自然遊びの大切さ、そこで培う五感力

この記事は2018年11月30日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

岐阜の魅力と言えば、四方を山々が囲い、美しい河が流れているなど、季節ごとにさまざまな表情を見せる豊かな自然が多いところですね。小さなお子さんを環境のよい場所でのびのび育てたいと、こだわりのあるママさんにぴったりな場所でもあります。そんな育児情報に敏感なママたちに注目されている「子どもの五感力」。お部屋の中では培うことができない、自然の中で五感力を培う自然遊びのアイデアをご紹介しますので、ぜひお子さんと楽しんでくださいね!

目次

自然遊びのメリット

五感とは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚のことを指します。特に乳幼児期の体験や経験はその後の成長過程に大きな影響を与えると言われているので、子どもの能力は最大限に伸ばしてあげたいもの。その五感をすくすく育てることにぴったりな環境は、なんと言っても自然の中でしかできないたくさんの体験や経験をすることです。
今でこそさまざまな家電や便利機器と共に生活している私たちですが、電気もガスも水道もなかった時代、人間は自然と共に生きていました。日が昇ったら活動し、暮れたら休む、という基本の自然のサイクルは、現代の私たちの体にも根強く残っています。小さな子どものころから太陽光の下で駆け回り、四季折々の環境に肌で触れ五感を刺激することで、子どもの脳を最大限に活性化させることも期待できます!

視覚力を培う遊び

色探しゲーム

ママの指定した色のものを子どもが探し、集める遊びです。緑→芝生や葉っぱ、茶色→木の枝や石など、子どもの自由な発想で自然の中を走り回って探すことによって、視覚力が育ちます。

また、集めてきたいろいろな自然のものを、親子でよく観察してみましょう! どんぐりでも帽子があったりなかったり、葉っぱにもいろんな形や色があったり・・・・・・。「この葉っぱは猫の顔の形に似ているね!」「この帽子はどのどんぐりさんの帽子だろう?」など、似ているものや形、色で想像したりして、お子さんといっぱい会話を楽しんでくださいね!

聴覚力を培う遊び

たたくとどんな音?

石や木の枝などをたたいて音を聴く遊びは、0歳代から始められる小さなお子さんにぴったりの遊びです! 同じもの同士で叩く遊びもいいですが、木の枝と石など、違ったもの同士でいろいろ試してみてくださいね。

落ち葉踏み

落ち葉や枯葉の上を歩くとどんな音がするかな? という遊びです。体全体を使って聴覚力を養うことのできるので、親子で手をつないで落ち葉の上をジャンプしてみたり、ゆっくり体重をかけて歩いてみたり・・・・・・。この遊びのポイントは、頭上の木々も一緒に観察してみることです。子どもを抱っこして、まだ落ち葉となる前の葉っぱを触らせ、音の違いを教えてあげてみてください。季節の変わり目の自然現象を小さな頃より体感することで、他の五感力も同時にぐんぐん養われます!

触覚力を培う遊び

芝生にはだしでごろーん!

よく晴れた日に、芝生のある公園や広場でぜひおすすめしたいのがはだしで芝生の上を歩くことです。直に芝生の上に寝そべってみたり、坂を転がってみたり・・・・・・。普段とは違う刺激を体全体に与えることによって、触覚力を鍛えることができます。小さなお子さんでも気軽に試せるのでおすすめです!

ポイントはママの声かけ。「芝生はちくちくしてくすぐったいね!」や、「石って冷たいね」などと、触覚に関する言葉をたくさん聞かせてあげてください。小さな頃から繰り返すことによって脳に刺激が与えられ、触覚力を育てる助けになるでしょう。

芝生の上ではだしになったり、寝そべる前に必ず注意していただきたいのが安全面です。ご家族で、芝生や地面にとがったものなど危険なものが落ちていないか、遊ぶ前によくチェックしてください。深夜に人が集まっていたりする公園はタバコなど子どもにとって危険なごみが落ちている可能性も十分あるためそういった場所は極力避け、開放時間が決まっていたり管理員や清掃員の方がいるような場所を選んだ方が安全でしょう。

これなーんだ?

子どもに目をつむってもらい、ママが落ち葉や木の枝などの自然のものを子どもの手に触れさせます。当てられたら子どもの勝ち! ポイントは、枯れた落ち葉や青葉など、同じものでも状態が違うものを触れさせ、子どもに新しい驚きと発見をさせてあげてください! もちろん、なぜ同じものでも状態が違うのかきちんと説明してあげることも大事。その時は難しくて分からなくても、繰り返していけば子どももちゃんと知識として記憶してくれるでしょう!

嗅覚力を培う遊び

なんでもにおいを嗅いじゃおう!

専門家によると、臭いがする部屋で一定時間過ごすと慣れてしまうように、五感の中で順応するのが一番早いと言われるのが嗅覚だそう。その嗅覚を小さなうちから育てるために、自然のにおいをたくさん嗅ぐことが大切です。

花や土といった、自然のにおいを親子で楽しみましょう! ポイントは、やはりママやパパの声かけ。知っている花であれば名前を教えたり、においを嗅ぎながら「やさしいにおいがするね」や「これは○○よりくさいね!」、「爽やかな気持ちになるにおいだね」など、ママやパパの表現力の見せ所。さまざまな言葉でにおいを表現することによって、子どもの五感も刺激されます。

また小さなお子さんは、鼻に近づけたときに自分で口に運ばないよう注意してあげてくださいね!

味覚力を培う遊び

季節のとれたて野菜やフルーツ狩り

舌に存在する味を感じる感覚器官「味蕾」は、乳児期に一番多く、1万個と言われています。成長するにつれ数は減り、成人になると7,500個まで減少します。そのため、味蕾が活発な乳幼児期の食事は味付けの濃い食事よりも、素材の自然な味が感じられるような薄い味付けを心がけてあげるとよいと言われていますね。

そんな乳幼児期の子どもの味覚を培うことにぴったりな自然遊びは、とれたて野菜やフルーツ狩り! おじいちゃんやおばあちゃんの畑でミニトマトやきゅうりなどを収穫させてもらったり、その場で食べるということは、子どもたちにとっても貴重な経験となり、味覚を育てる助けにもなるでしょう! ポイントは、季節感も味覚と同時に育てることです。いちご摘みなどのフルーツ狩りも、家族で楽しめるのでおすすめです!

まとめ

子どもは大人が驚くほど五感力が鋭く、それがより磨かれるのは乳幼児期です。自然の中で過ごすことは、子どもたちだけではなく大人にとってもリフレッシュできるので、ぜひママやパパも子どもたちと一緒に大自然に飛び出して、五感力を鍛えてくださいね!

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ナノマム編集部

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