子どものしつけについて知りたい!
正しい子どものしつけってどうやるの?

この記事は2020年2月12日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

「子どものしつけ」と一言で言っても、各家庭の概念や伸ばしたい子どもの個性、成長の違いにより、世の中に散らばるしつけの情報の何を信じて正しいとするのか、悩ましいこともありますね。今回は、子どもが成長していく中でしつけを通して身につけたい「自己肯定感と考える力、コミュニケーション能力」を伸ばしていくしつけにスポットライトを当て、ご紹介します。

 

目次

しつけで育みたい3つの子どもの力

親のしつけは、幼い子どもの考え方や性格に直接影響を与えるものです。よりよい心の成長のために、しつけを通してで子どもの能力のどの部分を育んであげたらいいのでしょうか。

 

自己肯定感

一説によると、自己肯定感が高いと子どもは成長してからも生きる能力が高いといわれています。そしてその自己肯定感を十分に育てるには、子どものころに受けたしつけや愛情が大きく影響しているとされています。親子の信頼関係が基盤となるので、普段の子どもの係わり合いから意識したいポイントです。

 

自分で想像し、考える力

相手の立場になって気持ちを考えたり、危険なことを予測する能力は、成長につれどんどん広がる人間社会で生きていくために必要なことです。このような能力は、家庭でのしつけが重要な基礎となり、育まれます。

 

コミュニケーション能力

「子育て」というより、「子どもと共に成長する」という家庭内の意識がよりよいコミュニケーションとなり、子どもの成長に繋がります。毎日が忙しくなかなかちゃんとしたコミュニケーションの場をもてない!と嘆く必要はありません。普段の生活で子どもの気持ちに寄り添い、同じ目線で問題を解決していくことが何よりのコミュニケーションとなっており、子どもも能力を伸ばしていけます。

 

 

日常のしつけで意識したいポイント

しつけで育みたい3つの能力をご紹介しましたが、能力を伸ばすために直接しつけに関わるパパやママができる、日々の子育てで常に意識したいポイントをまとめてみました!

 

ポイント1 答えを急いで求めない

何か問題や課題にぶつかったとき、子どもに考える余地を与えましょう。余地とは、ただ単にママやパパがイライラしながら沈黙して待つだけの時間ではありません。ヒントとなりそうな助言をあげたり、アイデアを子どもに提案してみたり、共感できるようなサポートを行うようにするとベストです。

 

ポイント2 言葉かけを工夫する

「なんで○○できないの?」という言葉かけより、「もう少しだね、頑張れ!」「できたらママに教えてね!」など、肯定的な言葉かけを意識しましょう。子どもの意見や反応に敏感になることで、子どもの個性に合った言葉かけが見つかります。ママの言葉は子どもにとって絶対的なもので、時には元気になったり、勇気をもらえるもの。日常の否定的な言葉かけにより、自己肯定感も下がってしまう可能性があるので要注意です。日頃の表現の仕方を工夫してみましょう!

 

ポイント3 わがままなのか甘えているのか見極める

子どもが自分の意見を通そうと泣いたり騒いでいると、それが「わがまま」か「甘えている」のか分かりにくいことも。幼稚園やお友達の家など外ではしっかりしているのに、家に帰ってくると途端にわがままばっかり言っている!という話もよく耳にします。子どもにとってはママやパパがいる家庭はとても安心できる場所です。もしかしたらそのわがままは、「家族に受け入れられたい」、「安心したい」という甘えかもしれません。最近忙しくてあまり褒めてあげていないな、下の子ばかりにかまって抱きしめてあげていないな、と思い当たることがあればたくさん甘やかしてあげてください。家庭で家族とコミュニケーションがしっかり取れていることによって、また幼稚園などの子どもの「外の世界」で自信を持って他者と関わることができます。

 

 

こんなしつけはNG!

正しい答えを強制的に言わせる

子どもが失敗をしてしまったり、危険なことやいたずらをしたときは、子どもに考える余地を与えず「○○だからダメでしょ!謝りなさい!」と怒鳴りつけるのはNGです。特に新しい失敗や体験の場合、本人に何がいけなかったのかの原因が理解できず、想像力を伸ばすチャンスを失います。何がいけなかったのか、次はどうしたらいいのかママやパパが子どもの気持ちに寄り添って答えを見つけてあげることがポイントです。

 

理由を聞かずに怒る

例えば、日常でよく発生する「部屋のおもちゃをなかなか片付けない」ことに対しても、どうして片付けないのか理由を聞いてからしつけるようにしましょう。ママからしたら散乱しているように見えるおもちゃも、子どもながらに「このおもちゃの配置が気に入っている」という場合もありますので、一方的に片づけを怒鳴るように命じたり、勝手に片付け始めてしまうと、子どもと衝突の原因になります。毎日忙しい子育てですが、しつけの際はちょっとした一言により、子どもとのよりよいコミュニケーションが取れることを忘れずに!

 

言葉、暴力で押さえつける

しつけで最もやってはいけないのが、子どもが到底かなわない言葉や暴力で押さえつける行為です。大人のイライラや鬱憤を子どもにぶつけているだけなので、しつけではなく場合によっては犯罪となります。大人に押さえつけられ、自分の意見を持たない子どもは自己肯定感が低いとされているので心の成長にも悪影響です。絶対に避けましょう。

 

過干渉や必要以上に過保護にならないように

一体どこからどこまでが「過保護」なの?と、ボーダーラインがうやむやなしつけのひとつであるのが甘やかしです。甘やかしとは、親や保護者が子どもに失敗させまいと先回りして手助けをしたり、わがままを全て受け入れ過度に要求を呑んだり、物を買って与えたりすることを指します。そのようにして成長した子どもは、自ら「やってみよう」「我慢してみよう」という力が育たず、大人になっても達成感を味わえないため自信も付きにくくなるといわれています。「子どもの成長のため」と、手を差し伸べたい気持ちをぐっとこらえ、時には暖かく見守ることも必要です。

 

 

まとめ

世の中の全ての親が納得し、求める答えはどの本や資料、ネットの情報にも載っていないので「しつけ」は子育ての永遠のテーマでもあります。ママやパパが子どもの個性や心の成長願って、子どもの自己肯定感やコミュニケーション能力を伸ばしていきながら模索していくことで、子どもに合ったよいしつけが見つかっていくでしょう。

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ナノマム編集部

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