体温調節専用のセンサー代わりになっているということです。そういえば、大人でも極寒の寒さに長時間晒されると手足が冷たくなりますよね。あれは体の末端である手足にいく血流を抑え、生命維持に必要不可欠な心臓や内臓に血流を多く流して深部温度を保つために手足にいく熱を犠牲にしているのだとか。体の仕組みを考えれば、赤ちゃんの手足が冷たいのは何の心配もいりません。だんだん体が大きく成長していけば全身で体温調節ができるようになるので、手足が冷たいのは赤ちゃん期にしか見られない貴重な姿だと思っておきましょう。
赤ちゃんを温めすぎると体の熱がこもって危険!?
赤ちゃんはミルクを飲んだり泣いたりしてすぐに体温が上がるもの。そんな赤ちゃんの手足を温めすぎてしまうと、今度は体の熱が逃げにくくなって熱がこもってしまいます。手足が冷たいのは成長過程でとても大切なことで、季節に合わせて徐々に体が順応していきます。しかし、大人が靴下や上着などを着させるとせっかく赤ちゃんが体温調節の特訓をしているのに発育を阻害していることになるそうです。また、必要以上に赤ちゃんを温めすぎると、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクも高くなると言われています。寒い冬でも手足だけは露出させた方が発育に良く、心配な場合は背中を触って温かければ大丈夫。ふくらぎや太もも、腕まで露出するとさすがに冷えすぎになってしまうので注意しましょう。どうしても心配で靴下を履かせる場合は、外に出ている時だけ履かせて室内に入れば脱がすようにすると良いでしょう◎
先輩ママたちに聞いた!寒い冬にあって便利だった防寒グッズ5選
赤ちゃんの手足が冷たいのは心配いらないけど、冷えすぎはやはり気を付けなければいけませんよね。赤ちゃんと寒い冬を過ごすにはどんな防寒対策をすれば良いのでしょう?そこで、先輩ママたちに聞いた寒い冬にあって便利だった防寒グッズを5つご紹介します!
つなぎ式コート
カバーオールやジャンプスーツ、ベビーダウンコートなんていう呼び方もありますが、全身まるごと包めるロンパースになっているコートです。ロンパースタイプなので、中は厚着させずにお出かけの時にコートで包んであげるだけであったかい。お着替えが楽チンなのもそうですが、動物やキャラクターものがデザインされていたり色合いが赤ちゃんらしい可愛いものが多かったりするのも人気の理由の一つです。肌の露出が手足だけに抑えられるのも安心ですよね。
寝る時に着せるスリーパー
スリーパーは夏の寝冷えにも重宝される便利アイテムですが、寒い冬は一層人気が出るアイテムです。赤ちゃんは気付けば掛けていたはずの布団から脱出していることが多く、体が冷えすぎていないか心配になります。大人用の布団だと赤ちゃんには重く窒息の危険がありますし、赤ちゃん用布団は軽すぎてすぐにはだけてしまう…そんな時は寝る時に着せるだけのスリーパーはやはり便利です。どれだけ動いてもはだけることはないし、スリーパーは手足を出せるので温めすぎの心配もありません。寒い冬の夜はスリーパーがあればママも安心して眠れますね。
重ね着しやすいカーディガン
カーディガンは重ね着もしやすく、暑ければ簡単に脱がせるので一枚持っておくだけでいい便利アイテム。持ち運びもしやすく服装に合わせて可愛いコーディネートもしやすいですし、プチプラで揃えることもできますよね。赤ちゃんはすぐに成長するので、カーディガンを買う時は1サイズ〜2サイズ大きいものを選ぶと良いでしょう。素材は赤ちゃんの肌に優しい綿100%のものだと安心です。赤ちゃんがいるご家庭への贈り物に、ちょっと良いブランドのカーディガンを選ぶと喜ばれやすいですよね◎
おくるみ
赤ちゃんを優しく包み込むおくるみは、寒さ対策はもちろんのこと赤ちゃんの安心感も得られる利点があります。赤ちゃんがまだママのお腹の中にいるときは、手足を曲げて体をCの形に丸まって過ごしていました。おくるみはその時の状態を再現しやすく、おくるみで赤ちゃんを包んであげることで安心感を与えてあげることができます。さらに、生後3ヶ月頃の赤ちゃんは突然体がビクッと驚いたような動きをするモロー反射と言われる原始反動をしますが、寝ている時にこのモロー反射で赤ちゃんが起きてしまうことがあります。おくるみで包んであげることで、モロー反射を防いでずっと寝かせてあげられることができるようです。海外では赤ちゃんが寝る時におくるみで包むのが一般的だそうです。
抱っこ紐やベビーカーに使えるベビーマフ
抱っこ紐やベビーカーに取り付け可能の2WAYで使えるベビーマフ。抱っこ紐やベビーカー用のダウンコートのような防寒具ですね。冬の街へ出ると、多くの子連れママたちが抱っこ紐+ベビーマフ姿でお出かけしているのを目にします。赤ちゃんにそこまで厚着をさせなくても、そのままベビーマフを装着してあげれば、温かさをキープできるので気軽にお出かけができます。筆者の我が家もベビーマフ愛用者で、抱っこ紐+ベビーマフでお出かけすると温かくて気持ちが良いのかすぐに眠りにつきます。ベビーマフには、収納ポケットが付いていたりフードが付いていたりするのでかなり使いやすくて重宝しますよ。
夏は通気性の良い涼しい素材のものも販売されているので、夏用の紫外線避けとして揃えておくのもいいかも知れません◎
まとめ
赤ちゃんの手足が冷たいのは、皮下脂肪が少なく体が未熟なので手足を冷やして体温を調節しているためです。冷えすぎも良くないですが、可哀想だからと温めすぎてしまうと将来的に体温調節が下手なまま育ってしまうので、冬でも手足は露出したまま過ごさせましょう。
外が寒すぎるときはつなぎ式コートやベビーマフなどで防寒対策をし、室内にいるときは手足がきちんと出る格好で過ごさせれば寒さに負けない丈夫な体に育つでしょう。