母子手帳を活用しよう!

この記事は2019年9月11日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

母子手帳は妊娠中から産後数年まで長く使用するものですが、実際出番があるのは産前産後の健診や、赤ちゃんの予防接種の記録と言ったところでしょうか。しかし、それだけの使用ではもったいない!母子手帳には、産前産後のママが知りたい基本情報が満載!早速母子手帳ケースから取り出して活用してみてくださいね。

 

目次

母子手帳の目的

母子手帳は、正しくは「母子健康手帳」と言います。健診や予防接種の記録のためと思われていますが、手帳の本来の目的とは、ママや赤ちゃんの健康を守るため、と手帳に記載されてします。妊娠中や赤ちゃんの乳幼児期は急に健康状態が変化しやすいことや、母子手帳を使用する6年間が生涯にわたる健康づくりの基盤になることから、手帳が作られました。

 

受け取り方

交付の時期

もしかして妊娠したかも?と気がつくのが早い方であれば、妊娠5~6週ほどくらいには産院を受診する方もいるかと思います。しかし「妊娠超初期」と言われるこの時期は、胎児の心拍の確認はまだできないころです。科学流産などが起きやすい時期でもあるため、妊娠10週前後で心拍が確認でき、予定日が分かれば産院から母子手帳をもらいに行くように、と案内されます。母子手帳を受け取るには「妊娠届出書」が必要となりますが、受診した産院などの医療機関から配布される場合と、各自で自治体の役所にて受け取りが必要な場合があるのでチェックしてみましょう。

 

交付の場所

住民票がある市区町村の役所や保健センターなどで交付されます。住んでいる地域によって場所などが違うので、事前にホームページなどで検索しておくか、問い合わせてみましょう。

 

交付のための必要書類

必要書類も市区町村により異なる場合があるので、事前に調べておく必要があります。以下は一般的に必要となる書類です。

  • 妊娠届出書
  • 個人番号カード
  • 個人番号カードがない場合は個人番号が記載されたカードと、本人確認ができる書類(運転免許証やパスポートなど)

 

基本的な使い方とは?

母子手帳の基本的な使い方は、妊娠中は主に診察や治療の記録、出産後は分娩の記録やママと赤ちゃんの健康状態を記録するために使用します。妊娠中は特にママ自身が特別何かを記録しなくてはいけないということはまれですが、赤ちゃんが誕生したら家庭で登場することも多くなります。赤ちゃんの様子や成長の記録をママやパパが書きとめるページがあったり、赤ちゃんの予防接種を受けるときには必ず持参しなくてはいけません。1歳6か月児、3歳児健診は全国の市区町村で実施されており、必ず受けるようにと通知が届きます。このような健診の結果なども母子手帳に記載されます。手帳は受け取ったあと、次の診察から子どもが6歳になるまで活躍するので、健康な成長のためのパートナーとも言えるでしょう!

 

母子手帳の活用のコツ

妊娠中~子どもが2歳ごろまでは常に携帯

母子手帳には、妊娠中の毎回の診察や検査などの結果を記入し、母体や赤ちゃんの様子の変化が分かるようになっています。トラブルが起きやすいといわれている妊娠中は、母子手帳を常にカバンに入れておくなど、外出時は携帯するようにしましょう。万が一外出先でトラブルに巻き込まれたり、体調を崩し自力で妊娠を伝えられない場合大いに役立ちます。急きょ治療するにあたって、レントゲン撮影や投薬なども、妊娠や健康状態の事実が分かれば相応の治療が得られるでしょう。

基本情報を詳しく記入

始めのページに「子の保護者」としてママやパパの名前を記入できる欄があります。また、「妊婦の健康状態」として、ママ自身の病歴や住環境などを記入する欄もあるので、できるだけ詳しく記入しましょう。特に妊娠前からの持病や病歴、感染症の有無、服用中の薬の記録は医師が把握することによって、妊娠期間のトラブル回避に役立ちます。

妊娠~子育て期の基本情報が満載

母子手帳って、分厚い割には書き込むページが少ないなあ・・・と思った方はいらっしゃいませんか?特に妊娠中は診察結果の記入ページしか特に使用しないので、他のページに注目したことがないという経験の方も多いはず。しかし、その使い方ではもったいない!健診結果や赤ちゃんの予防接種などの記入ページの他に、妊娠中から出産、子育て期に必要な基本情報が詳細に載っているのです。妊娠中の過ごし方や産前産後の食事面のアドバイス、新生児の基本的なお世話の仕方や、予防接種のスケジュールのたて方の例などといった実用的な情報はもちろん、月齢にあった親子のコミュニケーションのポイントまで!「迷ったときはネットで検索」という時代ですが、いろんなことを限られた時間で一度に調べたいときに、一冊で基本的な情報を得られるのは母子手帳です。

 

予防接種の最新情報をチェック!

赤ちゃんの予防接種で悩ましいのがスケジュールを組むことではないでしょうか。ネットで検索して参考にするのもいいですが、母子手帳の予防接種情報を参考にすることをおすすめします。その理由は、配布された時点での最新情報に更新されているからです。ワクチンの種類には定期接種と任意接種の2種類がありますが、任意接種であったワクチンが定期接種になったり、ワクチンの種類が増えたりと、年々変わることが多いのが現状です。仮にネットの情報が古いもので、それに気がつかずスケジュールを組んでしまっては大変ですね。上のお子さんがいらっしゃるママさんは、ぜひ下の子の母子手帳と比べてみてください。数年でワクチンなどの内容が変わってきていることが分かりますよ!

母子手帳はわが子へのプレゼント

ママやパパはご自身の母子手帳を手に取ったことはありますか?特にママは妊娠を期に、自分の母子手帳の内容はどんな感じだったのだろう・・・?と確認する方も多いとか。自分の母親が妊娠中や育児中に書きとめたたくさんの様子が、心に響くことも。それもそのはず、この世にたった一冊のかけがえのない記録として母子手帳は価値を持つのです。今ではSNSやブログなどに子どもの成長日記をつづることが当たり前となっていますが、母子手帳はSNSなどとは違い、誰もが見たいときに閲覧できるものではなく、文字通り「母と子」だけの記録手帳なのです。今ご自宅にある母子手帳も、いつしか子どもが成長し、親元を離れたら「子育て中は大変だったけど、懐かしいな」と思えるような一冊になることでしょう。妊娠中や育児中に思ったことや感じたこと、たくさん記録しておくことが大切なわが子への「プレゼント」になることでしょう。

 

まとめ

母子手帳は、妊娠や出産、子育てに関してのさまざまな情報が一度に知ることのでき、いざと言うときのお守り代わりとなる、全てのママの心強い一冊です。時間のあるときに一度じっくり目を通し、活用していきたいですね!「母と子の健康をまもり、明るい家庭をつくりましょう」という一文が母子手帳のどこかに載っているので、ぜひ探してみてくださいね。

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ナノマム編集部

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