紫外線が気になる季節。子どももママも♪肌・髪・目を上手に守ろう

この記事は2018年7月27日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

5月~10月頃の時期に気になるものの1つといえば紫外線ではないでしょうか。以前は紫外線のケアといえば、お肌に日焼け止めクリームで塗るぐらいでしたが、最近になって髪や目も紫外線でダメージを受けることがわかってきました。小さなお子さんから、大人まで。紫外線から体を守る方法を調べてみました♪

目次

そもそも紫外線って何?体に悪いものなの?

紫外線という言葉はよく聞かれますが、具体的に紫外線とはどういったものかは意外と知られていないもの。まずは紫外線の基礎知識を気象庁発表の資料などを基にまとめてみました。

紫外線とは、太陽からの日射の一種

太陽からふりそそぐ日射には、波長によって赤外線・可視光線・紫外線に分けられます。その中で波長が一番短いものが紫外線。紫外線(UV)の中でも、波長が長いものからUV-A、UV-B、UV-Cと分けられます。UV-Aは生物に与える影響は少ないといわれ、UV-Bはオゾンに大部分が吸収されますが、残りが地表到達し、生物に有害な影響を与えます。また、UV-Cは成層圏やオゾンに吸収されるため、地表には到達しません。

UV-AとUV-Bが多い季節は?体への影響は?

ほぼ全てが地表に到達するUV-Aは、しわやたるみの原因に!UV-Aが1年を通して一番多く地表に到達するのは5月です。「5月が紫外線が一番多いので素肌ケアを」というような広告を見かけますが、この時期は特にしわやたるみ対策に力を入れたほうが良さそうです。そして、UV-Bの紫外線量が一番多いのはズバリ夏!UV-Bは、皮膚がん、日焼け、しみ、そばかすの原因となります。

適度な日光浴は体にいい?

日照時間の少ない北欧などでは、日中に赤ちゃんを外に出して積極的に日光浴をさせる地域もあります。ある程度の紫外線は、健康を維持するために必要なビタミンDを作り出すためで、ビタミンDは、がんに対する予防、食物からのカルシウムを吸収し、血液の中のカルシウム濃度を保つ、骨格を維持(骨粗しょう症の予防)などの働きがあります。食物からもビタミンDは摂取できますが、食物だけで取り切れない分を日光浴で補う必要があります。(紫外線が一番多い夏で15~30分が理想です)

紫外線対策グッズの基礎知識

日焼止めに書かれているSPFやPAって何?という疑問や、「UVカット」などと書かれている商品は本当に紫外線をカットしているの?といったことまで。紫外線対策グッズの基礎知識をご紹介します。

SPFとPAのそれぞれの意味はなんだろう?

SPFとPA。日焼け止めに必ずと言っていいほど書かれていますが、SPFとはSun Protection Factorの略で、UV-Bを防ぐ数値の目安のこと。紫外線があたり、日焼けしてしまうまでの時間は約15~20分。(人によって個人差があります)その時間をSPF30のものなら30倍、SPF50なら50倍遅らせることができます。そしてPAは、UV-Aを防ぐ数値の目安のこと。+の表記が多いほど、高い効果があります。

日焼け止めには紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります

紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変えることでダメージを防ぐのが「紫外線吸収剤」で、酸化チタンなどの天然素材で肌に浴びた紫外線を反射・散乱させることでダメージを防ぐのが「紫外線散乱剤」です。紫外線吸収剤はSPFとPA値の高い商品に使われることが多いのですが、人によってはアレルギーや炎症、肌荒れの原因になることも。逆に紫外線散乱剤は負担は少ないのですが、肌馴染みが悪い商品もあります。

「UVカット」の商品は本当に紫外線をカットしている?寿命はある?

市販されているUVカット商品には、商品になった後に紫外線吸収剤などを染み込ませるなどして加工したものと、カーボン・チタン・セラミックなどの物質自体が紫外線カットに効果があるもの織り込んで作られたものがあります。前者は洗濯をするたびに効果が落ちますので、効果は1シーズン程なのに対し、後者は半永久的に効果が得られます。ただし、UVカット効果のある洗剤やスプレーを使うことで、紫外線吸収剤を染み込ませた商品でも数年長持ちすることもあるそうですよ。

肌・髪・目を紫外線から守るグッズたち

体を紫外線から守る商品が多く販売されています。その中からお子さんとママにオススメの対策グッズをご紹介していきます。

紫外線が多い季節には日焼け止めクリームや乳液を使おう

紫外線が多い5月~夏にかけて、肌に一番有効なのは日焼け止めクリームや乳液。その中でも赤ちゃんから使えて肌への負担が少ないのは紫外線散乱剤を使用している商品。ノンケミカル処方、紫外線吸収剤不使用と書かれているものを選ぶとよいでしょう。赤ちゃん向けの商品でもメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸と書かれたものは紫外線吸収剤が使われていますので、もし使用する場合はパッチテストを行うなど注意が必要です。赤ちゃんと触れ合うことの多いママも、紫外線散乱剤を使用した商品を使ったほうが安心ですね。

紫外線が弱い季節には手作りの日焼け止めもオススメ

紫外線が強い季節には効果が薄いかもしれませんが、手作りの日焼け止めも効果があると言われています。古来からヨーロッパで日焼け止めとして使われていたオリーブオイルを原料としたものや、ホホバオイルを使用するものなど、色々なレシピがありますので試してみては?

見落としがちな髪の毛はコレを使って紫外線カット♪

過度な紫外線は髪の老化(抜け毛・薄毛・白髪)などの原因になることも。それ以外にも枝毛・切れ毛や色褪せなどといったトラブルの元になりますので、髪の毛もケアしたいところ。髪を紫外線から守るためには、帽子や日傘で髪を守ることが有効です。紫外線が強い季節には、UVカット成分の入ったスタイリング剤などを使用し、ダブルで防御するとさらに有効です。

目を紫外線から守るのはサングラスだけじゃない

目が紫外線を察知すると活性酸素を大量に発生させ、脳は紫外線から体を守るために全身の色素細胞を活性化するよう命令を出します。そのため、日焼け止めなどで紫外線対策をしていても、目を守らなければ全身が日焼けをしてしまうのです。目を紫外線から守る方法として最も一般的なのはサングラス。サングラスは表面に紫外線吸収剤を塗ることで効果が出ますが、その効果が持続するのは一般的な使い方をした場合約5年。5年経過したものは買い替えやレンズ交換が必要です。その他にも、UVカット効果のあるコンタクトレンズがあります。普段コンタクトレンズを使用している方はサングラスよりもお手軽に紫外線がカットできますよ。サングラスを嫌がるお子さんには、帽子をかぶり直射日光を目に当てないことである程度の紫外線はカットできますので、お出かけの際には帽子をかぶらせてあげてくださいね。

帰宅後の体のお手入れ方法

帰宅後には、肌・髪・目それぞれお手入れをしましょう。日焼け止めを塗った肌は、石鹸などで洗い落とすだけでもいいのですが、やはりしっかりと落とした方が安心です。お子さんでもママでも手軽に落とせるのが、ベビーオイルで成分を浮かせた後に、ベビーソープや石鹸で洗い流す方法。乾燥が気になる場合は、ローションなどでお手入しましょう。ベビーオイルだけではなく、化粧品用のオリーブオイル、ホホバオイルなどでも効果がありますよ。
髪はいつものように洗髪するだけでOK。夏場はダメージを補修するためにヘアオイルやトリートメントでケアすると良いでしょう。
目のケアとしてオススメなのが、紫外線からダメージを受けた目を補修する目薬。紫外線を浴びてしまった目は、充血や全身のだるさなどの原因となる場合がありますので、お子さんもママもしっかりとケアしてくださいね。

まとめ

ママとお子さんのための紫外線対策、いかがでしたか。紫外線の基本的な情報や、紫外線が体に与える影響には色々なものがありました。赤ちゃんから使える日焼け止めクリームも、より体に影響の少ないものを選んだり、帰宅後にできるお手入れなど、親子でぜひ実践してみてくださいね。

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ナノマム編集部

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