幼稚園入園。3年保育のメリットは?

この記事は2018年3月23日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

3歳での幼稚園入園が人気です。以前は4歳で入園の2年保育を選ぶ両親が多かったのですが、年少から年長までの3年間を幼稚園で過ごす3年保育が増えたのはどうしてなのでしょう?
幼稚園3年保育の子どものメリットをたっぷりとお知らせします。入園の時期を悩んでいるママやパパは、ぜひ参考にしてみて下さいね。

目次

同年齢の子どもと遊ぶ機会が増える

3歳前後になると、おしゃべりがずい分と上手になって会話を楽しめるようになります。そして、自分と同じような年齢の子どもとのかかわりを求めるようになります。
近所の公園で子どもの声が聞こえてくると、興味津々に見つめていることはありませんか?「楽しそうだな」「何しているのかな」と少し大きなお兄さんお姉さんの様子も気にすることもありますよね。
お家でママと一緒に遊んだり、簡単なお手伝いをしたりして過ごすことも、とても幸せな時間ですが、大きくなるにつれて友達が必要になります。人が成長していくうえでごく自然な欲求であって、重要なことでもあります。

幼稚園に通うようになってから、「お兄さんらしく、お姉さんらしくなったね」とうれしいコメントをもらうことはたくさんあります。特に何かを教えてもらわなくても、集団の中から学ぶことはたくさんあるのです。友達の様子を見て三輪車の乗り方を覚えたり、会話を聞いて真似をして言葉や言い回しを覚えていったりします。同年齢の子どもだと同じような能力なので、見て真似てみることで自分でもできることが多くなります。成功体験を繰り返し、子どもは自信をつけていくのです。
幼稚園に通うことで、子どもはたくさんの刺激を受け、たくましくたのもしく育っていくというメリットがあります。

家庭ではできない様々な体験ができる

家族と共に、家庭的な環境の中で様々なことを経験することはとても貴重なことですね。あっという間に成長し、親子で、家族で過ごす時間は案外短いものです。幼い時に家族との時間を大切にすることは、たくさんの愛情を感じ、家族の絆を深めてくれます。けれども、日常生活は家事に費やす時間も多く、一日中子育てに集中することが難しいのも現実です。家事に育児に忙しいママは、育児の合間に家事をこなしたり、家事と家事の合間にも子どもとのクオリティータイムを過ごそうと、努力して時間のやりくりをしていることでしょう。実際、限られた時間やスケジュールの中で、有意義な時間を過ごすことは簡単ではありません。

幼稚園では、家庭ではできない様々な体験をすることができます。バス遠足やお芋ほりなどの「お出かけ」は、子どもも親もワクワクするイベントですよね。幼稚園内の生活も、お家での生活とは違う良い刺激を受けることができます。
砂遊びやままごと遊びも、お家でママと楽しむのと、幼稚園で友達と楽しむのとでは楽しみ方も随分と違ってきます。友達とものを取り合ったり譲りあったりするのも、お家ではなかなかできない貴重な体験です。すべてが思い通りにいくことはない集団生活で、3歳児なりの学びがたくさんあるのが3年保育のメリットです。

生活のリズムが整いやすい

幼稚園や保育園に通っていない子どもも、毎日決まった時間に起きて、一日の生活リズムを整えるように心がけているママは多いことでしょう。しかし、「遅刻」ということがないため、ついつい朝もゆっくりとしてしまうお家もあるのではないのでしょうか?
早寝早起きの習慣は、急に身につくものではありません。3歳のころから毎朝登園する機会があることは、生活リズムを整えるとても良いきっかけとなりますね。
また、朝すっきりと目覚め機嫌よく登園するためには、早めに就寝することが大切です。幼稚園でしっかりと遊ぶと、夜、ぐっすりと質の良い睡眠がとれるようになります。たっぷりと寝ることは成長ホルモンの働きにも効果的で、子どもの成長に良いことづくしですね。

基本的生活習慣が身につく

幼稚園とはいえ、3歳児はまだ幼く、生まれ月によって成長や発達に大きな差があります。4月の入園時では、「年少児?」と疑問に思うほど小柄な子どももたくさんいます。体格だけではなく、服を着たり靴をはいたりすることが自分でできないまだまだ幼い子どももたくさんいます。
けれども、心配する必要はありません。登園準備や園生活を通して、子どもは基本的な生活習慣を身につけていきます。お家で過ごす時とは違い、自分でしなくてはいけない状況が増えることで、自立へ一歩一歩近づいていきます。
また、周りにいる友達が「お手伝い」してくれることもあれば、友達から刺激を受けて「自分でする」意欲と努力を見せてくれることもあります。遊びばかりではなく、生活面でも友達と支えあったり刺激をもらったりして共に成長できるのが、集団の中で育つメリットですね。

子どももママもそれぞれの充実した時間を過ごす

一日うちの数時間、親子がそれぞれの場所で過ごすことに多くの意味があるというママも多いです。子どもが幼稚園に行っている間に家事を済ませ、午後は子どもとの時間を、家事を気にせずに楽しめるといった利点があります。一緒に過ごす時間の長さではなく、高い「質」に意義があるということですね。ママも、自分のための時間は大切です。
また、子ども自身も、ママと別の場所で過ごすことで、いつもべったりと頼りっきりになりがちな甘えん坊も、少しずつ成長をしていく良い機会になります。ママにとってもいつかやって来る「子離れ」に慣れていくチャンスになることでしょう。
一緒に過ごす時間と別々で過ごす時間を持つことでメリハリができ、良い親子関係を保っていくことにつながります。

まとめ

まだ3歳で小さいから……と幼稚園入園を心配するパパやママ、おじいちゃんおばあちゃんはいることでしょう。けれど、3歳なりの学びのチャンスがたくさんあるのが幼稚園です。幼稚園の先生は、3歳児の特徴や何が必要なのか、この時期に何を学ぶべきなのかを熟知しています。3年保育のメリットを活かして子どもの可能性を引き出す選択をしてみてはいかがでしょう?

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ナノマム編集部

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