子どもの靴選びの上手なコツ

この記事は2019年5月15日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

新年度が始まり、新入園児となるお子さんや学年が上がるお子さんのために、新しい靴や上靴を用意したママも多いのでは?しかし、子どもの足はすぐ大きくなるので「もったいない」と思い、ついつい大きめのサイズに手を伸ばしてしまうことも・・・・・・。
子どもも大人と一緒で、サイズが1cm大きいだけで歩き方が不安定になったり、つまずきそうになったりします。また子どもは走り回るので余計に危険ですね。今回は、上手な子どもの靴選びのコツをご紹介します!

目次

今履いている靴をチェック!

足は26個の骨から成り立ち、子どもの足のサイズの変動が大きいのは3歳までと言われています。それ以降は一年に1cm前後と、成長も緩やかになり、7歳までが足の骨の形成にとても大事な時期とされています。しかし12歳くらいまでは成長の波が不安定だということで、ママやパパが小さな頃から定期的にしっかりカバーしてあげましょう。以下3つのポイントを、3ヶ月~半年ごとにチェックしてみてください。

ポイント1 素足でアキレス腱をチェック

お子さんを素足で立たせ、かかとの骨からアキレス腱に沿うラインを後ろからチェックします。かかとが内側や外側にゆがんでいると、O脚やX脚になる傾向が高く、また土踏まずが健康に形成されなくなります。もしこのような状態であれば、靴が足に合っていない可能性も。

ポイント2 足の指をチェック

大きすぎる靴や窮屈な靴を日常履くことによって、柔らかい小指や薬指がつま先で押し付けられ、曲がってしまいます。お子さんを裸足にして、小指か薬指が内側に曲がっていないかチェックしてみましょう!指が全部まっすぐであれば足に合っている靴ということですが、お風呂など裸足になる場面で定期的にチェックしたいですね。

ポイント3 靴のかかとの減り方に注目

素足チェックで足や指の状態の確認も重要ですが、今履いている靴にも注目したいところ。靴底の削れ方、かかとの減り方が均一でない、左右の靴底のバランスが悪いといった状態であれば買い替えの時期です。

合わない靴を履き続けるとどうなる?

足より大きい靴を履き続けると、普段の活動に影響があるのはもちろん、
今後の成長にさまざまなトラブルが現れることも。

普段の活動に出るトラブル

大きすぎたり、窮屈な靴を履いたりすることによって普段の活動の際に体全体のバランスが崩れ、転びやすい、活動するとすぐ疲れるなどといった状態が見られることも。

将来につながるトラブル

大きい靴を履くということは、靴が脱げないように無意識に余分な筋肉を使ってしまっている状態です。小さな頃から大きめの靴を履き続けることによって、小学生以降から外反母趾や内反小趾といった足のトラブルや、姿勢、歯のかみ合わせなどに影響を及ぼします。

正しい靴の選び方のコツ

コツ1 必ず試着して購入する

ママがついついやりがちなのが、子どもが保育園などで不在の際に、「お買い得だったから買っちゃった」という靴のお買い物。また、おじいちゃんおばあちゃんが孫へのプレゼントで、よく靴を贈られる方も多いそう。今履いているものと同じブランドやメーカーであればサイズ感がつかみやすいですが、履いたことがないメーカーのものを試着せずに購入するのは危険です。
同じサイズ表記でもメーカーやラインナップによって靴の幅や高さなどさまざま。子どもの新しい靴の購入の際は、必ず子どもと一緒に選び、試着してみて購入しましょう!プレゼントでいただいたものは、もし合わなかった場合は靴のサイズに足が合うまで時期を待つなど工夫してみてください。「履かないと申し訳ないから」と言う理由で無理やり履かせるよりも、普段のコミュニケーションでママが上手くカバーして。

コツ2 つま先の部分が広く、指の付け根で曲がる

幼児期に十分発達させることが大切なのが、指の腱や筋肉、ふくらはぎの筋肉です。そのために、指がある程度靴の中で自由に動かせることができるつま先の部分が広いタイプの靴を選びましょう。また、指の付け根と同じ位置で曲がる靴を履くことによって、足の動きを助けることができるそう。

コツ3 かかとのまわりがしっかりしている

子どもも大人も、歩行や活動するときにはかかとで体の動きをコントロールしているため、かかとの周りがしっかりしている靴を選びましょう。生まれたとき足の骨は軟骨状態で、かかとの骨は3~4歳ごろに形成されるそう。それから土踏まずが発達していくという過程です。その頃は小さな子どもの足の神経も十分に発達していないので、「きつい」「痛い」と言った感覚も正直分からないところ。大人がしっかりチェックしてあげることがポイントです。

コツ4 中敷が外れるタイプ

中敷が外れるタイプの靴は、調節できるだけではなく購入前の試着のときに便利です。子どもの足に当て、つま先に約1cmの余裕があったほうがよいとされています。余談ですが、靴を洗うときに中敷が外れるとママや家族としてはありがたいですね!

コツ5 ベルトで固定できる

子ども靴でなかなか紐靴を見かけることはありませんね。紐靴を見つけても、利便性を考えて横にジッパーがつけられていて、「なんちゃって紐靴」となっている場合も。また、保育園や幼稚園の活動に支障が出たり、紐がほどけてけがをする可能性があったりなどの理由から、紐靴がNGな園も耳にします。しかし欧米では、幼児期から紐靴を履くのが当たり前。健康的な足の成長に重要なのは、紐で調節できる、その時期に足に合った靴を履くことと考えられているのです。日本でこれを徹底するのは難しいので、マジックベルトで調節できる靴を選ぶことをおすすめします。また、マジックベルトは返しベルト式で、一つではなく二つ以上で固定できるものがおすすめです!

まとめ

子どもの靴は決して安価なものではありませんし、1年に数回買い換えることに躊躇してしまうことも。しかし、小さな頃から足の健康に気を使うことで、今後の成長で出てくるトラブルを未然に防ぐことが期待されます。まずは子どもの足の状態や履いている靴のチェックから始め、習慣にしていきたいですね!

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ナノマム編集部

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