添い乳での寝かしつけは睡眠障害の原因に?やめる時期と方法

この記事は2018年11月9日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

添い乳での寝かしつけは、寝転んだまま授乳できる上に赤ちゃんがそのまま寝てくれるので、ママにとってはとても楽な寝かしつけスタイルですよね。でも添い乳は夜中に赤ちゃんがおっぱいを求めて何度も起きてくるので睡眠不足になりがち…。朝までぐっすり寝かせるためには添い乳は卒業するべき?いきなりやめても大丈夫なのか心配…。
そこで、今回はそんな添い乳のメリットやデメリット、そして添い乳をやめる時期や方法をまとめてみました。

目次

添い乳のメリットとデメリット

赤ちゃんのお世話の中でも大変な作業の一つが寝かしつけです。各家庭によって様々な寝かしつけ方法がありますが、その中でも添い乳は割と赤ちゃんがすんなり寝てくれる寝かしつけの方法ですよね。しかし、一見ママにも赤ちゃんにも良いこと尽くめのような添い乳ですが、実はネットや育児書を見る限りでは添い乳は寝かしつけとしてあまり好ましくない方法だと言われています。一体どういったところが良くないのか、添い乳のメリットとデメリットを比較して検証してみましょう。

添い乳のメリット

・産後の体でも無理せず授乳できる

出産という大仕事を終えた体はボロボロの状態で無理は禁物です。無理せず授乳を行うには横になったまま授乳できる添い乳は欠かせません。

・とにかく寝かしつけが楽チン!

新生児の頃は2〜3時間、赤ちゃんによっては1時間おきの頻回授乳をしなければいけないので、楽な体制でやり過ごすにはもってこいの授乳スタイルです。

・夜中の授乳も横になったままできる

夜中の授乳は睡魔との闘い。寝ぼけながら授乳できて赤ちゃんが眠りにつけばそのまま寝られるので、朝までおっぱい丸出しのままになってしまった!なんてことも後々笑い話になります。

添い乳のデメリット

・添い乳じゃないと寝てくれない

添い乳が睡眠導入剤として定着すると、それ以外ではなかなか寝てくれないようになります。抱っこや背中トントンが無効化されることも…。

・夜中に頻繁に目が覚める

赤ちゃんは夜中のレム睡眠時に何度も目が覚めます。再び眠りにつくためにはおっぱいが必要不可欠になるので、自力で眠ることが難しくなる傾向があります。

・赤ちゃんとママの睡眠がしっかりとれない

夜中に何度も目が覚めてしまうので、ママはもちろん赤ちゃん本人もよく眠れずに睡眠の質が落ちている可能性があります。日中機嫌が悪かったり離乳食の進みが良くなかったりするマイナス要素が増えることも。

・ママが寝落ちした時に窒息の危険性がある

毎年添い乳での窒息事故は少なくありません。乳幼児突然死症候群の原因の一つとして、添い乳が挙げられています。添い乳で寝落ちしたことにより体が赤ちゃんに覆い被さって息ができなくなる危険性を潜んでいるそうです。添い乳をするには赤ちゃんの安全性をきちんと確保する必要があります。

添い乳のやめ時はいつ頃?

添い乳での寝かしつけが癖になると、添い乳以外では寝ない・夜中に何度も起きるというデメリット部分がだんだんと月齢が高くなるにつれてつらくなってきます。そろそろやめ時なのかな?とは思うけれど、どうせやめるのなら添い乳卒業のタイミングに適した時期に行いたいですよね。添い乳のやめ時はいつ頃なのでしょうか?

やめ時はママがやめたいと思った時

実は明確に「○○までに添い乳はやめるべき」という決まりはなく、様々な先輩ママの体験談や育児本を参考にした限りでは、あくまでママ本人が「やめたい」と感じた時が添い乳のやめ時なようです。添い乳をやめたい、もしくはやめた方がいいかも?と感じ始めていると言うことは、長期的に睡眠不足が続いていたり赤ちゃんに自力で眠る力を付けて欲しかったり、何かしらの添い乳をやめる理由が自然と出てきているはずです。
もちろん、無理に添い乳をやめる必要はありません。添い乳で寝かしつけをしていても夜中に起きることもなく朝までぐっすり眠れて、なおかつ窒息してしまわない工夫が整っていればママが楽に寝かしつけができる方法を選択するのが一番です。「添い乳=良くない」ではなく、現在とくに何も問題がないのであれば、そのまま続けても良いでしょう◎

なるべく早い方が添い乳を卒業しやすい

添い乳を卒業したいと思い始めたらなるべく早く行動に移した方がいいようです。なぜなら、長期間添い乳に慣れてしまうとそれを赤ちゃんに我慢させるのがかなり大変になってくるからです。月齢が低ければ低いほど、単純に添い乳の期間が短いのでやめやすいと考えられます。とは言ってもすんなりやめられるかどうかは赤ちゃんによって様々なので、あまり深く考え過ぎなくても良いそうです。

添い乳を卒業するのに効果的な方法5選!

ここで、添い乳を卒業した経験があるママたちの体験談を参考に、添い乳を卒業するのに効果的な方法をいくつかご紹介します。自分に合ったやり方を見つけましょう。

添い乳卒業を言い聞かせる

まだ言葉をあまり理解できない赤ちゃんに対して言い聞かせは効果がないのでは?と感じるかも知れませんが、添い乳をやめることを前日の夜から言い聞かせるのもおすすめです。「ぱいぱいは今日でおしまいだよ〜」「明日からぱいぱいはないからね」などコミュニケーションの一環として言い聞かせましょう。

入眠儀式を変える

添い乳で寝かしつけをしていると、それが入眠儀式となっているので違う形の入眠儀式に徐々に変えていく方法です。抱っこや背中トントン、絵本を読むなど寝る前のルーティンを添い乳以外のものに変えることで無理なく添い乳を卒業できることもあります。

抱っこと背中トントン

一番実用的でポピュラーな方法の抱っこや背中トントンでの寝かしつけ。慣れないうちはおっぱいを求めてひたすら泣き叫ぶ日が続きますが、根気よく続けていくとおっぱいなしでも大丈夫になっていきます。添い乳を卒業したママたちの体験談では、ほとんどのママたちが抱っこや背中トントンで乗り切っています。背中トントンで寝てくれるようになると、寝かしつけもグッと楽になってきます。

昼寝を短くしてたくさん遊ばせる

入眠しやすい環境を作る方法として、いつもより昼寝を短めにして日中はたっぷり遊んで疲れさせる作戦です。毎日は難しくても、添い乳を卒業するための3日間だけは頑張る!とある程度期間を決めると取り組みやすくておすすめです。おっぱいなしで寝られる日が続けば自然と添い乳も卒業できるでしょう。

パパと交代で3〜4日間頑張る!

添い乳をやめるには3〜4日間が勝負といいます。この期間内は子どもがどれだけ泣き叫んでも決して折れてはいけません。可哀想になって途中でおっぱいをあげてしまうと「泣いたらおっぱい貰える」と学習してしまうそうなので、心を鬼にしてとことん付き合いましょう◎ただ、ママ1人で対応するのは大変なのでパパの協力が得られやすい連休を狙って家族で頑張れる環境を作っておくといいですね。

まとめ

添い乳での寝かしつけは産後間もない頃は体力の回復のためにおすすめの方法ですが、月齢が上がると癖になっておっぱいでしか寝られないようになります。
夜中におっぱいを求めて何度も起きるので、赤ちゃんもママも睡眠不足になりがちに。お互いのつらさをなくすためにも、入眠儀式を変えたりやパパと協力して添い乳卒業する日を決めたりして、質の良い睡眠をとれる環境作りをしていきましょう。

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ナノマム編集部

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