「今日はきれいになって、帰っていただきたい」と、講座の始まりに嬉しい目標を掲げていた講師の曽根さん。今回の参加者がママであることから、忙しさの中でついつい大雑把になりがちなスキンケアを、少しのコツで続ければ、子育てを終えた時に差が出ると伝えていました。そして、朝はむくみがち、夜は乾燥しやすく、また、季節によっても肌の状態が変化していくことから、一年の肌リズムに合わせたスキンケアを行うことが大切だということを教えていました。

今回は一からのメイク講座です。少し抵抗があったようですが、参加者はメイクを落とすところからスタートしました。普段はクレンジングから化粧水まで全て手で済ませてしまうという方もいましたが、曽根さんはコットンを使うことをお勧めしていました。理由は手にも顔にも凹凸があるため、メイクや汚れを落としきれないことがあるからです。「顔の表面はラップフィルム1枚で覆われているようなもの。力を入れすぎず、お子さんに触れるように、やさしく落としましょう」と、目からウロコのアドバイスが続きました。コットンの使い方、季節によって変える化粧水の使い方など、スキンケアだけでもたっぷりアドバイスをお聞きすることができました。

いよいよメイクにとりかかります。すでに机には女性心をくすぐる化粧品がたくさん用意されていて、期待が高まります。

曽根さんはベースメイクのテクニックも丁寧に教えていました。乾燥、ベタつき、赤み、人によって肌の悩みは異なるため、肌質にあった下地、ファンデーション選ぶこと、また、付け方にもポイントがあるようです。

眉は人の印象を左右する大きなポイントになります。形によって見た目のイメージが変わるため、やさしい雰囲気が良いか、大人っぽい雰囲気が良いか、参加者はイメージを伝えました。2名のスタッフがサポートに入り、参加者はお手本を見ながら、集中してポイントに耳を傾けていました。

美しく眉が整うと、集中から紐解かれたためか、参加者の笑顔が増え、さらに和やかな雰囲気で講座は進んでいきました。

次はアイシャドウです。1つのアイシャドウでグラデーションが簡単に描けるという新アイテムを使いました。さまざまなカラーがあるので、それぞれが好きなカラーを選び、美しい目元をつくりました。

途中、参加者の質問にスタッフが丁寧に答えてくれるので、安心です。

アイラインは大きくリキッドタイプ、ペンシルタイプの2種類ありますが、これも好みのアイテムを使いました。ちなみに、初心者にはペンシルタイプがお勧めなのだそうです。正しい使い方はもちろん、失敗した時の対処法も教えてくださったので、参加者は失敗を恐れず、チャレンジ。満足できるラインを引くことができました。

まつげは長く見せたいか？濃く見せたいか？のどちらかでつけ方が変わるそうです。手鏡を持ちながらきれいにマスカラをつけることができ、参加者はどんどん美しくなっていきました。

チークは小顔効果もあるとのこと！「ぜひ、つけていただきたい」と、曽根さん。チークをつける場所によって印象が変わるため、それぞれ、なりたい自分に近づけるベストポイントを教えてもらっていました。

最後はリップです。無数にある店内のリップの中から、スタッフがお勧めのアイテムを用意していました。好きな色を選んでブラシを使って丁寧につけたら、メイク終了です！

「みなさん、女性度があがりましたね！」と曽根さん。みなさんもさらに美しくなったお互いの姿を見て笑顔に。参加者は90分みっちり、スキンケアとメイクについて知ることができました。最後、きれいになるためのお茶と黒酢をいただきながらほっとひと息つき、お互いを褒め合いながらリラックスしました。

最後、参加者に感想をお聞きしました。

「今まで自己流だったので、たくさんの発見があった」

「知らないテクニックを教えていただき、役に立った」

「正しい眉の描き方を教えてもらってよかった」

「皮膚はラップフィルム1枚の状態、ということに衝撃。とても勉強になった」

みなさん、満足できた講座だったようです。

曽根さんは「みなさんの笑顔が増えると、私も元気をもらいます。ぜひ、お化粧する楽しさを知ってもらいたい」とのこと。美容についての質問などにも答えることができる化粧品専門店の良さを利用して、ぜひ、気軽に足を運んでもらいたいとおっしゃっていました。
メイクの違いもありますが、講座が始まる前と後では表情が異なり、参加者はとても明るく、自信に満ちた「素敵な顔」をされていました。メイクをすることで、中からきれいになることを実感できた美容講座でした。

あすか本店