共働きの我が家、子どもが寂しくならない対策
家族のために両親2人とも働く家庭が当たり前の時代になってきましたが、仕事を一生懸命になる分だけ子どもと接する時間は削られていきます。共働きでない家庭と比べると、やはり子どもに寂しさを感じさせてしまう可能性は高くなります。大事な我が子が寂しさを感じるのは心が痛みますよね。
そこで、共働きの家庭でも子どもが寂しい思いをしない工夫や対策をまとめました。
目次
子どもが寂しいときに見せる6つのサイン
両親が共働きだったり兄弟がいて以前より構ってくれなかったり、子どもが寂しさを感じるときに見せるサインは様々な形でパパやママへの恋しい気持ちとなって表れます。そこで、先輩ママやパパたちに聞いた子どもが寂しいと感じているときに見せるサインをいくつかご紹介します。この中で自分の子どもに当てはまる項目があれば、もしかすると普段から寂しい思いをさせてしまっているのかも知れません。
やたらと抱っこをして欲しがる
魔のイヤイヤ期と言われる2歳時期は成長の過程で抱っこを強くせがむことは珍しくありませんが、3〜4歳以降は成長してだんだん理性が働いて落ち着いていきますよね。それでも強く抱っこをせがむようなら、理性でも抑えがきかないくらいに愛情に飢えている可能性があります。対策としては「〇〇ちゃんのこと大好きだよ」という愛情たっぷりの言葉と一緒にギュッと抱きしめてあげると落ち着いた表情を見せる子が多いようです。
寝るときにスキンシップを求める
前までは1人でも寝ていたのに、急に1人で寝るのが嫌と言ったりくっ付いて寝るようになったりしたら寂しいと感じているサインかも。夜寝るときに人肌恋しくなり、子どもが一番愛情を感じたい相手であるママやパパとくっ付きたいと思うのはごく自然な流れです。絵本を読んだりくっ付いたり、スキンシップをたくさん取ってあげると安心してぐっすり眠るようになります。
お友達の家庭の話を持ち出してくる
子どもが「〇〇ちゃんのママはこんなことをしてくれるんだよー」など、よその家庭の幸せそうな話をしてくるときは寂しい気持ちの表れサインかも。幸せそうな家庭の友達に対して嫉妬心に近い気持ちを持ち、それを親に話すことで寂しさに気付いて欲しいという思いがあるのかも知れません。ひょんなとこに子どもからのSOSが表れることがあるので、サインに気付いたら子どもと2人の時間を作りじっくりとお話を聞いてあげましょう。
保育園で先生を独り占めしようとする
保育園の先生は優しくてママやパパに近い存在でもあります。寂しい気持ちを保育園の先生を独り占めすることで紛らわせていることもあるので、もしそういった行動を取っているようなら普段よりもたくさんスキンシップをとってあげてください。普段子どもが保育園でどのように過ごしているかを先生たちに聞いてみるようにしましょう。
特定のお友達に依存している
寂しがり屋の場合は、特定の安心できる存在を見つけようとする傾向があるそうです。子どもの場合だと、特定のお友達に安息の場所を求めるようになり、他のお友達と仲良くなろうとせずに依存するようになります。また、いつも一緒にいる特定のお友達が他の子と仲良くしているのを嫌がったり邪魔したりすることも。そんな時はギュッと抱きしめたりお話をたくさんしたりして、子どもが安心できる材料を親が増やしてあげるようにしてください。
保育園や学校で描いた絵に笑顔がない
子どもの深層心理は絵によく表れるもので、子どもが描いた絵に笑顔がない場合は要注意です。絵を見るまで気付けなかったということは普段寂しさを我慢しているということです。でもただ単に寂しいだけが原因ではなく何か他の心の病を抱えている場合もあるので、一度専門家に相談してみるのもいいでしょう。
共働きでも子どもが寂しく感じないような工夫
先輩ママが実践している、両親が共働きでも子どもに寂しさを感じさせない工夫をいくつかご紹介します。共働き家庭で子どもを1人にしていることが多くて心配なママは是非参考にしてみてください。
少しの時間でも子どもと話す時間を設ける
外に出れば仕事に時間を取られ、家に帰れば育児や家事に追われてなかなか子どもとの時間をとれないママも多いはず。少しの時間ができれば休息や息抜きしたいのが本音ですが、そんなときこそ子どもと話をする時間に使ってあげましょう。話の内容は何でも良くて、今日あった出来事の話などたわいもない話を聞いてあげましょう。
欲しい物を買ってあげたり物で釣るのはNG!
子どもの寂しがる気持ちを紛らわせるために、子どもが欲しがるものを欲しがるだけ与える行動はあまり良いとは言えません。子どもが本当に欲しいのは、ママやパパと一緒に楽しく過ごす時間です。公園で一緒に遊んだりギュッと抱きしめてあげたり、子どもが寂しいと思う気持ちを愛情で埋めてあげましょう。
家事を子どもと一緒にやることで時間の共有をする
夕方仕事から帰宅して早くご飯の準備しなきゃ!でもそんなときに限って、子どもは構って欲しくてママにたくさん話しかけたりあの手この手で遊びに誘ってきたりしますよね。それならいっそのこと、子どもと一緒に夕飯の準備をしましょう。子どもはママと一緒にお料理ごっこができるしお手伝いをして褒められるし一石二鳥です。その他の家事も子どもを巻き込んで一緒にやるようにすると、楽しく遊びながらお手伝いスキルをアップすることができるのでおすすめです◎
小さなことでもたくさん褒めてあげる
保育園から帰ってきて「ただいま」と言えたりご飯を残さず全部食べることができたり、普段当たり前にできていることでもたくさん褒めてあげることを忘れないようにしてください。子どもは親に褒められることで「親が自分をちゃんと見てくれている」「認められた」と心がとても満たされます。ただ闇雲に「えらいね〜」と言うのではなく、「〇〇ができてえらかったね」など具体的な内容を褒めてあげましょう。
子どもの話はとことん聞く!質問をして興味を示す
子どもの話は基本的にオチがなくてコロコロ話の内容が変わります。大人はついつい話の内容にフォーカスを当ててしまいがちで「結局どういうこと?」「さっきの話はどうなったの?」と子どもの話をさえぎってしまうことも。子どもにとっては話の内容よりも、単純にママやパパと一緒に楽しくお話をしたいだけです。内容のない話でも、こちらから質問をして興味があることをアピールしましょう。
ペットを飼ってみる
どれだけスキンシップをとっても、仕事で家をあける時間が長ければやはり子どもの寂しさを誤魔化すのは難しいです。そんなときは、家族の一員でもあるペットを新しく迎える家庭も増えています。子どももペットと触れ合えることで寂しさが紛れ、安心感を得られます。毎日ずっと一緒にいるので、いつしかペットが兄弟のような頼もしい存在になっていくでしょう。
まとめ
専業主婦の家庭でも共働きの家庭でも、子どもが寂しいと感じる瞬間は必ず出てきます。大切なのは、そんなときに子どもとどう接するかです。子どもが寂しいと感じているときは所々にSOSのサインが出てくるので、日頃から子どもをよく観察して気付いてあげてください。少しでも子どもとの時間を設け、一緒に遊んだり何てことないお話をしたりしてスキンシップをたくさんとってあげましょう。