花火の年齢別の注意点とは?

この記事は2018年7月30日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

夏は楽しいイベントが盛りだくさん!プールにお祭り、夏休み…中でも花火は夏の風物詩として毎年の恒例イベントになっていますよね。でも実は毎年花火による事故が絶えず、そのうち60%は10歳未満の子どもが多く、とくに5歳以下の割合が大きいそうです。家でする花火は手軽で楽しいですが、思わぬ事故を招いてしまう危険性も潜んでいます。今回は、子どもと花火をするときのルールや年齢別の注意点をピックアップしてみました。

目次

家で花火をするときの注意点

家で気軽に花火を楽しめる手持ち花火。家の駐車場や庭があればいつでもできる手軽さが人気ですが、気を付けたいのが火傷のこと。手持ち花火は1200度〜1500度まで温度が上昇するので、一歩間違えれば子どもが大火傷をしてしまう危険性があり注意が必要です。また、近隣住宅への配慮も忘れてはいけませんよね。手持ち花火を安全に楽しく行うための注意点をまとめてみました。

花火を行う場所は広さがあって燃えやすい物が近くにないこと

花火の炎は高温なので周りに燃えやすいものがあれば引火してしまいます。花火が原因で火事になってしまうケースも珍しくありません。花火を行うときは周りに燃えやすいものは置かず、なるべく広い場所で行うようにしましょう。

水の入ったバケツを用意する

火を扱う遊びをする際は必ず近くに水の入ったバケツを用意してください。遊び終わった後の花火は放置せずにバケツの中に入れて火事や火傷の事故を防ぎましょう。もしどこかに火が引火してしまったら、すぐにバケツの水をかけて消火させましょう。

フリルが付いている服装は引火しやすいので避ける

花火の火傷で多いのが手と足の部分です。とくに子どもは注意力が散漫になって思わぬ火傷をしやすい傾向があります。花火をするときは火傷予防のためにも、手足の露出が多い服装は避けましょう。また、フリルが付いていたり装飾が多かったりする服は花火が引火しやすいので、なるべくシンプルな服装がベストです◎

ゴミ袋を用意してゴミは持ち帰る

花火を行うときは終わった後のマナーも大事。花火が終わった後は必ずゴミが出るので、ゴミ袋を用意してゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。そのままゴミを放置すると火事の元にもなります。マナーやルールをきちんと守って節度ある楽しみ方をしてくださいね。

叫んだり音が大きく鳴るタイプの花火は避ける

ついつい楽しくて子どもが大きな声を出したり大迫力の花火をしたりするのも楽しいですが、近隣住宅への配慮も必要です。

叫んだりあまり大きい音が鳴ってしまったりするタイプの花火は使用しないよう心掛けましょう。配慮のつもりで大きな公園で花火をしたとしても、騒ぎ過ぎると通報されることも…。もし騒音が心配なときは、事前に近隣住宅へ断りを入れるのがマナーです。

風の強い日は避ける

風の強い日に花火をやると、花火の炎が周りに引火しやすくとても危険です。また、花火が着火しにくいデメリット部分も多いので、風の強い日に花火は向いていません。室内遊びに切り替えができるように、事前に室内遊びができる準備をしておきましょう◎

子どもの年齢別に気を付けたいポイント

子どもと一緒に花火をするとき、子どもが赤ちゃんくらいに小さい年齢か小学生くらいの年齢とでは注意点が異なる場面があります。花火をする際に気を付けたいポイントを年齢別にまとめました。

赤ちゃん〜乳幼児

赤ちゃん期の頃は、身の回りのことを自分一人ではまだできない年齢。とくに野外で行う夏のレジャーイベントは暑さや虫、怪我には注意が必要です。

虫除けグッズ

野外へ赤ちゃんを連れ出すときは虫除け対策が欠かせません。とくに蚊は夜の涼しい時間に活動的になることがあるので、赤ちゃんを虫から守ってあげましょう。

夜でも熱中症対策を忘れずに!

花火は夜に行うといっても夏の外はかなり暑いです。赤ちゃんは体温調節が苦手なので、あまり長時間野外に居続けるのは好ましくありません。定期的に室内に入ったり水分補給をさせたり暑さ対策を忘れずに◎

ケープなどで手足が隠れるように

花火をするとき、風向きによっては火の粉が飛ばされてくることがあります。花火の火の粉が赤ちゃんの手足に舞ってしまい火傷につながることもあるので、手足が隠れるような服装やケープなどで覆ってあげましょう。

抱っこ紐をした状態の花火はNG

抱っこ紐をしている状態で手持ち花火をすると、赤ちゃんと花火との距離が近くなるので火傷の危険性が高まります。赤ちゃんがいるときは花火からは離れて鑑賞してください。

大きな音が出る花火は避ける

大きな音が出るタイプの花火は赤ちゃんがビックリして泣き出してしまうことや近隣住宅のことも考えると、あまり好ましくありません。花火は節度を守って行いましょう◎

花火はもう少し大きくなってから

赤ちゃんに生まれて初めて見る花火を見せてあげたくなりますが、赤ちゃんは花火を見ても楽しいと思うにはまだ小さすぎるかも知れません。3歳頃から楽しめるようになってきますので、花火はもう少し大きくなってからでも良いかも知れませんね。

年長さん〜小学生

ある程度しっかりしてくる年齢になると、親が付きっきりにならなくても子ども同士で遊ぶことが多くなります。しかし、そうは言ってもまだ幼い年齢。好奇心や興味が怪我や事故につながることも。

花火は1本ずつ着火させる

花火は必ず1本ずつ着火させましょう。数本まとめて着火させると炎の威力が大きくなりとても危険です。火を扱う遊びなので必ず大人が安全に誘導してあげましょう。

花火は体から離して行う

花火と体が近いと手や足の甲を火傷しやすくなります。線香花火で顔を近付けすぎて目を怪我するケースもあります。やんちゃ盛りなこの年齢は危険と分からず無茶をしがちなので注意しましょう。

子どもだけで花火をさせない

火を扱う遊びは必ず大人が見てあげてください。子ども達だけで花火をさせるのは子どもだけでなく他人にも火傷を負わせてしまう可能性もあります。

人や物に花火を向けさせない

花火の炎は高温なので、人や物に向けると火傷や火事につながる可能性もあります。危険な行為をしないように目を離さないようにしてください。

花火を触ろうとしたりポケットに入れたりさせない

子どもは時として予想を超える行動をします。花火の炎を直接触ろうとしたりポケットに入れたまま着火させようとしたり…。危ない遊び方をさせないように注意しましょう。

火傷してしまったらすぐに手当てを!

気を付けていても火傷をしてしまうこともあります。もしも火傷をしてしまったら、すぐに手当てをしてあげましょう。まずは流水で火傷部分を流し、軟膏を塗って絆創膏を貼り、その上から保冷剤などでしばらく冷やしてあげてください。火傷部分がひどいようなら手当てをしながらすぐに病院へ行き、適切な診察を受けましょう。

 

まとめ

夏の思い出として楽しい花火。夏の風物詩としてポピュラーですが、火を扱うので火傷や火事が起こる危険性が高い遊びです。花火を行う際は必ず大人が安全な遊び方を誘導してあげてください。赤ちゃんや小さい年齢の子どもがいる場合は、虫除け対策や暑さ対策も忘れずに◎騒音に気を付けたり遊び終わったらゴミは自分たちで持ち帰ったり、花火をやるならマナーやルールを守って節度ある行動を心掛けましょう。

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ナノマム編集部

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