言葉はいつから出るの?言葉が遅いのは大丈夫?

この記事は2020年6月10日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

子どもの成長に関しては、ついつい同年齢の他の子どもと比べてしまいがち。特に、うちの子って言葉が遅い?と言葉の発達面で不安になるママは、どの世代でもダントツで多いと言われています。今回は、言葉の発達に焦点を当ててご紹介します!

 

目次

言葉の発達は個人差がある

赤ちゃんの言葉の発達には個人差があり、発達の段階が多少遅れていても過度に心配する必要はありません。早くて1歳前後から、「ママ」「まんま」「ワンワン」など1語を話し始める子どももいますが、1歳半を過ぎてから話し始める子も。2歳ごろにはものに名前があることが分かったり、「あついね」「かわいいね」など形容する言葉を話し始める段階に入るとされています。

しかし、1~2歳は言葉の発達において非常に個人差が大きいとされている成長期であり、言葉の遅れが問題ないかどうかを、ママやパパが判断するには早すぎると言われています。どうしても心配な場合は、3歳児健診などで発達の専門家に相談してみるといいでしょう。

 

男女で差がある?

子育て中のママ達からよく聞かれるのは、「男の子だから言葉が遅い」「女の子だからおしゃべり」という男女の言葉の発達の差。専門家によると、女の子のほうが、言語をつかさどる脳が男の子よりも早く発達するため、と性別の違いは多少関係しているとしていますが、それ以上に大きく関係しているのが上述にもあるように「個人差」です。性格や家庭環境の違いも言葉の発達に影響し、男女差はあまりないとも言われています。

 

言葉の発達を促すポイント

言葉の発達には個人差があり不安がる必要はありませんが、早く言葉を話してほしい、上手く話せるように家庭でフォローしてあげたいというママやパパは、以下のポイントをぜひ試してみてください。

 

子どもの気持ちを代弁する

まだ語彙力が乏しいころは、見たもの、感じたものや自分の気持ちを上手く言葉として表現できず、機嫌が悪くなり泣き出してしまうことも。普段から五感を使った表現は、ママやパパが進んで言葉にして子どもに聞かせてあげましょう。「今日のおやつはイチゴだよ。すっぱいね!」「転んで痛かったね。大丈夫?」など、子どもが感じたことは代弁してあげることで、言葉の発達を促しましょう。

 

絵本の読み聞かせ

子どもが言葉を一つ話すまで、膨大な量の言葉を耳にしながら成長しています。赤ちゃんのころから聞いている多くの言葉は蓄積され、成長と共に理解し思考や表現の言葉として話すようになります。大人同士の会話を聞かせたり、テレビなどを見るよりも、五感を使って言葉に集中できるのが絵本の読み聞かせです。言葉の発達を促すトレーニングになるだけではなく、表現力の世界を広げるきっかけとなるのでおすすめです。

 

問いかけは簡単にする

安心して自分の考えや思いを伝えることができる環境を心がけましょう。まだ言葉を話していなくても、「今日は何色のお洋服にする?」「お昼ご飯はうどんとオムライス、どっちがいいかな?」など積極的に問いかけてみましょう。ポイントは、問いかけはなるべく簡単にすることです。子どもが意思を示したら、「すてきだね!」「ママと同じで嬉しいな」などと受容してあげると、子どもも臆することなく自分の考えに自信を持って、ママや家族に伝えていこうとするでしょう。

 

ママやパパが聞き上手になる

何か言いたそうにしていてもなかなか言葉が出なかったり、一語、二語でも一生懸命お話してくれる姿はとてもかわいいものですが、時間が長いと「もう分かったよ」などと言って子どもの言葉をさえぎったり、口を挟んでしまうこともしばしば。ママやパパが嬉しそうに自分の話に耳を傾けてくれることは嬉しいものです。子どもの目を見て相槌をうってあげたり、時には上手く代弁したりして聞き上手になりましょう!「話してよかった」と子どもが思うことで、言葉の発達によい影響を与えます。

 

 

言葉の遅れによる悩みの対処法

言葉より先に手が出る

◎原因

きょうだいげんかやお友達同士でよく見られるのが、まだ言葉が話せない小さな子は気持ちをうまく伝えられず、手が先に出てしまうというトラブルです。きょうだい間であればママやパパもすぐにフォローが回りますが、保育園など親の目が届きにくい場所で、相手にケガをさせてしまうことも。嫌だ、不快だという気持ちを相手に伝えるために、本人は手段として手を出しているので、繰り返し言って聞かせることで改善されます。

 

◎家庭でできること

前出にもあるように、普段から子どもの言葉を代弁してあげることを心がけてみましょう。家庭内のきょうだいげんかで手を出してしまった場合は、すぐに言葉のフォローを。「まだこのおもちゃで遊んでいたかったんだよね。そういうときはお兄ちゃんに、もう少し遊びたいって言ってもいいんだよ。」「○○くんは、お姉ちゃんのクレヨンを貸してほしかったんだね。まずは先に、叩いてしまってごめんなさいしようね。」などと繰り返し代弁してあげることにより、保育園などでのトラブルでも、子どもなりに対処法を理解していくでしょう。

 

吃音

◎吃音とは?

吃音とは、語音の繰り返しや引き伸ばし、詰まりなど、言葉がスムーズに出ない言語症状のことを指します。「ぼ、ぼ、ぼくは」「ぼーくは」など、俗に「どもり」とも言われます。幼児の約5パーセントにこの症状が見られ、2~3語文以上話せるようになった2歳半~4歳の段階で生じます。原因は完全に特定されていません。

 

◎治療法は?

吃音の治療法は確立されていないので、そのまま様子を見守ってあげることが多いよう。幼児期の吃音の約8割は自然と治まると言われています。小学校入学前まで続くようであれば、専門医に相談してみましょう。

 

◎家庭でできること

まず、ママやパパが必要以上に気にしたり、焦って治そうとしないことがポイントです。「ハッキリ話しなさい!」「同じ言葉を繰り返さないで」など症状を指摘することによって、子どもは会話をする自信を失くしてしまいます。幼児期の吃音も子どもの個性だと親が受け入れ、ゆっくり話を聞いてあげましょう。ママやパパも、普段からゆっくり短めの言葉で話すことにより、子どもの手本になってあげることも重要なポイントです。

 

まとめ

言葉は身体の発達と同じく個人差があり、いつの間にかしゃべりだしたら止まらない!赤ちゃん言葉だったころが懐かしいなと思える日がやってきます。ママやパパはできるだけ他の子どもと比べず、のんびりと成長を見守りましょう!

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ナノマム編集部

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