モンスターペアレンツにならないために

この記事は2020年11月11日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

モンスターペアレンツの話題は、時折ワイドショーを賑わせたり、バラエティ番組の再現ドラマなどで取り上げられますね。そんな番組を見ていて、「私には関係ない」と思っていても、自分の行動が知らぬ間にモンスターペアレンツの特徴に当てはまっていた!?なんてことも。新学期を控えた今、具体的におさらいしておきましょう!

 

目次

モンスターペアレンツとは?

モンスターペアレンツにならないために、まずモンスターペアレンツとは何かを知る必要があります。簡単に説明すると、「園や学校に対して理不尽な要求を突きつける保護者」を指します。しかし実際には、「どんな要求が理不尽なの?どこまで学校側に要求できるの?」という疑問も多く、もやもやしているママさんも多いのだとか。正当な要求を超えているかどうかの線引きは難しく、時には園や学校と保護者が歩み寄ることなく解決が厳しいケースに発展する場合も。

 

線引きの具体的な目安としては、

  • 園や学校の職員・教員が担えない範疇の要求
  • 自分の子どものためだけの要求

 

上記2つに当てはまるかどうかで判断されることが多いようですが、問題に取り上げられる「モンスターペアレンツの要求」は、世間一般の常識から外れていることが大半だそう。また、直接園や学校に訴えかけるだけでなく、近年ではSNSを使って学校や教員の不評や悪口を拡散するなど、様々な方法を使うことも問題視されています。

 

 

モンスターペアレンツの特徴

次に、モンスターペアレンツの特徴を具体的に見ていきましょう。自分自身に心当たりがなくても、特徴を知っておくことでトラブルを避けることができます。例えば、知り合いのママさんがモンスターペアレンツ化して、いざこざに巻き込まれる前に距離を保つことの判断材料にもなるので、ぜひ目を通してみてくださいね。

 

過保護、過干渉である

子どもを過度に心配するあまり、あれこれと口を出してしまったり、無条件に子どもを信じ、溺愛している傾向があります。少子化による過保護化が主な原因だとされていますが、過干渉や溺愛のあまり、自分の子どもに非があることを正しく判断できない特徴があります。子どもとお友達間のささいなケンカのトラブルや、教員から受けた指導にも敏感で、わが子を大事に思うがゆえに事が大きくなることも!

 

ネグレクトの傾向が見られる

上述の過保護とネグレクトは正反対にも思えますが、子どもの発達、成長や学習の責任を、園や学校に押し付ける傾向は共通しています。核家族化による子育ての孤立が原因とされており、子育てについて気軽に相談できる相手がいないなどの場合、苦情が起こりやすいです。「給食を食べる時間が短いからしっかりと食べられず、身長が伸びない。どうにかしろ!」など、常識を超えた要求をする傾向にあります。

 

権利の激しい主張をしたり、一般的なモラルが低い

いじめ問題や教員の不祥事などで学校に対しての不信感が募り、学校や教員の立場が弱くなっていることも原因の一つです。学校を「サービス業」だと勘違いし、「金を払っているのだからこちらの要求を聞くのが当たり前」と無理難題の要求をすることが特徴の一つです。

 

強弁で感情的

強い言葉で自分の考えを訴え、感情的になり相手の言葉に耳を貸さないこともモンスターペアレンツの特徴と言えます。また責任転換が上手く、問題が起こった際には責任を学校に丸投げしたり、トラブルを他人に押し付ける傾向にあります。関係のないクラスメイトを巻き込んだり、自分で解決しようとせず要求のみ押し通そうとします。

 

 

モンスターペアレンツにならないために気をつけること

モンスターペアレンツ化は、自分が知らないうちにそうなってしまっている場合が多いので、子どもの身に起こったトラブルや学校に対しての疑問は、常に冷静に向き合うことがポイントとなります。その他重要なポイントをご紹介します。

 

園や学校、教員に対しての配慮を忘れない

「学校だから、先生なんだからいつでもどんな状況でも解決してくれる」という考えは捨てましょう。極端な例えを紹介すると、担任の先生の自宅電話番号を聞きだし深夜に相談の電話をかけたり、些細な問題でも直接学校へ乗り込み校長に訴える、などが挙げられます。訴えかける相手も同じ人間です。「常識の範囲内」の定義は人それぞれ違いますが、相手の都合も配慮する心構えが必要です。

 

自分の子ども中心に考えない

誰でも我が子が一番かわいいと思うのは当たり前ですが、何もかも我が子中心に考えるべきではありません。園や学校は集団生活で、子供たちはそこから多くのことを学び、成長していきます。納得がいかないことが続いても、冷静に状況を判断して子どもからヒアリングしたり、周りのママ友に相談したりしましょう。

 

園や学校に依存しない

なにかトラブルが起こったときに、「学校で起こった問題だから学校側が解決して当然」と思わないようにしましょう。心のどこかで期待していると、その期待が外れてモンスターペアレンツ化するケースもよくあるそうです。全てを外が「なんとかしてくれる」と思わずに、家庭での教育は?今後の対応は?など、自分ができることや次のステップを冷静に判断し、家庭外に依存しすぎることのないように気をつけましょう。

 

周りとコミュニケーションを保つ

ご近所付き合いや地域の人との関わりが希薄化している中、子どもの友達のママさんやPTAで知り合ったママさん達とのコミュニケーションは、より大切なものとなってきます。手軽にコミュニケーションが取れるSNSを利用することもアイデアの一つですが、一方でトラブル化しやすい点もあるため、SNSに頼り切ったコミュニケーションは避けましょう。実際に顔を合わせて情報交換を行ったり、学校への疑問だけではなく育児についての悩みなど、幅広く相談できるお友達ができたらいいですね!

 

家庭と学校の境界線を認識する

家庭ですべきしつけと、園や学校で学ぶ教育をごちゃまぜにしてはいけません。例えば、子どもの部屋の片づけがいつまで経っても上達しないことを、「学校側がしっかり掃除の方法を教えていないからだ」と問題視することは正しい判断ではありませんよね。家庭でのしつけは家族が責任を持つべきことを認識しましょう。

 

まとめ

自分がまさかモンスターペアレンツ化!?とならないためにも、特徴と気をつける点を押さえておけば安心ですね。家庭でのしつけや教育も大切ですが、外でのびのび学んでくることも子どもの成長のために必要となります。子どもと一緒に問題解決を考えたり、冷静な判断を下せるように心がけたいですね。

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ナノマム編集部

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