出生から1歳までの行事

この記事は2017年10月24日に更新されたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

待ちに待った赤ちゃんが誕生して、毎日元気に育つ姿を見守るのは親としてこの上ない喜びですね。赤ちゃんが生まれてから1歳になるまでの1年間は成長をお祝いする行事がいろいろありますが、特に初めてのお子さんを授かったお母さんやお父さんはとまどうことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、赤ちゃんが1歳になるまでのさまざまなお祝い行事についてご紹介します。

 

誕生から1歳までのお祝い行事にはどんなものがあるの?

1歳までの1年間は、人生の中でもっとも成長が早いもののまだ体力的に弱いので、主に健康にまつわる祈願を兼ねたお祝いになります。

 

お七夜

赤ちゃんが誕生してから7日めの夜に、主に親族に赤ちゃんの名前をお披露目して赤ちゃんが無事育つよう祈願するお祝いです。「命名式」ともよばれる昔から続く風習のひとつです。生まれた日を1日として数えるので、たとえば11月23日に生まれた赤ちゃんのお七夜は11月29日となります。

もともとは親もしくは名付け親が赤ちゃんの名前を奉書紙に書き、その上に鯛を添えて贈るのが正式ですが、現代では半紙に赤ちゃんの名前を書いて壁に貼り、親族が集まって食事会をするという形が一般的です。

お七夜では祝い膳を準備します。お赤飯と尾頭つきの鯛、紅白のかまぼこ、なます、はまぐりのお吸い物といった縁起のいい料理を並べて、親族で赤ちゃんを囲んで食事をします。最近はお七夜用のメニューを出してくれる日本料理店が増えてきたので、自宅ではなくそういったお店で行うことも多くなってきています。また自宅でする場合でも出前サービスを利用することも多いようです。

実際には生後7日めというのはお母さんと赤ちゃんが病院から退院してきて数日しか経っていない時期。体調が思わしくない等の事情がある時は、お七夜には赤ちゃんの名前を親族に知らせるだけにして後日改めてお祝いするといいですね。

 

お宮参り

赤ちゃんが誕生してから1ヶ月前後に、地元の氏神様に赤ちゃんの誕生を報告して無病息災を祝う行事です。男の赤ちゃんは生後31日目、女の赤ちゃんは生後32日目にお参りするとされていますが、実際にお参りする日は親族の都合やお母さんの体調を考慮して決めることがほとんどです。いつまでに行うという期限は特にありませんが、生後100日目までに行くことが多いです。

もともとお宮参りというのは父親と父方の祖母が赤ちゃんとともに神社にお参りし祝詞を受けるもので、この時期は産後の忌中とされている母親は参拝しないのが正式なものでした。しかし現在では両親と両家の祖父母が赤ちゃんとともに参拝する形が一般的になってきています。また参拝する神社についても、氏神様にこだわらず自宅近くの神社や地域で有名な神社に参るケースが増えています。

参拝時に神職から祝詞を受ける場合は初穂料とよばれるお金がかかります。初穂料の相場は1万円と言われていますが、神社によって金額が決められていることがほとんどです。事前に電話で予約を入れる際にあわせて初穂料の金額を確認しておきましょう。

祝詞を受ける際は、本来は父方の祖母が赤ちゃんを抱っこします。ただし近年は母方の祖母や父親が抱っこすることも多いようです。

 

お食い初め

生後100日目のお祝いで、一生食べ物に困らないようにと祈願する行事です。尾頭付きの鯛や煮物、香の物、紅白餅などが並んだ祝い膳を準備します。赤ちゃんには出席者の中でもっとも年長の人が箸を取って赤ちゃんの口にちょんちょんとつけ、食べる真似をさせます。男の子なら男性、女の子なら女性が行うのが一般的です。

食べる真似を通常は3回させた後、続けて歯固めの儀式をすることもあります。祝い膳に氏神様の神社の境内で拾った石を歯固めの石として添え、その石を軽く触れた箸で赤ちゃんの歯茎にちょんちょんと当てます。石のように固く丈夫な歯が生えるようにという意味が込められています。

これらは両親をはじめ双方の祖父母や親族が集まって祝い膳を囲む食事会という形で行うことが多く、自宅だけでなく日本料理店などで行うケースも増えています。

 

初節句

子どもが健やかに成長するようお祝いする節句のうち、赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句を初節句とよびます。女の子が3月3日の桃の節句、男の子が5月5日で端午の節句です。桃の節句ではひな人形を飾ってちらし寿司や甘酒、はまぐりのお吸い物などを、端午の節句では鯉のぼりや兜を飾ってちまきや柏餅を両親や親族とともに食べてお祝いをします。

赤ちゃんが生まれて1~2ヶ月後に初節句を迎える場合は、まだ赤ちゃんの体力がなくお世話にも手がかかるため飾り物のみですませ、お祝いを兼ねた食事会は翌年の節句に行うことも少なくありません。

 

初誕生

満1歳の誕生日のお祝いのことを初誕生といいます。昔は生まれてもすぐ亡くなってしまう子どもが多く、1歳まで生き延びることはとてもありがたいこととされていたためお祝いをしていた習慣の名残りです。

これまでの行事とは違い1歳ともなると食べられるメニューが増えるため、赤ちゃんが好きなメニューを準備してお祝いすることが多いです。

また地域によってさまざまな風習があります。一升(約2㎏)の餅を背負わせたり踏ませたりする「餅踏み」「背負い餅」、文房具や電卓(昔はそろばん)、巻き尺、紙幣などを並べてハイハイの赤ちゃんが何を手に取るかで将来の職業を占う「選び取り」などが有名です。

誕生から1歳までのお祝い行事で気をつけることは?

喜びの多い1年ではありますが、次から次へと行事に対応しなければならないため気ぜわしさを感じることもあるでしょう。負担にならないためにも次のような点に気をつけるようにしましょう。

 

赤ちゃんの体調が最優先!

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ体の機能が未発達な部分が多いため、ちょっとしたことですぐ体調を崩してしまいます。たとえばお宮参りの時期が夏や冬にあたると体調が安定せず思ったように日程調整ができないといったことも珍しくありません。

お祝い事は確かに楽しみなものではありますが、何よりも主役である赤ちゃんの体調を最優先して進めましょう。

 

行事の計画は早め早めに!

特に初めての子どもだと慣れないお世話が毎日途切れなく続いて忙しく、なかなか時間の余裕がとれないものです。とはいえお祝い行事を行うにはいろんな準備が必要です。

行事を行う予定日や準備するもの、招待する相手と都合の確認、神社やお店や料理の予約など、日が迫ってきてから考えはじめるととても大変です。少し早いかなというくらいの時期から始めることをおすすめします。

 

無理しないことを意識しよう!

赤ちゃんの成長を日々感じながら進めていくお祝い行事は親にとってうれしいものです。しかし行事の準備や実行に多くの時間や労力をかけてしまいお母さんやお父さんが疲れてしまったのでは本末転倒です。

赤ちゃんのお世話で忙しかったり体調がよくないのなら、できる範囲で進めるようにしましょう。正式な方法にこだわりすぎず簡易な方法に切り替えたり、親族をたくさん呼ぶのではなく夫婦でささやかに行ったとしても、赤ちゃんの成長を心から祝い願う気持ちは変わらないはずです。無理をしないことを意識しながら進めていくようにしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんが誕生してからの1年間に行うさまざまなお祝い行事は、元気にすくすく育ってほしいという意味が込められた伝統的なもの。家族や親族のみんなが無理のないように楽しくお祝いしてあげたいですね。一番大切なのはお祝いする気持ちです。

 

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